「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「1975年」

2011年06月13日 | 思い出話

       

1975年、昭和50年10月15日。
忘れもしない、広島カープ悲願の初優勝を成し遂げた年である。
「エッ? カープって優勝したことあるの・・・?」などとおっしゃいますなよ。

エース・外木場義郎、20勝。エース・池谷公二郎、18勝。そして今夜の主役、三人目のエース・佐伯和司、15勝。
3人合わせただけで53勝。優勝して当然といえば当然の投手成績である。
首位打者・山本浩二。鉄人・衣笠祥雄。リーグを代表するスラッガー二人。
やはり、勝つには勝つだけの役者が揃っていた。

それに比べて・・・おっとっと、今のカープの話などするつもりはない。
話したいのは、カープ初優勝当時の3人目のエース佐伯和司投手。
今年59歳になったという。その彼が、数々の華々しい活躍の面影を大切にしながらも、今、岩国市の片田舎にある硬式少年野球チームの監督に就任したという。

プロ・アマの積年の確執がようやく溶けて、身の振り方が自由になった元プロ野球選手。色んなところで色んな形の指導者になっている。
佐伯和司氏もその一人。指導理念は「勝敗より人間教育重視」。
そして指導の基本は、プロの世界で監督達が教えた「やってみせて、言って聞かせて、させてみて、褒める。これが一番」と。

確かにどこかで聞いたセリフだが、若い人や子どもを指導する基本は、どこまで行っても変わりはないと言うことなのだろう。
現役時代は、ビッグマウスというあだ名の通り、厳しい言動もあった。それらを反省しながらの今回の少年野球指導である。言葉だけでなく、人間教育を実践して欲しいものだ。勝つことも大切だが、負けることも教えるべきである。負けの中から次に負けないために学ぶことは決して少なくないと思っている。

その昔も必死に応援したが、今回もやはり応援したくなる。
フレーフレー!佐伯!! フレーフレー!教え子!!

  ( 写真 : 文とは全く関係ない、少年ソフトボール大会in岩国 )

 

 

コメント (8)
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