ふるさと福井探訪の後半は、越前勝山の「越前大仏」を訪れてきました。
昭和時代の後半に落慶された大師山清大寺の広い境内には、大仏様をはじめとして五重塔、大仏殿、九竜壁など見どころ多い壮大な景観が見られましたが、境内には参拝客も少なく静かな雰囲気が感じられました。
門前町のお店も全て閉館されて人影も少ない寂しい景観でしたが、通りには願懸け地蔵さんが和やかな姿でお迎えしてもらいました
大門では、約8m近い巨大な仁王像の姿も見られます。
大門や大仏殿前の両側にも6体の雄姿な仏像が並び独特の仏の世界を感じる空間が創り出されています。
大仏殿は、高さ52mの鉄筋コンクリート製の重層寄棟のデザインで、屋根上には一対のとびの尾が金色に輝いています。
大仏殿前の狛犬さんも親しみを感じさせる姿を見せています。
大仏殿の大仏座像は、座高17mで奈良大物を上回る日本一の大仏で、光背も金色に光り輝く端正な姿が見られます。
大仏の両側には、菩薩像・羅漢像が2体づつ並び脇侍仏として鎮座しています。
大仏殿の三方の壁には、11段の棚が設置されて大小約1280体の小仏が安置されていて、想像を超える仏さまの空間となっています。
大仏殿の北側には、高さ75mの五重塔が聳え立ち、裏山を背景に日本一の壮大な姿が見られます。
回廊を経て九竜殿へ向かうと、越前の九頭竜川に因んで瑠璃瓦で作られた壁に九頭の龍が戯れた姿が創られています。
回廊の周辺にも、多くの仏像が並び周囲の紅葉と共に、心癒される光景が拡がっています。
壮大で圧倒的な光景の中で静かで温かい仏の世界の雰囲気を堪能していました。
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