「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「木に竹を接ぐ」

2010年06月14日 | つれづれ噺
「調和や釣り合いがとれないこと」「不自然で筋が通らないこと・有様」
「条理の通らないこと」「前後不釣合い」「不調和なこと・つじつまが合わない」
このような状態を、端的な言葉で表すのが「木に竹を接ぐ」という。

そのような実例が、今まさに目の前で展開されている気がしてならない。

看板をすげ替えて当面の目先を変える。目新しさに期待を寄せる人心を煽って、途中経過も実力のほども見せないうちに、名の売れたタレントを担ぎ出し、ワイワイ大騒ぎの中で国政選挙を実施する。
子供の喧嘩のような、自分を優位にするため相手を煙に巻く手練手管が見え見え。
我々国民の為にもう少しは真摯な努力をする紳士の心根がある集団かと期待した分、失望が大きい。

そのカン(間・菅)、前任者が破綻に追い込まれた肝心な普天間基地など今後の国民生活の安心安全・アメリカとの同盟関係の展望などは、多くが語られないまま。
当然ながら、これまで通りの路線を継承するのだと思うが、はたまた出来もしない新たな方法論をブチ上げて選挙用の空約束だけはするべきではない。

『政権交代から8ヶ月余りで退陣した鳩山政権の失態への強い反省は伝わらなかった。首相交代を招いた米軍普天間基地飛行場移設や「政治とカネ」の問題にはほとんど触れず、政府が策定中の新成長戦略の説明に時間を費やした演説は、さながら参院選をにらんだ政策アピールとなった』 6月12日 朝刊

大きな杉の切り株の皮と幹の間から逞しく伸びる笹の葉を見て「木に竹を接ぐ」ことも可能??などと思ったら、つい今の世相とダブって気になった。

       ( 写真:大きな杉の切り株から逞しく伸びる小さな竹 )
コメント (6)
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