東京藝術大学美術館で開催されている「ありのままのアート展」を鑑賞後、上野公園の名所をブラ散歩していました。
藝術大学の学内には、旧東京美術学校や旧東京音楽学校の名残を感じる素晴らしい建物が保存されていて日本の芸術の美を感じられる文化財となっていました。
正門近くの正木記念館は、お城の門のような和風様式の建築で、赤いスクラッチタイル張りの陳列館と共に、芸大らしい趣ある建築物で、その二つの建物に挟まれた正門は、お寺の黒門のようなデザインで驚きでした。
構内の散策は制限されていましたが、美術館裏には、樹齢数百年の巨樹「シイノキ大樹」も見られアートな姿を見せています。
旧音楽学校の「奏楽堂」は、この日は閉館されていましたが、日本最古の様式音楽ホールで約10年前に内部を見学しましたが、演奏用のパイプオルガンなど楽器が展示されているようです。
奏楽堂の近くの東京国立博物館には、因州池田屋敷から移設された重要文化財の「旧因州池田屋敷表門(黒門)」が見られ、今も江戸の名残を感じる武家屋敷の姿がみられます。
黒門の先には、日本で初の美術館である「表慶館」のドームの屋根が見られ、そのコバルトブルーの色のデザインも芸術ですね~
国立科学博物館前には、巨大なシロナガスクジラが空から池に飛び込むような姿のモニュメントが展示されています。
上野西洋美術館の前庭のカレー市の歴史を描いたロダン作の「カレーの市民」像
希望を失い地獄へ向かう「地獄門」
春は桜咲く名所ですが、上野公園のアート作品の散歩道を堪能していました。