節分を迎え、各地で節分恒例の豆まきが行われますが、湘南の鎌倉建長寺と藤沢遊行寺で節分追儺式が開催され、福を呼ぶ福豆拾いに行ってきました。
建長寺の総門には、「巨福山」の扁額が掛けられ、ミツウロコの寺紋の幕が架けられていて、大きな福をもたらす寺と言われており、期待も膨らみ福豆拾いを期待していました。
大きな三門も風格ある景観で、楼上には、五百羅漢などが設置されているそうで、門下を通ると心が清浄になると言われる聖なる門となっています。
豆撒きが行われる法堂横へ向かうと、紅白幕で囲まれた豆まき舞台が出来ており、この日は、残念ながら小雨降る日でしたので、豆まきは実施されず、法堂内で福豆が数量限定で配られることになり、長い行列となっていました。
毎年、豆まきが行われる法堂の舞台では、約30分の伝統の江戸芸のかっぽれ踊りが奉納されて、寒い雨を受けながら勇壮な踊りを見ていました。
踊りが終わった後、約30分待ちでしたが、堂内でお坊さん、ミス鎌倉、年男・女などから、福豆が配られ、配布された福豆の中に、記念品が入っていて今年も記念のカレンダアーや福もち、福菓子などを授かり、新年の福を感じていました
福豆を授かった法堂近くの境内の貴重な文化財を見ていました。
仏殿では、本尊の地蔵菩薩坐像が安置されており、室町時代の座高2.4mの巨大な仏座像で、天井には格子天井の花鳥図が描かれており、欄間の彫刻など荘厳な雰囲気が漂っていました。
三門の横には、建長寺創建された残る梵鐘が珍しい茅葺の鐘楼にかけられて、国宝に指定されています。
仏殿の前庭には、ビャクシンの古木が7本立ち、その幹や枝ぶりには他では見られない姿でかながわ樹木百選に選定された格式ある景観が見られます。
建長寺で福を貰った後、藤沢の名寺の豆まきに期待して、遊行寺へ向かいました。
遊行寺のエントランスの惣門(黒門)から参道のいろは坂を進み「節分会」の豆まきが開催される本堂前に向かうと、遊行寺も雨上がりでしたが、豆まきは行われず、本堂前には、長い行列となっていて、約40分待ちで、本堂まで関係者から福豆が配られ、期待した記念品もありませんでしたが、新年の福を期待して福豆を授かっていました。
遊行寺のシンボルツリーの巨木のイチョウの木も、樹齢700年の歴史感ある冬の姿を誇る姿がみられます。
遊行寺でも多くの福豆を授かり、希望が膨らむ一時でした
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