地域の活動を通して、いろんな講演会や研修会と称する集まりにお呼びがかかる。
正直なところ、中には員数合わせのため「お願い!ちょっと顔貸してよ」などという場合もないことはない。
逆に、誰から言われなくても、自ら見つけた講座などで「将来役に立つかも」と思うものには積極的に?出かけてもいる。
このお話は、「『人生90年時代』の生きがいさがし」という、いかめしいテーマの会合に参加したひとくさりを。
平成26年現在、男性は80,50歳、女性は86,83歳という平均寿命の統計がある。
つまり、いまや日本人は男女ともに平均寿命が80歳を超えたということになる。
となれば、定年退職を65歳とすれば、そこから15年の生きがい探しが、その人の幸不幸を分けると言っても過言ではない。
そこで出てきたのが『PPK』である。何の頭文字なのか?
PKOは、内閣府国際平和協力本部事務局であり、TTPは環太平洋戦略的経済連携協定で、少し違うなー。
PTAはお馴染みの、Parent-Teacher Association)の略で、各学校で組織された、保護者と教職員による社会教育関係団体のことである。
さてPPKとは、早い話が『ぴんぴんころり』の略という、人を小ばかにしたような話である。
とはいうものの、これは人間が如何なる終末を迎えるか、言うなれば人間の尊厳にかかわる一大事であるかもしれない、ということ。
「1週間前まであれほど元気じゃったのに、なんでまた急に・・・」などという話を耳にする。
確かに残された家族にとっては、あっけない幕切れで心配するいとまもなかった、と嘆くかもしれない。
でも一足お先に旅立った本人にとっては、これほど幸せな人生終着駅はない、というくらい値打ちのあることである。
つまり、このPPKこそが人生究極の幸せということではなかろうか。
そこで、このPPKをモノにしようと思えば、老後をどのように生きるか、という話になる。
色んな方法があるようだ。
少なくとも自分の殻に閉じこもって、外界との接点を持たない生き方はどうかな?ということになるようだ。
具体的な例は幾つもある。ここではすべてを述べるには時間がかかりすぎる。またいつか折を見て・・・。