先ずはいっぷく! この大切なひとときを忘れないようにしたい。
昨日から始まった八十路人世に当たって、心しておきたい小さな約束ごとみたいなものでもある。あわてない、慌てない!急いては事をし損じる。自分への戒めでもある。
昨日は手術後2ヶ月半の、MRIやX線の精密検査を受け、担当医師の経過判断を仰いだ。腱板を骨にくっつける手術は成功しており、経過も良好なので、後は根気よく腕全体の稼働域を広げながら、重量物持ち上げ動作の反復練習、いわゆるリハビリに精を出すように。との診断を得た。
早い話が、左腕はまだまだ当分使ってはならない、一種の身体障がい者であることを自覚しなければならないのである。迂闊にも忘れて無理な動作や、「このくらいのことは・・・」などとナメた真似をしたら、直ちに元の木阿弥。こんな愚かなことをしては、医療費の無駄遣いであり、へたばりかけたあの厳しくも切ない入院生活への逆戻り。こりゃどう考えたって割に合わない。
今なすべきは、指定通りのゆったり動作のリハビリと、脳神経を刺激することで思考回路を元に戻すことだと肝に銘じている。それでなくとも、もう少しよくなって、可動域が広がったりすると、すぐに有頂天になるのは目に見えている。だからこそ「先ずはいっぷく!」で自らを押さえておきたい。慌てて駆け出さないように戒めたい。
それにしても、桜の季節に間に合うのだろうか。アヤメやカキツバとの頃か、それとも花菖蒲の頃だろうか。
あわてない慌てない。呪文のように唱えることにしようか。
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