青春時代のお正月3が日恒例行事といえば、先ずは映画鑑賞であった。
パチンコやマージャンなど手近なギャンブルを覚えてから、映画館から足が遠のいた。
時を同じくして、映画産業が斜陽の一途。お正月映画といっても「寅さんシリーズ」くらいしかヒットしなかった。
そんなことから考えると、なんで今お正月に映画館なのか、という声が聞こえそう。 敢えて言うなら、最近のお正月風景を、青春時代のたまり場であった、岩国駅前の繁華な通りを今一度味わってみたい…という一種の郷愁に駆られたと思し召せ。
何とまあ人通りの少ないこと、まさに数えるほどしか歩いていない。 何は置いても駅前に出れば、誰かに会えたり、何かをして遊べた若かりし頃とは、あまりにも様子が違いすぎる。
何百台もの広大な駐車場を持つ、郊外の大型店にお客をさらわれた、哀れな旧式商店街の名残があるだけ……という感じを受けた。 至る所シャッターが降りているのは、お正月休みのせいだけではなさそうである。
かく言う小生も、クルマを駐車場に停めて、お正月の真っ昼間の駅前をゆっくり歩くのはそれこそ思い出せないくらい前の話になる。 ましてや映画鑑賞のみを目的でやってくるなどは、よほどヒマを持て余しているのに違いない、と思われても致し方ない。
見る映画が洒落ているというか、洒落にもならないというか、「男はつらいよ、第13作」渥美清もマドンナの吉永小百合も若い若い。それと「釣りバカ日誌19話」2本立て1000円という代物。 他にどうしても見たい映画もなかった。言うなれば、劇場の大スクリーンで、もう一度寅さんに会いたかったのかも知れない。 見ている4時間近くは、それはそれで楽しい時間ではあった。
同じような暇人仲間が、41名一つの銀幕を共有した。なんだか寂しさの残るお正月3日目ではあった。
( 写真:只1カ所だけ残った映画館入り口の、映画ポスター )
パチンコやマージャンなど手近なギャンブルを覚えてから、映画館から足が遠のいた。
時を同じくして、映画産業が斜陽の一途。お正月映画といっても「寅さんシリーズ」くらいしかヒットしなかった。
そんなことから考えると、なんで今お正月に映画館なのか、という声が聞こえそう。 敢えて言うなら、最近のお正月風景を、青春時代のたまり場であった、岩国駅前の繁華な通りを今一度味わってみたい…という一種の郷愁に駆られたと思し召せ。
何とまあ人通りの少ないこと、まさに数えるほどしか歩いていない。 何は置いても駅前に出れば、誰かに会えたり、何かをして遊べた若かりし頃とは、あまりにも様子が違いすぎる。
何百台もの広大な駐車場を持つ、郊外の大型店にお客をさらわれた、哀れな旧式商店街の名残があるだけ……という感じを受けた。 至る所シャッターが降りているのは、お正月休みのせいだけではなさそうである。
かく言う小生も、クルマを駐車場に停めて、お正月の真っ昼間の駅前をゆっくり歩くのはそれこそ思い出せないくらい前の話になる。 ましてや映画鑑賞のみを目的でやってくるなどは、よほどヒマを持て余しているのに違いない、と思われても致し方ない。
見る映画が洒落ているというか、洒落にもならないというか、「男はつらいよ、第13作」渥美清もマドンナの吉永小百合も若い若い。それと「釣りバカ日誌19話」2本立て1000円という代物。 他にどうしても見たい映画もなかった。言うなれば、劇場の大スクリーンで、もう一度寅さんに会いたかったのかも知れない。 見ている4時間近くは、それはそれで楽しい時間ではあった。
同じような暇人仲間が、41名一つの銀幕を共有した。なんだか寂しさの残るお正月3日目ではあった。
( 写真:只1カ所だけ残った映画館入り口の、映画ポスター )
最初は暇つぶし…のつもりでしたが、後で考えると、やっぱりすごい得した気分になりました。
泣き笑い…感情の豊かさを掘り起こしてくれますね。
そこで思い出したのがyattaro-さんのブログ。
見てきました2本立て1000円
面白かった~!泣き笑いしてきました
それが3日連続で解放されて、ホッとするのと、出不精のカミサンをたまに引っ張り出せば、混雑するところは行きたくないと言い、結局この程度のことでお茶を濁すんですよ。
クルマも車庫で静かに正月明けを待っているようです。 少し作戦を練って、あちこち引っ張って行くことを考えますよ。
何だかそんな感じがもろに伝わってくるのは、なぜでしょう。
「よほど暇を持て余している」、とばかりにも思えませんし、「寅さんに会いたかった」のが本音でもないでしょうし…、「郷愁に駆られ」てふらふらと…駅前へ??
情・景が重なって、やはり何か一つ寂しそう…
matsuさんのおっしゃる通り、今や一つの映画館ビルが残り、そこに3館が細々やっている、まさに場末のさびれた映画館です。
この狭い岩国の中でも、昭和初期から戦後までは西岩国地区、その後岩国駅前地区と、商業発展地域が移動した経験を持っているはずなのに、小さな改善策しか打たずにいて、結局、資本に物を言わせる大型店の進出を指をくわえて見ている有様には、企業努力というものを教えて上げたくなるじれったさを感じたりしています。小さな店舗がひしめく商店街は、車社会への対応が全くなされていないなーと感じています。
本来なら中心部であるはずの駅前が、ゴーストタウン。
代わって、南駅前周辺が大混雑。そこには、映画館もなければ、大した遊び場もない、大型店がひしめいているので、みんなそこに集まって、岩国駅前はさっぱりです。
シャッタ-通り、ドてーナッツ、ストロー現象。
どこの市町村も抱える大きな悩みですね。
写真から察するに、駅前通りと言うより、昔の場末の小さな映画館て感じですね。寂しいです。
以前、青春の頃、yattaro-さんが闊歩したという賑やかな駅前通りを、わが身に置き換えて想像することが出来ます。
肩が擂りあう程の人の波、あちらこちらから聞こえてくる流行り歌、隙間なく貼られた映画のポスター、映画館も10館ほどあってどこも満員でしたね。しかし、それも今は無く、当地も全く同じ過程を辿ってしまっています。
このままでは駄目ですね。この頃、ドーナッツの穴を埋めるべく微かながら確実な動きを感じてます。
走って、躓いて、立ち止まって一つの時代を作っていくんでしょうね。(大それたことを申し上げました)