夏の陽気のような快晴の一日の中、東京文京区の根津神社のつつじ苑を見てきました。
今年は、コロナ禍でつつじ祭りは中止となっていますが、都内有数のつつじの名所となっており、神社境内には約100種類、3000株の色とりどりのつつじが咲き誇る見応えある景観で久しぶりに訪れてきました。
根津神社は、日本武尊の創建したと伝えられる1900年の歴史ある古刹で、江戸時代に五代将軍徳川綱吉が建立した社殿や唐門など多くの建造物は、重要文化財に指定されています。
せせらぎの神橋の先には、入母屋造りの豪華な楼門や唐門など格式高い姿が見られます。
拝殿には、卍巴の神紋や金色の飾りが輝き漆塗りの美しい景観が見られます。
唐門と透塀も重要文化財の重さを感じさせられます。
拝殿の西門を出ると、乙女稲荷と称する稲荷神社があり、朱色に輝く社殿と千本鳥居がパワースポットとなっているようです。
つつじ苑では、満開時には赤や白のつつじが斜面を埋め尽くしていますが、今年は暖冬のせいで、例年より10日程早く開花したそうで、大半は散り始めて名残の姿でした。
一部のつつじは深紅や白花とアイリスがコントラストに美を競っています。
つつじ苑の散策路周りは、名残の花が丸い姿で並ぶ光景も見応えある光景でした。
遅咲きの花も鮮やかに咲き誇っています。
乙女稲荷神社の外れには、江戸時代の歴史が刻まれた「寒の大神碑」や六基の庚申塔が設置されています。
楼門脇の池には、数匹の亀が甲羅干しする姿も見られます。
東京十社にも数えられる根津神社の春の雰囲気を堪能して、谷中巡りを続けていました【続く】
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