湘南の夏を彩る恒例のイベントの「第8回藤沢宿・遊行の盆」が、26日から28日まで3日間にわたり藤沢駅周辺、遊行通り、遊行寺で開催され、大変な賑わいとなっていました。
鎌倉時代に一遍上人が創始された遊行寺の念仏踊りが盆踊りのルーツであるという説から、「遊行踊り」が創作されて、今年は第8回を迎えすっかり市民踊り大会とて定着したようです。
最終日の昨夜は、近くの遊行寺会場へ行ってみると、早くから多くの市民が集まり、今年も秋田県の西馬音内盆踊りや郡上踊り、高円寺の阿波踊りの連とのコラボレーションもあり、例年以上に盛り上がっていたと実感した。
境内には、多くの見どころがあり一回りしてみると、本殿の裏山には、宇賀神社がありその背後には可愛い銭洗い弁天さまが鎮座して裏山から水が滴りおちています。
本堂前の喧騒から離れた清々しい空気が漂っていました。
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その横には、遊行寺の歴代上人の御廟所があり、ひんやりとした静寂な雰囲気でした。
本堂前の大イチョウ広場に戻ると、遊行ばやしに乗って市民盆踊りが始まっていました。
顔見知りの顔も多く見られ 「揃ろた揃ろた 踊り子が揃ろた 秋の出穂より まだ揃ろた さあさ皆様 踊ろじゃないか・・・」と、やぐらを囲んで大きな輪が拡がっていました。
遊行ばやしの唄には、地元の地名や歴史が歌われており、親しみを感じつつ多くの家族連れなど市民が参加されており、輪に入ってみたが振り付けは簡単ではなかったですね (>_<)
やはり踊りやすかったのは、炭坑節と東京音頭が一番でしたね
前日行われた遊行ばやしコンテストでは、25チームが参加していたが、優秀賞を獲得したジュニア・ジャギーチームが、可愛いジャギーダンスを披露して大拍手を受けていました。
毎年、友情出演している秋田県の国重文に指定されている日本三大盆踊りの「西馬音内盆踊り」では、勇壮なお囃子と音頭に乗って 編み笠と独特の頭巾を被った衣裳での優雅な踊りには、観衆からはカメラの放列を受けて魅了されていました。
「タカサッサ~ ドッコイナ~・・・」の軽妙な音頭も楽しめました・・・
続いての出演では、今年初めての参加となった高円寺の阿波踊りでは、朱雀連の元気あふれる勇壮な踊りと早いテンポに観衆も引き込まれるほどでした。
阿波踊りが終わった後の市民盆踊りでは、「踊る阿アホに見るアホ、同じアホなら踊らなソンソン・・・・」にすっかり魅了された観衆は、広くない会場一杯に5、6重の輪が出来て時を忘れて大変な盛り上がりでした。