「世の中、ちょっとやぶにらみ」

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「不揃いのタマネギさん」

2021年05月23日 | 晴耕雨読

 
  
       発育不足で不揃い、不作の白タマネギ               おおよそ粒ぞろい、平年並みの赤タマネギ

気象予報史上まれにみる早い梅雨入り。5月下旬には完全な梅雨入りが発表された。あまりにも早い梅雨入りに、雨期の長さと雨量による土砂災害や河川氾濫など、いわゆる水害が心配される初夏を過ごしている。長雨が降る前に成長したタマネギを抜き取り、竿掛けして乾燥保存できるように仕訳けをした。

およそ7カ月かけて大事に育てた400本近いタマネギさんが、今年の異常気象に影響されたのか、それとも何かの流行病に侵されたのか。まさかコロナ感染症タマネギでもあるまいが、今年は殊の外出来が悪い。ラッキョウを大きくしたような出来損ないが多く、まさに不揃いのタマネギである。

いつも通りホームセンターに苗の予約をして、購入と同時に植え付けをした白タマネギが半分以上ダメだった。ところが同時に植えた赤タマネギはまさしく平年並み、玉太りもよく形もいい豊作の部類である。なんでじゃろう。特に何もしていない。いつも通り畑を作り整地して赤と白ともに丁寧に植えた。寒さの中で順調に根を張り芽を伸ばした。寒肥(かんごえ)をやって1カ月。春先には青々と葉っぱが茂り豊作を予感させた。

3月・4月と、収穫の時期が近付くにつれて白タマネギの葉っぱが枯れ始めた。それも今までに見たことのない、葉っぱの先から黄色くなり、やがて枯れて真っ黒くなってきた。赤タマネギにはそんな兆候もなく順調そのもの。同じ土壌に白と赤を植えたのに、白だけが不作。

勝手に考えてみるのは、買った苗の出来映えによるのか、ということ。つまり赤はこれまでも常に品種改良され、タネそのものが病気に強くなっている、と聞かされたことがある。その点、タマネギは割と栽培が容易な野菜の一つとして重宝されてきた。だから、白の方の品種改良が遅れて、少しの異常気象に勝てなかったのか。などと思いを巡らせてみる。しかし、今回の不揃いの原因が判明したわけではない。

世の中には事ほど左様に、同じように努力してもいい結果が出る場合とそうでない場合がある。その原因は人知では計り知れない何かの不条理が働いているのではないか、ということか。病気になるのが分かっていたら早めに手当をすることだ。ということは、今全世界が困っているコロナ対策も、抑えることに少しでも期待が持てる方策である「ワクチン接種」はやはりやっておくべきなのだろうね~。

コメント (2)
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