「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「つゆ晴れ」

2016年06月24日 | 家族・孫話

                                                                        

気まぐれな異常気象や変幻自在な梅雨前線が日本列島を覆い、各地に豪雨被害や土砂災害をもたらしている。
この時季にしっかり雨を降らせて、ダムという水がめに水を貯えなければ、梅雨の後にやってくる夏が越せない、という側面もあるのだが。根っこを張りかけた田んぼの早苗も、今の雨は成長に欠かせない潤いのシャワーなのだが。

そんなことは解っていても、一カ所集中の雨にはそれどころではない被害を生んでしまう。
熊本地震の爪痕も癒えぬ九州地方を、次から次へと襲う活発な梅雨前線には、早くどこかへ飛んでいけばいいのに……と思う。
そんな雨続きの中で、カラリと晴れ上がる一日があると、なんかしら救われた気分になる。
そんな晴れの日を「つゆ晴れ」などと呼ぶことがある。現に拙ブログでも過去にそんな表現を使った記憶がある  

ところがどっこい、モノの本によると「つゆばれ」とは、なんと「梅雨が終わった後の晴天」、つまり「つゆあけ」のことである。
ということらしい。まあ語感からいえば、雨続きの気分まで湿りがちな中で一日だけ覗く太陽を大事に活用することを「つゆばれ」
と言ったって特に問題ないじゃないの、という気がしないでもないが、本当のところはそういうことらしい。

小学生になって3ケ月目を迎えている孫の悠雅君。色んな事を言葉として表現するようになった。
この時期に雨が降らなければ、体育の時間はプールの水泳となるようだ。
「プールが小さいんよ、幼稚園の時のほうがもっと大きく深かったんよ、幼稚園が懐かしいよ」と。
ちなみに小学校には、25m6コースの普通サイズプールはあるのだが、1・2年生用は、そのそばに小さく浅いミニサイズのサブプールがある。そこで泳がされるのが、彼にとっては不満であり、幼稚園が懐かしくなるらしい。

「お迎えはね、雨の日は早く来てよ。晴れの日は早く来んとってね、みんなと遊ばんにゃいけんから」と、生意気をいう。
大体5時前後に迎えに行くが、雨の日の放課後教室は芋の子を洗うほど、ぐじゃぐじゃに混雑している。
晴れの日は、グラウンドで顔を真っ赤にして、ドッジボールやサッカーに興じる。

彼には彼の都合がある。でもこっちにだって事情はある。早い時も遅い時もある。生意気に「早かったじゃん」「遅いじゃん」
などとのたまう。雨の日など、早く迎えに行ったら、帰ってから家の中で遊ばせるお相手が大変なのだ。
晴れた日は公園で野球練習させりゃいい。でもこれとて大変な重労働ではある。
色々小理屈こねるようになったことで、だんだん成長の跡がみられるのは、頼もしいような恨めしいような・・・。

コメント (4)
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