Wカップトロフィ 今大会公式ボール
今回ほど熱心にサッカーの試合を見、応援したのはいつ以来のことだろうか。
長女が小学校のとき、サッカースポーツ少年団に入っていた。この時は応援した。北風の吹き抜ける寒い河川敷き、炎天下の学校グラウンドなどなど。必死になって声を枯らした。
長男はソフトボールのウインドミル投法を駆使するエースだったためサッカーとは縁が切れた。
そしてここ4年ばかり、孫兄弟の、特に兄ちゃんが持ち前の瞬発力でサッカーボールを追っかける姿に声援を送っている。が、所詮どうしてもプロ野球の方に目が行ってしまう。
そんな私が、このたびは色々あって、珍しく熱く・必死になって日本チームを応援した。
本田圭佑選手の執拗な左足から蹴り出されたボールがネットを揺らしたときは、鳥肌の立つ思いで、テレビ画面に拍手を送った。
「意外と落ち着いて決めることができた」という試合後のインタビューに答える姿に風格さえ感じた。
遠く日本を離れ、ロシアリーグ・CSKAモスクワというチームに所属して、プロとして活躍する選手の、気負いのない底力みたいなものを感じさせられた。
山口県、周防大島町というとなり町出身、岩政選手の勇姿は昨夜は見られなかったが、身近な町からご当地選手が世界に出ていったという誇りも、応援する気持ちに弾みを付けたのだろう。
さて次はオランダ・デンマーク。
どんなドラマが・どんな勝負の綾が隠されているのか楽しみだ。