乗用車とは別に、言うなればサイドカーとして、義兄が山間の里で愛用していた軽トラックをもらい受けて以来、養子先の我が家の強力な助っ人として働いてくれている。古い古い世代のギアチェンジ、車検が通るからまあ載せていただこうというほどのおんぼろろ~ではあるが、ひとたび走り出すと4WD馬力でゴンゴン走る。そんな馬力があるから、いざと言う時の頼もしいお助けマンの役割りを果たす。
いつ寿命が切れてもおかしくないというほどのロートルである。まさに高齢者なのにその見事な働きぶりについつい甘えて、ありがとうねなどと声を掛けながら色々お世話になっている。ただこのロートルも、私のような普通の人間が感謝しながら運転する分には何の問題もない。ただ、倅のようなカーキチに言わせると「アクセルのワイヤーの滑りが悪いので足を離した時のアクセルペダルの戻りが遅いね」とか「ウインカーの左右の早さが異なるのでどこかおかしいよ」とか。高齢ゆえのちょっとした息切れも厳しく指摘する。
それもこれも、常時運転するこのロートルに何事もないようにとの気遣いではある。近いうちに知り合いの車屋さんにでも行ってみよう。それにしても、雨にも負けず風にも負けず、急な登り坂も4WDで突っ走る。荷物?そんなもんは目じゃないよと言わんばかりの奮闘ぶり。ロートル軽トラばんざいである。
運転するこのロートルも、軽トラの馬力にあやかりたいが今はちょっとね、無理が効かない状態だから。それもこれも明日になればこれからの方向性が出される。運転者の車検みたいなもので合格すれば儲けものってところですかね~。
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