生い茂る夾竹桃の剪定 急斜面の草刈り
小学校の夏休みの終わりが近づくころに、私たち地域活動の大きな出番の一つがやってくる。
暑い盛りの活動であるが、長年にわたる学校と地域社会の結びつきの中で定着してきた「学校環境整備作業」という、校庭やその周辺の樹木の剪定や草刈りをして、子供たちの学びの環境を整備する事業である。
かつては我が子二人がともにお世話になった小学校でもあり、PTAという地域活動の出発点を体験させてもらった場所でもある。
子供は世界の宝物、地域の宝物、だから地域を挙げて大切に育てましょうと大声で呼ばわる立場としては、当然の汗を流す作業の一つである。
運動場のオアシス、藤棚 剪定前 スッキリ 剪定後
日はさんさんと降り注ぐが陰がないのが校庭の特徴でもある。そんな校庭の一角に藤棚がこしらえてあり、長椅子が並べられている。
夏休みも構わずにソフトボールの練習をする子どもたちの休憩タイムに日陰を提供するオアシス的大切な場所。その藤棚も1年ほったらかすと伸び放題でボ~ぼ~になっている。そこへ鋏を入れ、丁寧に駆り込んで一休みできるオアシスを再現する。子どもたちの喜ぶ顔が思い浮かぶ。
もちろん学校行事なので保護者も大挙して参加する。地元の学校支援団体のお年寄りとうまく分割して作業を進める。
中には口ばかり動いて手が動かないグループには「この部分はこのようにして子どもたちの役に立たせたいのですが」と積極的にお願いし、道具の使い方などをヤングママたちに教えて、動いていただく。
この時ばかりは、見も知らぬどこかの年寄りの言うことでも素直に聞いて手を動かしてくれる。
そんなこんなで、汗の滴る二日間の大仕事を終えた。子どもたちの笑顔は直接見ることはなかったが、校長先生の感謝にあふれる笑顔に接することで流した汗が爽やかなものになる。老体に鞭打って今しばらく続けてみよう。子どもは地域の、世界の宝物なのだから。
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