「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「気になる夏休み」

2009年07月18日 | つれづれ噺
1年生になって初めて迎える長期休暇、夏休みのカー君。
さーて、ジジ・ババとしてはどのように協力するか、それを考えようとした矢先。
北海道・大雪山系で10人もの遭難死を出すという痛ましい山の事故が発生した。

本格的な夏を迎え、長期休暇に入るこれから。毎日毎日、山・川・海での事故、それも人命に関わる重大事故が報道されることになるのだろう。その当事者にならないためには、少し臆病でもいい、自分の生命身体は先ず自分が守る気概で臨みたい。

そして、怖い物知らず、思い立ったらそのまんま行動に走るチビッコギャング。兄弟二人。
海や川でしっかり遊ばせたいだけに、一瞬の目も離せない責任感と緊張感を持ち続けねばならないんだろう。

このたびの旅行で、添乗員さんから耳タコの話が二つ。一つは前にも述べた「郷に入ったら郷に従え…、腹を立てないように…」である。今ひとつは、「写真は今撮ろうと思ったら、すぐさまシャッターを押す。後で…はダメ」特にスイスアルプスに登る名峰観光では、口やかましく言われた。

それほど、山の天気・風向き・気温変化・雲の流れ、等々が一瞬にして変わる。だから、今いい景色は今しかないと思いなさい。二度とないだろうからその瞬間を逃がすな。ということだ。

我々は物見遊山の観光写真だから、それほどの緊張感はないにしても、雪山登山・山歩きとなるとそうは行かない。常に綿密な気象の変化チェックなど熟練と大胆さと臆病さとが兼ね備わる必要がある。

そんなことを思いながら迎える夏休み。ハヤ釣りに執心の兄ちゃんを満足させるためには、相応の川での遊びとなる。足を取られやすい川の特性など、兄弟にしっかり叩き込む夏休みにしよう。夏バテに一層の対策が欠かせないジジ・ババの、長~い40日間。 一瞬のスキも許されぬ闘いの日々か~。がんばってみよう……。

       ( 写真: 雲の流れを待ちながら撮ったスイスの名峰・ユングフラウ頂上 )
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「おみやげは…」

2009年07月17日 | 旅行・レジャー
孫兄弟に買ってきた「エッフェル塔のキーホルダー」が、ランドセルに揺れている。
あれこれ買ってきた中で、値段的には最も安いにもかかわらず、使い残した小さいユーロコインやスイスフランコインに次ぐお気に入りのようである。

マッターホルンを望むツェルマットで買った、背中にマッターホルンをプリントした兄弟お揃いTシャツも、少しはお気に召したような。でも確かな反応ではない。あっさりこちらに帰って、お気に入りを選ばせてサッカーボールでも買ってやるのが一番よかったのかも…。

新幹線に目がないカー君は、フランス・リヨンからスイス・ベルンに移動するときのフランス特急の写真は興味深く眺めている。それにエッフェル塔の写真も、東京タワーとの比較を、自分なりにしているようだ。

お土産で一番素直に喜んだのは、旅行に行った本人かも知れない。パリの某店で、ブランドネクタイを一本ゲット。
後ろめたさにさいなまれながら、カミサンにもブランドを勧めるのだが…。根っからの締まり屋が身に付いて、なかなか買わない。ついにパリはパス。スイス・インターラーケンで、ようやくその気になった模様。

いそいそと付いて行った先は、流暢な日本語を話す素敵なお嬢さんのいるお店。モロに日本人で西宮から来ている…とおっしゃった。日本語が堪能なわけだ。スイスに来て、思いっきり日本語でしゃべれる嬉しさもあって、カミサンも品定めに入った。

「スイスはねー、刃物が世界一なんよ…」いみじくもおっしゃる。「買えば…」というと「3本欲しい」と。自分・娘・嫁。手にするとズッシリくる、ほどよい重量感で、いかにも切れそう。いい物はいい値段だ。すぐさま関税の手続きをして後生大事に持って帰った。

娘も嫁も「包丁ってこんなに切れるの…」と口を揃える。今までどんな物を使っていたの??
ま、いいか。おみやげでこれほど喜ばれたのもあまり記憶にない。同じブランドに手を出すにしても実用的なんだよな…。でもまだネクタイは、yattaro-さんには必需品なんだものね……。

         ( 写真: 色も真っ黒、サッカーに興じる孫兄弟 )
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「大きいことは…」

