ヨツバヒヨドリバナにコヒョウモンとキタベニヒカゲ。
20XX-8-9(日) 晴れ 強風 26℃
この日、朝からこれまでこの時期は未調査であった北見市近郊の林道を3本まわってみた。目的はキタベニヒカゲの新産地を発見することだ。
この日は猛烈な強風が吹いているのだが気温は高い。山間の林道は風が入らず一見穏やかだが、山の上、高い木々の梢はゴウゴウと強風の音がする。
沢筋に陽が差し込むと蝶たちが飛び始める。
この時期、まず狙うのは今が盛りの花を咲かせているヨツバヒヨドリの群落だ。
この時期発生する蝶たちの多くはこの花で吸蜜するために集まってくる。
始めの二本の林道は植林地が多くあまりたいした蝶が見られず、もちろんキタベニヒカゲはいなかった。
最後に入った林道は最も自然度が高く植物相が豊かで、林床にはあちこちにキタベニヒカゲの食草のスゲの群落が見られる。
強い日光があたるかなり規模の大きいヨツバヒヨドリ群落があった。
午前10時。ここは気温が高く風もこない。コヒョウモン♂♀があちこちでヨツバヒヨドリバナに吸蜜している。
きっといるぞと思っていたら、やっぱりいました。キタベニヒカゲの♂たちがメス探索飛翔の合間にヨツバヒヨドリバナに吸蜜にきていた。
遠くからみると黒い蝶が飛んでいるようにしか見えないのだが、近づくと鮮やかなオレンジ紋がきれいだ。
遠くから林道沿いにやってきてはヨツバヒヨドリ群落でしばらく吸蜜して、また飛んでいってしまう。
吸蜜中のところをせっせと撮影した。
ここでは、最終的に合計6♂♂がやってきたが、その後は飛来がなくキタベニヒカゲはいるものの大産地というほどのものではなかった。
♂は新鮮個体であったが♀はみられず、これから羽化してくるのか、もしくは実際の発生地は多少はなれたところにあるのだろうか。
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