「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「10月の入道雲」

2019年10月04日 | 季節の移ろい・出来事

                  

いつまでたっても今年は暑い。陽射しの下で何かをすればすぐに真夏なみの汗が噴き出る。
時は10月である。本来なら鰯雲に代表される、魚が泳ぐような丸っこくて小さなちぎれ雲が空を覆うのが、季節の風物詩であり季語にもなる。
他にも、さば雲・うろこ雲・ひつじ雲などと呼ばれ、ゆったりした雲が流れるところに深まりゆく秋を感じるのである。

 

ところが今年の秋はどうなったのだろう。10月4日にしてこの入道雲である。
もっとも、真夏のあの恐ろしいような威圧感をもって盛り上がる入道雲の迫力には届かないが、これは紛れもない秋の入道雲である。
入道雲に、夏と秋の区別があるのかと聞かれると返事に困るのだが。

兎に角、季節は巡っても海水温度が下がらないため、局所的な積乱雲はまだまだ至る所ではっせいするようである。
それでも、どこかに優しさが見えて、やがてあれが鰯雲に変わっていくことを予感させるのは、せめてもの慰みではある。

このような状況を見ても、地球温暖化は間違いなく進んでいる。やがて地球という星から、万物の生命が燃え尽くされる日が来ないとは言い切れない。
17歳の少女が、国連の各国代表に「なんとかしなさい、あなた方が何もしないのなら私たちでやりますよ」といった発破をかけたが、大国の大統領は、中間選挙を控えて我が保身のためなら、地球温暖化の詳細データもヘイク情報だと言い切るのだから始末に負えない。

では私たちに出来ることは?と聞かれるとさてどうする。
例えば、夏の野菜であるきゅうり1kgを冬や春早くに作れば、約5倍のエネルギーが必要だと言われる。
特別なエネルギーなど使わない、自然の季節に合わせて出来る物を、旬のものとして食べる。冬にきゅうりを欲しがらないだけで、相応のエネルギーが節約され、二酸化炭素の排出削減につながり、地球温暖化対策の一助となる。そんな話もあるのだ。
他人事ではない。人間ひとり一人のちょっとした贅沢削減が、地球温暖化を防ぐ力に変わる。ちょっといい話かも。

コメント
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