MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ぶら散歩~柴又帝釈天

2021年10月27日 | まち歩き

フーテンの寅さんの故郷の柴又帝釈天を散策してきました。

柴又駅前には、柴又のシンボルである「男はつらいよ」の旅に出る「フーテンの寅さん」が、寅さんを見送る「さくらさん」のを振り返りながら出かけてくるぞ~と呼び掛け、サクラさんも気を付けて行ってらっしゃい~と見送るお別れのシーンが演出されています

寅さんの左足に触れると縁起が良いと言われていますが、左足はピカピカに光り輝いて多くの参拝客の人気スポットとなっています。

帝釈天参道では、伝統の風情を感じる名店が並びますが、コロナ禍の収束が見える中で参拝者の姿も戻ってきているようでした。

参道入口には、帝釈天王安置の記念碑の石碑が立ち、聖域となっています。

石碑の下には狛犬ではなく可愛いお猿像が何かを見上げていますが、気を付けてね~と語りかけてくれました

約200mの参道では、名店が軒を連ねて江戸の風情を感じさせる光景も見られます。

参道の先の「二天門」は、入母屋造りで創建125年の唐破風の素晴らしい楼門で、日光東照宮の陽明門を模した豪壮な構えのデザインで門の周りには木彫りの彫刻が飾られています。

帝釈天のご本尊を祀る帝釈堂は、拝殿と内殿を繋いだ権現造りの荘厳な建築で、瑞龍の松と共に華やかな姿が見られます。

「瑞龍の松」は、樹齢450年を過ぎて大きく枝を伸ばした素晴らしい景観となっており、東西南北に長く枝を延ばし昇龍が這うような姿が見られ、都の天然記念物にしていされています。

手水舎では、三人の童子が手水鉢を重たそうに支えています。

祖師堂(本堂)も帝釈天の歴史が刻まれたお堂で、彫刻や屋根の飾りなど趣ある姿が見られます。

本堂前には、観音菩薩像と大日如来像が聖なる姿で並んで鎮座されています。

彫刻の寺とも言われる帝釈堂内殿の彫刻ギャラリーでは、素晴らしい木彫りの胴羽目彫刻の大作が飾られています。
これらの彫刻は、法華経の説話から選ばれた題材を元にして彫られたものだそうです。

「三車火宅の図」

「多宝塔出現の図」

また、帝釈堂下部の回廊には、素晴らしい龍の彫刻も施されていて、流動感溢れる素晴らしい作品に感動する空間となっています。

ギャラリーの出口には、愛染明王などの彫刻も飾られています。

帝釈堂の裏には、「邃渓園(すいけいえん)」と呼ばれる日本庭園があり、渡り廊下を巡りながら池の周りの松やつつじなど日本庭園独特の静寂に包まれた光景を望みながら一休みしていました。

一休みして釈迦堂へ戻ると、手水舎の周りには、御神水や霊水が流れる岩に多くの白蛇が見守りパワースポットとなっています

二天門の左手には、四手先の舛組と木彫を施した方一間袴腰付きの「鐘楼堂」があり、昭和の名鐘と言われ、毎日、朝・夕に柴又の街に音が響きわたっているようです。

柴又の寅さんの街や帝釈天の彫刻などを堪能しながら昭和にタイムスリップしていました。


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