2009年07月16日 | 晴耕雨読
厳しい暑さが続く割には適度に雨が降る今年の夏。
強い陽差しで灼け付く大地。うまく冷やして潤す雨。両者のコンビネーションが、作物にとっては最高の条件となっているのだろう。腕も良くない上に、すぐさぼりたがる耕作者の下で、随分な実りを見せてくれる。

真っ赤なトマトに真っ青なピーマン。それにジャンボキューリ。

遙か昔、“大きいことはいいことだ…”のコマーシャルに乗って大型板チョコが売り出されたことがあった。
そのコマーシャルを真似たわけではないが、キューリの成長が早く、ちょっと油断をしたら、「ゴーヤじゃないよ…キューリだよ……」というほど大型になってしまった。

スーパーなどで売っているキューリは孫みたいに感じてしまう太さ。長さ43㎝・最大円周17㎝・重さ525㌘。
大きくなりすぎて、キューリ特有のイガイガがなくなってしまったという。もっとも最近のキューリはイガイガのないものが主流らしいが。

味の方も大型かと思いきや、順調に成長したせいか、よく締まっていて歯応え抜群。浅漬けが口の中で音をたてる。

上手に育つ、大きく成長する、しかも味がよい……それには先ず、種も畑もよくなくてはならないのだろう。
しかし、それだけではないことは誰もが知っている。陽差しも要れば雨も要る。人知れず土壌作りの隠れた作業も見逃せない。 そんなことを考えるとついつい子育てにまで思いが及ぶ。

優しさが大きいことはいいことだ。時折顔を出すことで、優しさが倍に感じられる「厳しさ」という隠し味も忘れてはならない。この味付けをを忘れたら、単なる甘やかしだけが残ってしまう。

野菜作りは、自然を相手にする厳しさが立ちはだかる。人を育てるのは、幅広い豊かな見識と、先ずは人の意見を受け容れる度量の広さが欠かせない条件だ。「天上天下唯我独尊」はお釈迦様一人で沢山だ。

そこへ行くとアタシなんざー、やっぱりキューリを育てるくらいが似合ってるようだ。

       ( 写真: 真っ赤なトマト・真っ青ピーマン・ジャンボキューリ )
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「そろそろ準備に…」

2009年07月15日 | 季節の移ろい・出来事
日本列島梅雨明け宣言間近。
関東・甲信地方梅雨明け宣言発令。間もなく、ここ中国地方も明けるのだろう。

梅雨明けと共に先ずやること、それは暑中見舞いをしたためる。
したためる…といっても、ペン習字に自信もなく、毛筆に至っては「鬼のような悪筆…」などと言われては、筆を持つ気にもなれない。ついつい写真をあしらったパソコン仕上げに頼ってしまう。

そうはいっても、我が家の庭の片隅にひっそりと咲く花を添えた暑中見舞いも悪くはないと思う。
などと自分に都合のいい解釈をして、そろそろ準備に取りかかろう。

こう見えても、手紙や葉書は結構出して、民営化後の郵便事業に少なからず貢献していると思っている。
午前10時から11時の間に郵便配達さんがやってくる。待ち構えて、投函する封書や葉書を直接手渡し、局に持って帰ってもらう。
本当は、ウオーキング20分ばかりのところにある郵便局まで歩くのがベストなのに、この頃ではそれさえもさぼりがち。
配達員さんも心得たもので、こころよく持って行ってくれる。そのお礼に、今年の暑中見舞い葉書はその配達員さんから買って上げた。喜ばれた。 そんな曰く付きの葉書に、我が家の二番咲きのホテイアオイの涼やかな写真を載せて、暑中見舞いを作ろう。

二番咲きだけに、花が二本つながるように見事に咲いた。ではいったい、一番咲きはどこへ行ったの…??
そんなこと聞くだけ野暮よ……。何日か前に一輪咲いた。とうにどこかえ行ったのさ……。
なーんて浮いた話の一つもあればね~。この暑い夏も気持ちが軽く乗り切れようというもを……。

ちなみにホテイアオイの花言葉・・・「恋の愉しみ」 「恋の悲しみ」 だとさ……。

       ( 写真: 雨だれ受けの火鉢に咲いた、可憐な二番咲きホテイアオイ )
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「エコ・カーテン」

2009年07月14日 | つれづれ噺
「電気代の見直しを」というタイトルのはがきが届いた。近くのリフォーム屋さんから。
1ヶ月に○○円お得、年間では○○○円家計が助かる。と数字が並べられている。
太陽光発電設置お勧めの広告だ。

