昨夜来の大雨で増水、河原が狭くなった錦帯橋
6月第2土曜日、年に一度の恒例行事。定年退職者の会総会及び懇親会。
心配された雨も朝の早い時間に上がった。予定の雨量を昨夜のうちに全て降らせたものか、結局一日中梅雨晴れに恵まれた。
岩国工場定年退職者を完全掌握すると、いったい何人になるのだろう。
年会費を納入し会員資格保持者が、目下600人。そのうち今回は164人の参加。これは例年にない少ない人数である。
定年退職9年目、実質10回目の出席となる今回。周囲を見回してみると、我々同期以降のいわゆる後輩に当たる顔ぶれが少ないことに驚く。
いつまでたっても周囲には先輩がほとんどで、なんかしら新兵さん気分が抜けない。といって小さくなっているわけではない。
最近の世間を反映しているのか、このような任意の定年退職者の会などに関わりたくない人も少なくないようだ。それほど、会社に対する愛着なども希薄なのだろうか。
それとも、定年が見え始めた高齢者に対する会社のやり方に不満があるのだろうか。
まあ人それぞれ。無理に勧める会ではないかもしれないが、山口県高齢退職者団体連合などに言わせると、年に一度の総会・懇親会が行われ、これほど多くの参加者があることは「垂涎の的と目されている」との声も聞かれる。
確かに、長い間同じ釜のメシを食った者同士、一年ぶりに顔を合わせ、消息の確認や思い出話に興じるのも決して悪くはないと思うのだが。いや、大きなお世話かも。
今回は特に、東日本大震災で大打撃を受けた石巻工場への直接的支援という重要案件もあって、何がなんでも参加しておきたかった。
一旦は自粛を提案した会に対して、工場サイドは「是非実施し、石巻の現状を見てもらった上で、今後も当社発展に協力頂きたい」ということで実施に踏み切ったという。
今、会社に対して何を貢献しているとも思わないが、会社の名前を汚さないよう生きていること自体がそうなるのかな~と思うことにしよう。