「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「エアコンのような・・・」

2018年02月06日 | つれづれ噺

            

連日連夜ニュースのトップを飾る「寒波襲来」。その寒さ、雪の多さに「もういいよ!」と大声で叫びたくなる。叫んでみたところで何の役にも立たないこともわかっている。お天道様相手だけに如何ともしがたい。しかも自然の威力の前には抵抗すら出来ず、なすがままに蹂躙される人間の弱さもまた心得ている。そんな寒さの中でも、壁に張り付いたエアコンは孤軍奮闘。スイッチ一つで健気に自らの役目を全うしている。

「アナタってエアコンみたいな人ね」などと言われるのは、おおむね「誉め言葉」と受止めていいようである。
こんな悲鳴を上げそうな寒さにも、体中の水分を搾り取られそうな夏の暑さにも、静かに立ち向かって人間様を守ってくれる。
あたかも、「風邪を引かんようにね、気を付けるんよ」。「暑さに負けて体を壊さんようにね」。などと、優しく声をかけてくれる母親のような役割さえしてくれる。
「エアコンのような人」という言葉には、そんな意味深な思いが込められているということか。

そう言われてみれば、過去にただの一度も、人様から言ってもらったことのない言葉ではある。
その一方で、「そういわれてみれば、あの人はエアコンのような人だなー」と思い当たる人がいることに気付かされる。
口はよくないが、ほめ上手。何かのネタを捕まえて、相手の意表を突く褒め言葉を連発する。確かにいるねー。
その相手が異性だと、その受け止め方も少し違ってくるが、同性の場合だと、素直に受け止めて喜んでしまう自分がいる。

一日中チーラホラ小雪の舞う寒さの中で、ふと小耳に挟んだ「エアコンのような人」というほんわかフレーズ。
どこかで誰かに言ってみたい。もし自分に言われるようなことがあったら、さーどうしましょ。言われることはないから心配無用か。

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