4年前の3月。「お宅を当地区のモデルとして太陽光発電設置させて頂けたら、通常の7割のお値段で…」としつこく勧誘されたことがある。地球温暖化防止・自然エネルギー活用の最先端…などの言葉に惑わされそうになった。
事実、見積もりまで取り寄せ、本気で考えた。
ン百万の先行投資。向こう20年、設備が保てればその時点で原価償却。

あれこれ悩みに悩んだ末、太陽光発電設置は見送った。が、オール電化なるエコキュートシステムは直ちに設置した。光熱費のガス代はゼロ・灯油が温風ヒーターのみ。給湯は深夜の余剰電力による貯湯システムに変わった。
これだけでも、それまでよりはかなりの家計貢献となっている。

確かにこのような先端技術を駆使したエコライフ、地球環境への貢献が必要なことは百も承知。しかし、なんといっても先行投資が大きすぎる。
となれば、安くて身近ですぐ出来る…、言うなれば安・近・短のエコライフ。
西日が差し込む部屋をカバーするために植えたアサガオ。今年も健在…と言いたいのだが……。

春先に手を抜いて、プランターの植え替え・土壌改良を怠った。それでも強い琉球アサガオ、けなげに咲いてはくれるものの、出来映えは昨年の半分くらい。思い切ってゴーヤを買ってきて、緑化の手助けに植えた。ゴーヤとアサガオが合体して、なんとか昨年並みの「花すだれ」エコカーテンとなりつつある。

緑は増えて西日はさえぎる…。素朴ながらこのようなエコ活動の実践が地球を守る原点か。
来年は植え替えをして、ゴーヤに頼らない見事な「花すだれ」を復活させるぞー。

        ( 写真: アサガオと合体するゴーヤで広がる、エコカーテン )
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「和太鼓コンサート」

2009年07月13日 | 旅行・レジャー
初めての観賞! ステージによる和太鼓コンサート。
感動モノであった。太鼓演奏といえば屋外…というイメージを持っていたが、なんのなんの、コンサートホールのステージ演奏は、それはそれで最高の響き・共鳴・お腹に響く重低音。堪能した。

天井の高いホールを圧倒してあまりあるボリューム。身体を揺すって反応したくなるリズム感。なんとも心地よいテンポ。何よりも奏者一人ひとりの身体全体をつかった躍動が楽しめるのもいい。

和太鼓コンサートは、単に音やリズムという音楽を耳で楽しむだけでなく、目も手も足も…五感を全て使い、身体全体で楽しむ物とおぼえたり……そんな感じさえした。

野球でバットが粉々に折れる場面はよく見かけるが、太鼓の演奏でバチが粉々にはじけるのを初めて目にした。それほどに叩く手・音を出す手に力は入るのだろう。奏者の汗が飛んで来そうな迫力がある。男性女性関係なく、肩から二の腕にかけての筋肉の盛り上がりは、それはそれは積み重ねた練習の日々を思わされる。

一日の行動経過も、ジョギング・筋トレに始まって、練習に次ぐ練習、まさに太鼓漬けの明け暮れであるような。
それでなくてはお金は取れないし、プロ集団の維持継続は難しいのだろう。

ひとしきり、お腹まで太鼓の音を詰め込んだ頃に、金属のお皿にも似た打楽器を両手で合わせて、繊細な音を出すチャキによる音と表情のパフォーマンスで笑いを誘う一呼吸。演出もなかなかの味がある。奏者は、大太鼓から締太鼓まで大小の太鼓演奏に限らず、三味線・篠笛・チャキ・チャンチキ・振り付けまで、全てをこなす芸達者。

やはり、このようなプロ集団の現物を目にするのは大いに刺激を受ける。何かしらパワーをもらって、自分にも何かもう少し出来そうな気持ちにさせられる。これから体力消耗の暑い夏。気力まで削がれないよう、コントロールしなければ……。

       
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「おおむね順調」

2009年07月11日 | 晴耕雨読
旅行記、まだまだ書けばキリがなさそう。ネタは尽きないがあまりしつこいのもねー…、取り敢えず方向転換。
また何か思い出して、これはっ…というものが見つかったときに再登場願うことにしよう。どちらかというと脂っこいヨーロッパ料理から、少しあっさり目の和定食が欲しくなる時期かも…。

旅行先では全く雨に悩まされなかった10日間。帰って1週間の間によく降ってくれた。いわば恵みの雨。
畑に植えたスカイもトマトもキューリも、おおむね順調に育っている。なかでも目立つのはスイカの太りっぷり。
出発前に比べると数段の成長。早くも孫の頭の大きさを超えて、後2週間もすれば、スイスで買ってきた高級包丁のえじきになりそうな勢いだ。

