「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「さいしょはグーッ!」

2009年11月30日 | つれづれ噺
ものの順番を決めたり、簡単な勝敗を決めたりするときに、手の指・手のひらを使って、グー・チョキ・パーで勝ち負けを決める一種の勝負事、「ジャンケン」。

小学校3年生の兄ちゃんと1年生のカー君では、たいていの場合兄ちゃんが勝つ。

カー君には勝負にかける執着があまりない上に、シャープさに欠ける。
その点兄ちゃんは、油断もスキも一瞬に突いてくる鋭さ・執念がある。

ジャンケンとは面白い。グーより強いのはパー。パーより強いのはチョキ。チョキより強いのはグー。そしてまた同じことを繰り返す。
逆を考えてもやっぱり面白い。グーより弱いのはチョキ・チョキより弱いのはパー・パーより弱いのはグーとなる。言うまでもないことだが。


グーは石のように固くて強そう、だからチョキには勝つ。しかし大らかなパーには負ける。
チョキはハサミのように鋭く、大らかなパーは切り裂くがグーには勝てない。
パーにも同じことが言える。

まるで人の世を見せつけられているような心地がする。
世の中とはこのように、一人だけが完全に強くて絶対的な存在である…などということはあり得ないのだろう。

一方に強くてももう一方には勝てない要素を秘めている。逆に、一方には勝てなくても他方には勝てる。
つまり人間の輪廻みたいなものだ…などと悟りを開いたようなことを言ってみる。

人間勝つことが全てではない。勝ちの脇には負けが控えている…これがジャンケンの妙味なのだろう。
11月も今日で終わる。明日から今年最後の月、ジャンケンで占ってみようかな…。

        ( 写真: チョキとパー…やっぱり兄ちゃんの勝ち… )
コメント (12)
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