「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

虫干し。ヨーロッパ紀行 ③

2009年07月07日 | 旅行・レジャー
パリといえば、エッフェル塔・凱旋門・シャンゼリゼ通り・セーヌ川クルーズ・ヴェルサイユ宮殿、そして忘れてならないのがルーブル美術館。

一通り踏破した。地元パリジャンはもとより、世界各国の言葉が飛び交う喧噪の中、それぞれを一通り見て回った。
いずれも遠目からでもよく見える建築物や自然の中で、ルーブル美術館「モナリザ」だけはその場に行き、近くに寄ってみなければその良さは分からない。

と思って、人混みかき分けしゃしゃり出て見た。確かにモナリザであった。直近までは近づけないよう柵をめぐらし、ガラスは二重に張ってある。カメラ撮影は禁止とまでは言わないが、フラッシュ撮影は禁止。
ここまで、芸術や文化遺産の保護に神経を使うお国柄であることが窺える。さすが……と。

今回の旅行で耳にタコが出来るほど聞かされたことが二つある。一つは、フランスはヨーロッパの中でもラテン系が色濃くて、大ざっぱな人柄・大ざっぱなやり方が普通で、日本人の感覚には合わないところがあるかも知れない。郷に入ったら郷に従え…で、腹を立てないこと。我慢をすること。

今ひとつは、スリ・置き引き・窃盗の被害に遭わないように……。何度繰り返し聞かされたことか。
小さなショルダーバッグは必ず斜めがけ。バッグ部分を前にする。そうしないと間違いなくスラれる、捕られる、無くなってしまう。と呪文のように教えられた。

仕方なし、まるっきり田舎者のお金持ちを絵で描いたように、中味は多くは入っていないバッグを大事に抱えるようにして観光する。 花の都パリ!と思って憧れていたら、聞くと見るとでは大違い。空港を出たとたんに、身の回りの貴重品には完全注意、うさんくさい親子連れなど要注意。そちらにかなりの神経を使う。興味半減。

世界の注目を集めて余りある芸術の宝庫パリ。その芸術品や文化財を手厚く保護する政策と同じくらいに、観光客保護の治安を回復する政策も望みたいものである。安心して闊歩できる街、パリのために。
     
    (写真:世界に誇る芸術品として手厚く保護されているミロのヴィーナス・ルーブル美術館)

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虫干し。ヨーロッパ紀行 ②

2009年07月05日 | 旅行・レジャー
第2弾は、やはり強烈な画像としての印象が強い古代建築物がターゲットとなる。
パリの中心地からおよそ400㎞。
対岸にイギリス領土を望む、大西洋のサン・マロ湾に浮かぶ小島に築かれた「モン・サン=ミシェル」修道院跡。西洋の驚異と呼ばれるにふさわしい、奇岩の城郭を思わせる幻想的な建物である。

時代の変遷に翻弄され、何度も何度も使用目的が変わるという、気の毒な歴史的建築物でもある。世界文化遺産として登録されている。その建築の歴史は14世紀にさかのぼるのだそうだ。

一度は見る価値のある、それはそれは豪奢な造り。一時は仏英戦争の要塞としての価値を誇った歴史も併せ持っている。 特にこの時期、観光客が押し寄せる一大スポットとなっている。

パリ中心部を数㎞離れると、それはそれは雄大なパッチワークの世界が広がる。バスに揺られること5時間余り。
右を見ても左を見ても牛が中心の放牧地帯、ヤギ・ヒツジ・ウマもしっかり飼われている。行けども行けども延々と広がる緑豊かな牧草地帯。しかも小麦は実って黄金色・トウモロコシの青々した穀倉地帯が目から離れない。

かつて北海道の穀倉地帯の広さに驚いた経験があるが、そんなものではなかった。遙かに広大。
フランスの農業政策まで勉強する観光旅行ではなかったので詳細は分からないが、国家プロジェクトとして農政が行われているかに見えた。これでこそ穀物自給率100%を越える実績を誇るのだろう。

高い? お金を出しての観光旅行で、いったい君は何を見てきたのか?と笑われるかも知れないが、フランス・スイス・ドイツ、それぞれの国で同じように広大に広がる牧草地帯の見事に人の手の入った、ふくいくたる農業政策が、何かしら我が国の置かれた現状と重なって、少し淋しさを感じたことも、旅行記の一つとして残しておきたいな……などと思ってしまう。もっとも、米食とパン食の違いなど、日本には日本の良さがあることを十分認識した上での思考である。いたずらに日本が立ち後れている…などという自己嫌悪優先の発想などではない。

何はともあれ、モン・サン=ミシェル、一度見ておくのに越したことはない絶景である。
海辺に近いホテルで、朝起きがけにベランダに出たら、カモメが頭をこするように飛び交い、エサを欲しがる可愛さもまた旅ならではの一コマである。

モン・サン=ミシェルの雄大さは、画面下の観光バスの大きさを比較対象として見て下さい。

      ( 写真: サン・マロ湾に浮かぶ、奇岩修道院跡。モン・サン=ミシェル )
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虫干し。ヨーロッパ紀行 ①

2009年07月04日 | 旅行・レジャー
行ってきました、ヨーロッパ!
フランス・スイス・ドイツ。ついでに15分ばかり国境を通り抜けたオーストリア、さらには飛行機乗り継ぎの韓国。
足し算でいけば5カ国か・・・

何はともあれ、普段、陽が当たるのを好まない「カミサン」という味噌桶を引っ張り出しての虫干し旅行。
一度は話のタネにしたかったヨーロッパ見聞。ついに実現。

味噌桶の虫干しにふさわしく、連日の快晴。来る日も来る日も見事な青空が、強い紫外線と共に歓迎してくれた。
その上、日の長~いヨーロッパの初夏。日が沈むのは夜の9時45分頃。10時を過ぎても明るい空。

あれこれ見せてもらった。色々感じるところもあった。この目で確かめた。やはり行って良かった。
そして元気に無事帰ってきたことを喜んでいる。

たかが10日、されど10日。二度とないかも知れないチャンス…とばかりに、情景や背景を可能な限り詰め込んだ。写真も撮って撮って撮りまくった。あれもこれも書きたいことは山ほどある。

中でも、スイス。 真っ白い雪を頂いたアルプス連峰の輝きは、山や海に神宿る、という信仰にも似た感情が胸の奥に潜むこの身にとっては、神々しささえ感じられ身の締まる思いで仰ぎ見た。

ユングフラウヨッホ4158㍍がそそり立つ左側に、アイガー北壁。物語や映像でしかお目に掛かれなかった雄大なパノラマが視界一杯に広がる。 そしてまた何よりもマッターホルン4478㍍の雪化粧と氷河をまとった、天を突く勇姿は、実物以外では味わえない感動をおぼえた。どんな絵はがきも現物には遠く及ばない。

自然の風雨や厳しさによって創り出される、これほど強烈な立体的彫刻美を目の当たりにすると、それ以降の歴史豊かな人間の手による建造物・神社仏閣などの造形美が、大変気の毒ではあるが少し霞んでしまう感は免れない。とは言え、至る所、目にする全てが初物という感動に変わりはない。

多くの友達からお勧め頂いた今回の旅行。また大きな心の財産になったことに違いはない。もっともっと多くを、記憶のあるうちに書き残しておきたいと思っています。 飽きずにお付き合い頂けると有り難く存じ上げそうろう……ですよ。

       ( 写真: 青空に向かってそそり立つ雄大なマッターホルン。)(絵はがきではありませんぞ…) 
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