同時に雑草がものすごい。伸びてる伸びてる。スイカよりも何よりも他ならぬ雑草のはびこりが一番である。
ヤブ蚊とカブレに注意しながら今度は雑草との闘いに時間を割く。

大きなスカイを指さし「もう取ってもいいかね…」と、今にもカマをもってきそうなカー君を抑えて、「まだまだ…」とたしなめるジイちゃん。
「最初にビワくらいの大きさの実が付いてから、およそ40日たったころが食べ頃なんよ…」と、聞きかじりのスイカ取り入れ時期を講釈する。

何となく講釈を聞き入れる感じのカー君と畑に立つのは心和む。スイカの生育も順調なら、小学1年生の1学期を終えようとするカー君の成長もまた順調なようである。兄ちゃんはもう、ジイちゃんとの畑談義などより、お友達との交流に余念がない。 さっさと着替えてサッカーシューズ履いて公園に駆け込む。

これはこれでおおむね順調な成長をみせる。いつまでもジイちゃんにくっつき回られたら逆に心配になる。

結構な日照り、欲しいときの雨。それに手を加えた夏野菜君たち。先ずは順調な夏を迎えてくれそうである。

       ( 写真: 順調に育ち、畑にゴロゴロするスイカ )
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虫干し。ヨーロッパ紀行 ⑤

2009年07月10日 | 旅行・レジャー
ヨーロッパ旅行も7日目。ややお疲れ気味。そんなことも言ってはいられない。

早朝スイス・インターラーケン出発。オーストリア国境を経てドイツへ。所々に日本語カタカナで標示された「ドイツ・ロマンティック街道」をひた走ること5時間余。白鳥城と呼ばれる白亜の古城「ノイシュヴァンシュタイン城」。さらに「ヴィース教会」などを見学、最後の観光都市フランクフルトへ。いよいよ最終章。

今回の旅行で感じたあれこれ……。
「郷に入ったら郷に従え……。国民性の違いに腹を立てないこと」添乗員さんからしつこく聞かされた言葉。
肝に銘じてヨーロッパに乗り込んだ。初めての花のパリ、言ってみればお上りさん。

現地ガイドさんによると、パリの中心部の建物は高さ制限が徹底しており、高層建築ビルがない。目線を平行から上に上げるとそれはそれは、中性の歴史建築を思わせる住居が長屋みたいにきれいに並ぶ。プラタナスの街路樹によって緑は豊富、極めて整然とされて美しい。

ところが、ひとたび目線を落とすとひどい光景にウンザリする。パリジャン・パリジェンヌは90%近くが愛煙家と思われるほど、道行く人はくわえ煙草。道路は灰皿代わりの吸い殻散乱。その上、犬の散歩は無制限、フンはいたるところに…。歩くのにフン付けないよう注意の上に注意。やれやれ…。天下の観光地のこの現状。

往復の飛行機は韓国アシアナ航空。往路13時間、復路12時間。計25時間の耐久レース。エコノミック症候群に注意しながらの長時間座席。途中乱気流による「揺れ」や「シートベルト着用」のランプが点く。その前には機内放送が流れる。しかしそれは、韓国語・中国語・英語の3カ国のみ。日本語放送は一切なし。

スイスの登山列車でさえ5カ国語の観光案内。もちろん日本語の説明もある。それに比べると、航空機といういわば命を預けた乗り物で、身の危険が伴う予見放送に日本語が加えられていないこの事実。如何なものか。
飛躍しすぎる話…とおしかりを受けるかも知れないが、国際的な日本国の立場はこの程度のものなのか。あるいは、日本人観光客を大量に送り込む旅行会社の単なる弱腰外交なのか…。

他にも同様に感じたことはいくつかある。だからといって、この旅行が不愉快であったなどというのでは決してない。素晴らしいものであったし、友達にも勧めたい。しかし、ふり返ってみると、やはり日本の良さ・きめ細かい人間味は、世界に誇れることを改めて思い知った。同時に、世界の中の日本の地位は遙かに低いところにあるという反省点を実感した。 これら全てを踏まえて、短い時間・限られた地域ではあるが、世界の一端をこの目で見た記憶は遠い将来まで残るに違いない。 ニッポンガンバレ!! 出来ることはやるぞー…。


       ( 写真: ドイツが誇る白亜の城。ノイシュヴァンシュタイン城 )

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虫干し。ヨーロッパ紀行 ④

2009年07月09日 | 旅行・レジャー
川遊びの風流を楽しむのは、粋な日本人特有の遊び…かと思いきや、ヨーロッパにも重要観光資源としてのクルージングという形で、観光スポットの一大役割を果たしているのを実感した。

