「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「いわくにの特産」

2010年06月22日 | 季節の移ろい・出来事
よそのレンコンより穴の数が一個多い九個で、吉川家の家紋である九曜の紋(くようのもん)とよく似ていることから、藩主をえらく喜ばせたという逸話も残されている、ご当地特産「いわくにレンコン」。
                   
           吉川家、九曜紋          岩国レンコン

田んぼに張られた水面から葉っぱがようやく顔を出し、つい先日まで幼い子どものようにお行儀よく「前、ならえっ」をしていたのに、夏至を迎える頃になると一気に成長してきた。
その青さ、葉っぱの軟らかな匂いがたまらなくいい。
            
           まだ幼いまん丸い葉っぱも    茎にへばりつくタニシの卵

吉川家13代に及ぶ歴代藩主によって瀬戸内海沿岸の干拓事業が進められた。
特に現在の南岩国駅南側に広がる見渡す限りのハス田は、我が家の周辺などのハス田とも合わせて、その作付け面積は全国第5位を誇っている。

中でも干拓地で生産される岩国レンコンは、粘り含んでまさに全国屈指の美味しさと言われている。
その秘密は、耕地が海岸に近いことから、微量の伏流塩分が素朴な味のレンコンに微妙な味付けをしているからとも言われている。

そして毎年のことながら、この時期の特徴として、レンコンの葉っぱの茎にへばりつくようなピンクのソーセージ。
また、田んぼを仕切る石垣にもピンクの色模様を付けたように至る所、タニシの卵が見られる。
実ったレンコン同様、全国に発信したいこの時期の岩国の風物詩でもある。

          
            石垣に無数に張り付くタニシの卵
コメント (15)
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