大船駅近くの鎌倉大船のシンボルとなっている大船観音寺境内を散策してきました。
大船観音寺には、竣工67年を迎えた福井の永平寺にゆかりの曹洞宗のお寺で、本尊の「聖観世音菩薩」が祀られ、境内には第二次世界大戦の犠牲者を弔う「原爆被災祈念碑」・「戦没慰霊碑」が設置され、観音思想の恒久平和を願う寺院となっています。
南無観世音菩薩の幟が掲げられた長い急坂の参道を経て山門へ向かいます。
山門の先の階段坂の先には、優しい表情の白衣の観音様がお迎えでした。
菩薩様の胎内には、祭壇に祀られた観音像や千体仏が納められて、心身共に洗われる聖なる雰囲気となっています。
観音像の周りの展望テラスからは、大船駅付近の街並みが見渡せるビューポイントとなっています。
大船観音寺のご本尊「聖観音立像」が祀られている「慈光堂」
「子育て・厄除け地蔵」
原爆戦没者の慰霊碑前には、第五福竜丸の被爆石遺品や千羽鶴を刻んだ橇や原爆の火の石鳥居など平和を願う祈念碑が設置されています。
大晦日の除夜に突かれる「大梵鐘」
大船観音寺の参道したの表門の近くには、厄除地蔵や延命地蔵などの供養塔が設置され、歴史街道となっています。
大本山永平寺や総持寺とは異なる境内の雰囲気の中で、観音像や慰霊碑が立つ平和の丘で湘南の平和を祈願していました。