衆議院解散、16日の投票に向けて舌戦最高潮に・・・。
各候補、地元選挙区に帰って票集めに余念がない。当たり前の事である。議席を失えばただの人。ましてや現役の先生にとっては議席確保のためならなりふり構わず・・・。
と言うわけでもないのかもしれないが、とんでもない「これだけは口に出したらおしまいよ」と言った発言が飛び出してくる。こともあろうに、一国の内閣を背負って立つ人の口から。
ようやく自らの選挙区に帰って選挙運動に精を出す官房長官に「次回はいつ選挙区に帰られますか?」という記者が質問する。「北朝鮮がさっさとミサイルを発射すれば早く帰って来られる」とのたまったそうな。これが現政権の本音なのだろうか。
いくら屋台骨がボロボロになった政権とは言え、一応日本国の防衛を預かり、北朝鮮が計画しているミサイル発射阻止に奔走するのが建て前であろうに。
それより何より自分の議席確保を最優先に、北朝鮮ミサイル発射がさっさと終われば、永田町を留守にして思いっきり地元での選挙活動が出来る・・・という発言。
正直な方だね~。呆れかえってものも言えないが、これが政治屋さんの本音なのかもね。そうであるなら本当に哀れで可哀想な職業だと同情したくなる。
ただね、思ったことを口にするのは、よほどの偉人かよほどの・・・か。
我々取るに足らない凡人でも、自分の言ったこと、口に出したことは責任があると思っているのにね~。すぐに釈明したり訂正したりする発言を、政治家たる者がね~。
それでも地元に帰れば「おらがの先生」なのだ。これはこのお方に限ったことではない。多かれ少なかれ、地元選挙民にそういう意識が働いているのだから。
それにしても人間の心の片隅には、思いも寄らぬ鬼面が潜んでいるのだろうか。
本当に、井戸と塀しか残らないほど私財を投げ打ってでも、庶民のため、国家のため、ひいては自分自身の信念のためなどという政治家は望む方が無理ですな。
今どき何を寝呆けたことを・・・とお叱りあるな!!