そう言えば、ハワイにはワイキキビーチのサンセット・クルージングがある。もっともこちらは川ではなく、太平洋に沈む夕日を見ながらフラダンスショーなどの大騒ぎパーティであったような。

日本では隅田川のお花見遊覧屋形船・花火を見上げる船遊びなどを体験した。
さらには京都嵯峨野の保津川下りは、丹波亀岡から京都の名勝嵐山まで約16kmの渓流を約2時間で下る、スリル満点の舟下りであったのを、遠い記憶を呼び起こしてみた。それぞれにそれぞれの良さや特徴があった。

今回の旅行でも、ヨーロッパを代表する二つの川のクルージングを味わった。
先ずはセーヌ川。大きなゴキブリにも似た平べったい船に揺られ、道路を走る観光バスからの眺めとは、ひと味もふた味も異なる、川面からの風景をゆったり堪能。夜10時、やっとエッフェル塔に照明が点灯。まだ明るさが残っていて照明の華やかさには出会えなかった。心残りの一つかな。

次いでライン川クルーズ。スイスに源流を発しドイツを貫く全長1,320キロメートルのライン川は、日本最長の信濃川の約3.6倍の大河で、ゆっくり時間をかけて北海にたどり着くという。
クルーズの目玉「ローレライ」は、川に突き出るような岩山がある。そこにたたずむ金色の櫛を持った美しい少女に船頭が魅せられると、船が川の渦の中に飲み込まれてしまう…という魔女伝説にいろどられている。

ライン川に沿って多く見られる遠い歴史を秘めた、お城や教会などの建物も魅力的であったが、その周辺を取り巻く山肌という山肌に、へばりつくようにブドウ畑が延々と広がり、青々と栽培されている光景は、単なる観光のライン川にとどまらず、確固たる農業国の水源となっている現状ををかいま見る思いがした。ワイン用のブドウ栽培である。間違いなく原料自給の法則を守っている。ここでも我が国との違いに目が行ってしまう。少なからずカルチャーショック!

理屈抜きにして、セーヌもラインも、一度は体験したいクルージングだっただけに、味噌桶も引率者も大いに満足の船遊びであった。

       ( 写真: セーヌ川から見上げるエッフェル塔。夜10時、点灯直後 )



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「 7・7・7・7… 」

2009年07月08日 | 趣味・・エッセイ
ふふふ…ではなく、数字の「7」が4個並んでいるんですよ。
7が3個並べばフィーバー…なんて大喜びした遠い昔もありました。エッ何の話??

今日は旅行記ひと休み。
昨日の七夕様、7月7日。生後77日目を迎えた3人目の、目に入れても痛くない…という悠雅君のお話。

小3のお兄ちゃんやカー君にとっては、ジジ・ババの10日間の留守は少なからず寂しかったようである。その分お土産を嬉しそうに開く姿はいじらしい。行く先々で思い入れを込めてあれこれ買ってきた。マッターホルンのTシャツ・エッフェル塔の模型など沢山。差し当たっては目を丸くしたが後はそ知らぬ顔。

なーんでか?ジイちゃんのポケットに残っていたユーロ・スイスフランのコインを見つけた。この時ばかりは、腕の伸ばし合い・押し合いへし合い…。コインに執念のあるカー君も負けてはいない。じっくりジイちゃんが平等に分ける。

ン?ナヌ?高価な土産はそっちのけで、使うに使えなくて残ったコインが、兄弟げんかするほどのお土産なの??
アーア…世の中ってこんなもんか…。

そこへいくと、3人目とは言えまだお土産など何にも要らない悠雅君。
逆にこちらが10日も見ないと、どれだけ成長したろうかと、早く元気な笑顔を見たくなる。7777と7が4個並んだ昨日、少しあやすと、手足をばたつかせ、気持ちをとろかすような満面の笑顔を見せる。語りかけてくる。またまた、この子のために一肌も二肌も脱ぐか…と目尻を下げる。

留守中の野菜への水遣り・郵便物の取り込みなどなど、しっかり娘に頼んで出かけてみたもののこの蒸し暑い盛り、小さな子ども連れでうまくやれたのか気がかりにもなった。そんな心配もなく、悠雅君は丸々太っていた。

1年先には近くの海水浴場で塩水を浴びせているに違いない。
この笑顔にまた活力をもらったり、だまされたりするんだろうねー。

        ( 写真:満面の笑みで年寄りを慰めてくれる、77日目の悠雅君 )
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