太鼓代わりの大竹を叩く
段々増えるお神楽グッズ
「悠雅君が熱を出して、保育所に預けられないのでじいちゃんお願い!」と、今日の午前中守りしてくれと頼まれる。「そりゃまあ仕方がないのー」とか言いながら、久しぶりに悠雅君と二人で過ごす突発事項に、全ての予定を変更する。
このところ母親の愛に目ざめ、ジジババの優しさを必要としなくなっていた三歳児。
母親以外は、大きい兄ちゃんの言うことさえ拒否しかねない第一次反抗期。そんな悠雅君がジジと二人で半日過ごせるのかどうか気がかりではあったが兎に角引き受けた。
母親にしっかり言い含められ、丸めこまれてやってきた、やや不満顔の悠雅君。
先ずはスイカを植えていたところに連れて行き「悠雅君が来なかったからスイカが枯れたんよ」と、スイカも草も取り除きケイフンと石灰を撒いた土を見せる。続いて、幾つか残っていた小さなトマトに歓声を上げる。これで8割方ジジのふところに収まることになる。
しかしその後が大変。「ミルクをくれ、テレビに電車運転ゲームをつなげ、太鼓を叩くから鬼になって踊れ、隣りの犬に餌をやる、二階でパソコンお神楽を見ようか・・・」注文は矢継ぎ早、まさに分刻み。その間トイレにも行かなきゃならん。よくもまあ自分の想いのまま次から次に命令するものである。「ま、いいか、久しぶりだし・・・」と奴隷の如く言いなりに。
9月初め、お父さんの実家であったお神楽を「まばたきもせず見詰めていた」というだけあって、太鼓代わりに作った大竹を叩く手つきもなかなかのもの。舞いときたら、本番でもらってきた弓矢や金棒、刀を上手に回して踊る踊る。そのときは扇子を口にくわえる念の入れよう。お神楽グッズも際限なく増えて行く。何故かその中に、はたきと長い靴べらが混じっている。これはこれで想いがあるのだから取り除くなど出来ない相談。
そのくらい騒いでも熱が上がる様子もないので「公園行こうか」と向けると即OK。
今日も真夏日の陽射しが痛い。日傘をさしかけ陰を作ってやるジジは頭から汗が流れる。高熱でフンニャリしていれば、それはそれで家の中で静かに過ごすが、至って元気に跳ねていれば、外に連れて出たくもなる。そうでもしないと間が持てない。
これで夜に熱でも立ったら責任問題かな。でもジジはジジの予定全てを変更し、精一杯のお付き合いをしてやって、親が安心して仕事に精出せる環境を整えてやっているのだ。文句あっか~。
それとこれとは問題が違うよ・・・という声が聞こえんわけではないが・・・。
夜は大丈夫?とこちらの方がひやひやものです。
大竹(筒ではないのでしょうか、丸くは見えないのですが…)を使って太鼓の代用、
リズムよくたたくのでしょうね。「お神楽グッズ」もなかなかのものです。
3歳児の趣味にしては格が違うようです。
いざというときには心強いおじいちゃんが傍にいてくれる、心強く、安心されてらっしゃることでしょう。
鬼の役もた~いへん!!
オレがこいつを守ってやろう・・・などとね。
ご心配おかけしました(笑)
竹藪の持ち主君から頂いた、直径15センチもありそうな孟宗竹です。
丸いまんまを手製の足に載せてやると、叩くは叩くは。
隣近所に迷惑にならなければいいが・・・というくらい、大きな音でリズムよく叩きます。
そのうち、何万何十万とする本物の太鼓をねだってくるのでしょうか。
鬼は何回も倒れたり転がったり、もう大変!
なかなか大変な様子ですがぐったり寝込んでいられるよりはいいですよね。
悠雅くん、写真で拝見しますと、幼児から抜け出しましたね。
生まれたばかりの赤ちゃんの頃を思い出します。
子供の成長は早いですね。
「立て板に水を流すように用をいいつけまする」
太郎冠者の台詞を思い出しました。
まさに縦板に水の如き遊びの命令ですが、まだその方が有り難いのでしょうね。
確かに、成長の速さを感じます。
二人の兄ちゃんというライバルがいるから尚更でしょうか。