一本の根っこから五つの頭を出した、タマネギの突然変異(中央)
毎年同じように肥やしを入れ、草を取り、同じように畑を作る。
同じ時期に苗を植え、同じように手塩に掛けて育てる。分け隔てなど全くない。
なのに、地球という大地は時々イタズラをする。とんでもない作物を見せてくれたりする。
今年もタマネギを収穫した話は先日アップした。その時のこぼれ話をひとくさり・・・。
赤タマネギ150本植えた。そのうちの1本に面白い形をしたものが見つかった。
ごく普通に抜き取っていったうちの1本である。
なんとタマネギと言うにはおこがましい、らっきょうが5個固まったような珍しい姿。
間違いなく一本の根っこから、5個の頭をのぞけている。
同じように手を掛け、同じように育てたつもりでもこのようなことは起こり得る。
色も匂いも全く普通の赤タマネギと同じ。ただ、お互いが成長するために、しのぎを削り合ったとみえて、5個がそれぞれ発育不全のラッキョウもどき。
タマネギとしての商品価値もなければ、食材としてテーブルに載ることもない。
しかしこうして、写真に撮られ主役としてブログに登場するという価値を持っている。
大地も大海も、地球という一つの星の中で、時としていろんなイタズラをする。
その偉大な力の前に人間は為す術もないこともある。が、元々そんなにヤワではない。
いつも地球のイタズラに対抗して今まで生き伸びてきたのだ。負けてたまるか・・・。