MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

第35回 白峰社書展

2017年12月20日 | アート・文化
「第35回 白峰社書展」が国立新美術館で開催されており、今年も知人から案内をいただき観賞してきました。


白峰社は、関東地区を中心に全国の書道家の現代書を研究されておられる書道家団体で毎年作品展を国立新美術館で開催されていますが、今年は例年になく観客が多く広い会場には書道愛好家などで賑わっていました。


今回も、役員作品と一般公募作品合わせて約430点の大作が出展されていました。

書道には、書いたことも無く余り縁がありませんが、漢字・かなの古典的な書道から近代詩文の現代書、前衛書など様々な書風があり実に奥が深く、絵画などと同じように現代アートの『書』の素晴らしさを実感する機会となりました。

入口近くには審査員各位の名作が並び、書体や詩文の豪華な表現に圧倒されながら見入っていました。

「連絡船からあてもなくおりていけば命は銀色跳ねながら~・・・」と演歌の情景のような詩文にも感動を覚えていました。


知人の作品では、薄墨の流れるような書体で「合歓の花 暮れゆく山を優しゅうす・・・」「知識に加えて感覚も磨けばものごとの真価にちかづく・・・」とその優しい情景を想いつつ観ていました。


広い会場を巡りながら大作を観ていたが、壁一杯に展示されている超大作では、ダイナミックな力強さや限りない文字の芸術の美が書かれていました。
「花 謝樹無影 今は自分にとって・・・」「君よ春がくるのだ冬の後には春がくるのだ~」




今回は、古典臨書の作品も中国編と日本編で42点が出展されていました。
素晴らしい現代書道も最初は古典を書く「臨書に始まり臨書に終わると・・・」言われ、絵画のデッサンと同じようですね。


書家の皆さんとしばし交流して改めて現代書道の奥深さを感じて会場を後にして、丁度同じ新美術館で開催されていた「雪舟国際美術展」を観ていました。
 こちらでは、水墨画を中心に約250点の書画が展示されていました。





多くの作品を見ながら書と共に絵画も色々な画風があり、そのアート作品に見惚れていましたが、猫ファンにとって可愛い猫画の素晴らしい表現に感動しました。


書道や水墨画などアートの素晴らしさを実感した一日でした。

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