「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「窓辺の……」

2009年10月20日 | 季節の移ろい・出来事
草花に宿る夜露をきらきら輝かせる陽差し。
窓ガラス越し、斜めに差し込む陽差しは、深み行く秋を部屋の奥深くまで忍び込ませる。

出窓に飾られた一輪のキンモクセイ。わずかな一輪が家中を秋の香りで満たす。
「一輪挿し」日本人の好む、花の風情を引き立たせるお華の道の一つである。
色濃く伸びる影はなんとはなしに、物の哀れを感じさせる。

          白露に 風の吹きしく 秋の野は
          
                       つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける  

                 (文屋朝康、ぶんやのあさやす)

朝、草の上に水晶の玉のような白露がおりている秋の野。その秋の野に、風がしきりに吹き寄せるたびに、糸にとおしてつなぎとめてない水晶の玉が、きらめきながら散りこぼれていることよ。 秋はなんとなくもの悲しいものよのー…。

という心境を唄ったものと思し召せ。

先日、カミサンが出かけた「天橋立」で買い求めたという一輪挿し。季節の移ろいにまかせて、色んな花を一輪窓辺で楽しませて欲しいものだ。

アンタがやれば…とは言わないんだよねーこれが……。
                                   
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい