「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「やっぱり神仏頼み」

2012年03月05日 | つれづれ噺

津和野太鼓谷稲成神社本殿 
 島根県津和野町、太鼓谷稲成神社本殿          クルマ修祓所

購入した新車での初めての遠出。最高速度60km/Hを超えないように、ゆっくりの慣らし運転。後ろから忙しそうなクルマが接近してきたら脇によけてやりながら。
正確に距離を測ったら片道110km。2時間45分かけて、文字通りの安全エコ運転で島根県津和野町、太鼓谷稲成神社に着いた。
新車修祓、安全祈願、おまけに家内安全のお札も頂いてきた。
今、私専用に乗っているクルマも、3年半前にここまで走って、お祓いをしてもらった。
何故津和野まで?何故太鼓谷稲成神社なの? 問われても答えようがない。気持ちがそちらに向くから行く。問題は気の持ちようなのだろう。

行く時よりは帰る時の方が、運転席での落ち着きが増すような気がする。別段何かの力が働いているわけではないと思うが、なんとはなしにそんな気にさせられる。単純なのかな。単に行く時は車自体も不慣れだし硬い感じがする。でも、帰る時は運転そのものに慣れるし、クルマの癖も分ってくるから、落ち着くという部分はある。
いずれにしても、自分を守り、他人を守る。そんな原点に立ち返るために、新車購入を機に気持ちを新たにするお祓いだと思うことにしている。
これも言ってみれば、新年を迎えたお正月に、向こう一年の無病息災・家内安全・五穀豊穣・商売繁盛などなど、色んな思いを込めて柏手を打ったり、お寺で手を合わせお念仏を唱えるのと同じことなのだろう。

惜しむらくは、あいにくの春雨に見舞われ、津和野の古い街並みを歩くことさえままならなかったことだ。またいつか、観光だけの目的でゆっくり訪れることにしよう。
そして今日は啓蟄。冬眠を決め込んだ虫たちもうごめきを始める頃。世はまさに春を招き寄せている。なのに、どこまで走っても、南天の赤い実、クロガネモチの実も鳥たちの餌にならないまま木に残されている。春の陽光とともに、小鳥たちも元気な姿を見せて、春のさえずりを聞かせて欲しいものだ。私たちの耳をくすぐるように。

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「三者三様三月三日」

2012年03月03日 | 家族・孫話

       

嫁いだ娘が残して行ったお雛様。いつもは階段下の収納庫を占領している。
孫が3人いるもののみんな男の子。お雛様とは縁がない・・・と思いきや。
お兄ちゃんも次男坊も、お雛様を飾ってくれと責め立てて、何度か二人のために飾ってやったことがある。そしたら三男坊君も、保育所で飾られたのを見てやはり出してくれ飾ってくれ・・・とせがむ。ついに根負け。それでも7段フルセットは飾るのも仕舞うのも大変と、お人形さんだけを並べてもらった。手抜きの雛飾りながら満面の笑みをたたえる悠雅君。この笑顔に負けてしまう。

5年生の兄ちゃんは昨日朝早く出発して、東京でのスカイツリーや東京タワーなど見学させもらって、今日は長野菅平スキー場の雪の感触を確かめたようだ。
明日行われる「第8回 ATOMIC ジュニア CUP 決勝大会 」に備えて、今頃は長野のホテルで眠っている頃だろう。せっかく掴んだ全国大会出場権。目いっぱい戦って、自分がどのレベルにいるのかを確認してくればいい。

次男坊3年生カー君は、全国大会には小学校低学年の部というのがないので、長野までは連れて行ってもらえない。その代償にお母さんを独り占め。
広島に遊びに行き、原爆ドームや原爆資料館をゆっくり見学。本命の目的は、広島駅新幹線ホームに陣取って、4時間あまり、出入りする新幹線をチェック。500系・700系・レールスターなどを逐一その目で確かめる至福の時間を持った。

残る2歳11カ月悠雅君は、最も喜ぶジジババに預けられる。お神楽にボーリング、電車遊びに絵本まで、家の中で散々付き合わされる。その後いいお天気に誘われて、キャッチボールにブランコ、すべり台。近周りを1時間以上かけてゆっくり散歩。そのうち遅い時間からのお昼寝。しばし解放。

見事に別れた三者三様。兄ちゃんには大きな大きなお小遣いでお付き合い。カー君には小さい小さいお小遣いでお付き合い。悠雅君には全身で寸分の油断もなく、目配り気配りのお付き合い。

フトコロが風邪を引きそうだが、悠雅君との身体の付き合いで温められた。
期待と喜びと、少し災難の三月三日ひな祭り。お疲れさん。 

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「2週間遅れの」

2012年03月02日 | 季節の移ろい・出来事

        
            2週間は遅れたが、確かな春を呼ぶ梅の花

  ♪♪ 三日遅れの便りを乗せて 船がゆくゆく波浮港・・・ ・・・ ♪

と作詩されたのは星野哲郎さん。
今年の梅がようやくほころび花を見せてくれたのは、昨年と比べると2~3週間遅れ。
三日遅れくらいなら可愛いもんだが2・3週間も遅れてはねー。いささか気がもめる。

小さな庭の小さな梅の木。
今年も真っ白い八重の花を、ややうつむき加減ではあるが、寒さに耐えてほころんだ。
そう言えば、昨年は梅のほころびは例年通りだった。が、寒アヤメが季節になってもまるで咲かなくて、3月に入ってようやく咲き始め、狂ったように咲き乱れたのを思い出した。

今年の寒アヤメは12月終わりごろから順調に咲いたのに、梅の開花が遅れた。
なんかしらちぐはぐな、昨年今年の冬ではある。

 『 梅さくや 白くも濃くも 大自在 』

学問の神様・菅原道真を祀る、京都北野天満宮は、天満大自在天神・北野聖廟とも呼ばれた。と、京近江名所句巡りに記されている。

遅れようとも弥生3月の声と共に見事に咲いた梅の花。
だから、何がどう変わるというわけでもないが、これまで生きてきた中で、3月という月は何かしら節目となることが多かったように思う。
節目の年に迎えた節目の3月。意識して大事に過ごしてみよう。

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「眉を上げて!!」

2012年03月01日 | 季節の移ろい・出来事

          
        卒業生が胸に付けていたコサージ

ついたち恒例。うがい手水に身を浄め、お米、お塩、水、お酒、そして榊一対神棚へ。
お燈明に灯を入れ、心静かに二礼二拍手。さー!3月の行動開始!!

先ず最初は、母校の高校卒業式参列。
礼服に身を包み、お祝い用のネクタイを締める。たったそれだけで先ずは身が締まる。
在校生や保護者が居並ぶ式場に案内される。いつしかキリッと眉の上がる思いがする。
なんじゃろう、この心地よい緊張は。いつしか半世紀以上も前の自分に還る。

思いっきり歌う「君が代」そして校歌。
卒業生代表の淡々とした中に、思いを込めた飾らない「答辞」に聞き入る。全国大会に出場経験を持つ女子生徒であった。
卒業生一人一人の胸に華やぐコサージが愛らしい。

ほどよい緊張から解き放たれふと我に返ると、いよいよ・・・というか、ようやく・・・というか、やっと・・・というか。そんな複雑な思いの弥生ついたちがそこにある。
いよいよ3月。自分で立てた一つの目標に向かう期限が、徐々に迫ってくる圧迫感を感じ始めた証拠だろうか。何かしら時間に追いかけられる感じが強い。

他にも色んな役目があって、せっかく上がりかけた眉が少し垂れそうになる。追いかけられてはいかん、追いかけよう、と心しているものの、いつの間にか追いかけられている。
誰に言われたわけでもない、自ら買って出た時間との闘い。負けてなどいられよう・・・と今一度気を取り直してみるか。

時や春。やはり眉を上げて、桜の季節に向かって前進あるのみか。
3歩進んで2歩下がっても1歩は進んでいる勘定になる。
すっかりご無沙汰の執筆に目を向けるのも、自分らしさを取り戻す妙薬かな~。

コメント (4)
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