小さな地域の小さな「とんど祭り」
自治会の来年度の役員選定や基本的な活動方針を話し合う会合に、オブザーバーとしての出席を依頼された。
現役の役員ではないが、自治会運営には意見を聞いておいた方がいいんじゃない?という程度のおまけメンバーとしての参加ではある。しかし、しばらくは黙って聞いているが少し違う方向に行きかけたらついつい黙ってばかりはいられない。
自分の発言が正論かどうかは、発言を訊いた現職の役員さんたちが判断すればいい。色々ケースごとの修正を加えればいい。私は自治会員の一人として、また地域活動を様々に経験している立場で、現在の高齢化社会での自治会の在り方、存在価値を示すにはどうするのがよいかという基本スタンスは、どこまで行っても変わらない一種頑固に見える持論を持っている。
現職が他地区の体験話を聞いてくるのは負の体験ばかり。負の体験ばかりを聞かされるとなかなか積極性が出てこない。そんな時こそ「人が何と言おうとアナタの気持ちはどうなのか?」を訪ねて、たとえちっぽけな自治会運営と言えども人の世話をすることであり、多くの人の居心地を善くすることを考える。それは意外に面白みのあることで、決して無駄なことではない。と吹聴したくなる。人から好かれないイヤな性分ではある。
地域に余る高齢者のパワーを活用できるのは、先ずは自治会という組織である。そこから外へ広がって面白さを味わって自治会に戻ってくる。それは何となく子育てに似ている。外へ行きっぱなしで戻ってこない当て外れも大いにある、これも子育ての宿命であろう。どっちにしたって、自分の居場所を少しでも楽しくしていけばやがて周りの人に楽しさが伝染すれかもしれない。
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