東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

阿波踊りの旅~阿波踊り編

2010年09月23日 09時41分30秒 | ひとり旅の話
いよいよ阿波おどりである。阿波踊りの起源は諸説あるが、私は蜂須賀家政によって徳島城が落成した時,その祝賀行事として城下の人々が踊った「築城起源説 天正15年(1587年)」が好きである。踊り続けて400年、今や日本はもとより世界にも名高く、2004年アテネ五輪で銀を獲得したシンクロの衣装や音楽にも阿波踊りが採用されている。



阿波踊りは毎年8月12日から15日までの4日間開催されるのだが、徳島県民の人口26万に対して県外から一日約35万人が訪れるほど大きなイベントである。先輩の言っていた「尋常ではない祭り」の意味が遅ればせながら分かる。



会館の2階にある「阿波おどりホール」に入る。専属連「阿波の風」が歴史から踊り方等を40分間に渡って解説・実演をしてくれる。踊りや音楽は当初かなり地味であったが、終戦・高度成長を経て現在のように「魅せる」踊りに変化して行った経緯もなかなか興味深い。そして目の前で初「おどり」を披露される。指先からつま先まで男女共「粋」で「いなせ」でとても格好良く、目頭が熱くなるほどの感動を覚える。「これを観るためだけにわざわざ徳島まで来たんだよ~」と心の中で叫ぶ。



とにかく踊り手さんたちの笑顔が良い。見ているだけでこちらも楽しい気分になる。途中で椅子に座ったまま踊りの練習を見学者全員で行う。「男踊り」「女踊り」の二種類があるのだが、単純な二拍子で簡単そうに見えてこれが実際に踊るとかなり難しい。



そして最後には見学者全員がステージに上がり、阿波おどりを体験する。先程少しは練習したものの、立ち上がるとどうも勝手が違い、私の踊りはとても格好が悪くてどんくさく、綺麗に「阿波踊って」いない。難しいものだな~と客席に戻ると、参加者の中でいつの間にかレイを掛けられている三名がステージに残り、表彰されていた。そんなシステムがあるなんて・・・リベンジを心に誓う。

それにしても何とも魅了される踊りと音楽である。これが男性だけ、女性だけまたは単独ならばこれほど私を惹き付けなかっただろう。「連」と言う各グループの特色と揃いの法被、息の会ったフォーメーション。そしてその裏にはかなりの練習量が想像される。それらを含めてこれだけたくさんの人々に感動と元気を与えてくれるのだろう。

と言う事で来年は必ず開催時に行こうと強く心に決めるのであった。

有限会社やな瀬不動産
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阿波踊りの旅~周遊編 | トップ | 阿波踊りの旅~眉山編 »
最新の画像もっと見る

ひとり旅の話」カテゴリの最新記事