「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「朝一のスマフォ」

2017年12月07日 | おせっかい

           

朝早く固定電話が鳴った。ディスプレイには見慣れない電話番号が。
ずいぶん早い時間に誰じゃろう、まさか特殊詐欺のウソ電話??などと気を使ってしまう今の世の中。
「モシモシ、〇〇君かい、オレ東京の△△だよ、元気?」屈託のない明るい声に先ずはホッ!

「前回の同窓会の最後に、次は喜寿に会おうと言ったよね、その後どうなの?」
早い話が、喜寿同窓会の催促というか、幹事の心持を訊いておきたい旨の電話であった。
「オー、よく覚えていてくれたねー」「そりゃそうだよ、懐かしいもの」と、幹事冥利に尽きる言葉を並べる。

そっかー、近くに住んでいる者からこんな言葉はなかなか聞かれないが、故郷を遠く離れて暮らす者にとっては、3年に1度か4年に1度の同窓会を楽しみに待ってくれている仲間がいるのだ、と改めて思い知る。
ということは、これまで数回開催してきた同窓会は決して無駄ではなかった、と言うことに勇気づけられる。
そもそも同窓会なんてものは、ある意味「おせっかい」という気持ちが働いていた。だから拙ブログでも、同窓会が登場するカテゴリーは「おせっかい」という分類である。

同窓会など過去の遺物で、あまり参加したくない、声掛けもほどほどにしてほしい・・・と言う人も少なくないのは確かである。が、このように「案内状が来るのを楽しみにしてるから、がんばってよ」などという人もいることに、あながちおせっかいばかりではない、と少し肩の荷を下ろす思い。

1月生まれの小生にとっては、まだ75歳である。全員が喜寿を迎える再来年の4月以降が、本来の「喜寿同窓会」となるのだが、そうなると1年数カ月先の話になる。
ここに来て周囲の同級生の動向をみると、本人はもちろん、配偶者の不具合や何か、気の毒な話がいっぱい。
だからといって先走るのもどうかな~。いずれにしても近いうちに、元気にしている幹事に声をかけて先ずは下相談というところか。

また一つあれこれ思いめぐらすことの出来(しゅったい)ではあるが、まあせっかくの声掛けを「嬉しいこと」と受け止める方が、幹事の心構えとしてはパワーをもらったようで、やる気が出てくるということかな。

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「右往左往」

2017年12月05日 | ニュース・世相

            
              引退した、元横綱日馬富士

重ねて言うが、今の日本を取り巻く様々な状況の中で、何故大相撲のゴタゴタや、元横綱の暴力沙汰が連日連夜の重要ニュースになるのだろうか。まるで重箱の隅を針で突っつくような、テレビ新聞報道にウンザリ。
核心に迫ろうとする気概のない野次馬根性で、ワイワイ騒いでいて、ジャーナリズムと言えるのだろうか。

本当に今回事件の真相を明らかにして、相撲協会の体質改善を図る、くらいの気概を持ってぶつかるジャーナリストは出てこないものか、などと、自分では全く手の届かないところだけに、少し大げさに考えたりしている。

たとえばその一つは、あの平成の大横綱と絶大な人気を誇った貴乃花親方のかたくなまでの「無言」と、相撲協会の確執みたいなものを、白日の下にさらけ出せる力のあるジャーナリストはいないのかな~。
もっとも、相撲協会も内部事情が表に出るようなことはしないだろうから、真相究明は難しかろう。

そこで今一度、今回の事件発端を考えてみると、先ず疑問に思うのは、モンゴル出身の力士が一堂に会して懇親会を開くこと自体に問題がありはしないか、ということ。土俵の上では真剣勝負としてぶつかりあうべき関取同士が、まるで仲良しグループのような飲み会を開くことそのものが、今回の事件の発端であり、その向こうにはかつて大問題になった八百長という疑惑もかすかに見え隠れする。

それに、日本の相撲界の最高権威者は誰なのか。現役の横綱が一番偉いのか、という素朴な疑問である。
優勝回数の多い現役横綱は、相撲協会を背負っている理事長や横審と言われる人たちの意見など無視していいのか。
実績のある横綱の心無い言動で、右往左往する相撲協会など見たくもない。
というような、厳しいスポーツジャーナリストや、協会ご意見番の出現がなければ、また近い将来、横綱の引退は暴力沙汰という事態を招くだろう。

相撲協会の理事や役員を一般社会から選出できる方法を考える時ではないのだろうか。
今のままでは、相撲協会も右往左往。取り巻くジャーナリズムも面白おかしく報道することで視聴者確保を狙って右往左往するばかり。早く正常な面白みのある相撲界に戻さないと、「国技」の名が廃れそうで心配だ。

コメント (2)
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「師走ついたち」

2017年12月01日 | つれづれ噺

    

プロ野球界では、今年一年の守備に貢献した選手に贈られる、「ゴールデングラブ賞」が発表された。
我が愛する広島カープからは、菊池・丸・鈴木の3選手が受賞した。
トロフィーは、各選手が守るポジションで使用するグラブやミットを模造した、ゴールデンの皮製だという。そして副賞が50万円。

そんなことに刺激されたのか、それとも何のはずみを食らったのかよくわからないまま、野球のグラブを新調してしまった。
思えば、こんなかっこいいグラブを購入したのは何年ぶりだろう。いや、何十年ぶりだろう、というのが正しい。

30代半ばで、地元のソフトボールチームに入れてもらった。近郊の6チームによるリーグ戦で優勝を争うという本式のシステム。
中学校のナイター設備を使って年間30試合をこなす。仕事を終えてのナイター試合。再び訪れた青春を感じたものである。
大手企業の元硬式選手あり、鉄工所の社長あり、専業農家の主人あり、もちろんサラリーマンが多くを占める。
勝って飲み、負けて飲み、夏は海水浴に遊び、冬は忘年会を欠かさない。そんな楽しい楽しいチームであった。

その頃に、新しいユニフォームに負けないような、ちょっと気張ったグラブを新調した。その時は結構高価な買い物であった。
孫君にソフトボールさせようと、当時の古いグラブを引っ張り出して何とか使っていた。孫君の方は、目利きのお父さんが、流行りの先端を行く道具を取り揃えてやっている。それに比べるとジジの古い古いグラブは何ともみすぼらしかった。よ~~しそれなら・・・。と思い切って手を出したという次第。まさにあの時以来のグラブ新調である。

孫君は2年生ながら人数の関係もあって、一応レギュラーとなっている。そんな彼の我が家でのキャッチボール相手に、このグラブを使用するのが楽しみだ。目ざとい彼のこと、「じいちゃん、グラブ買ったん?」と聞くに違いない。鷹揚に「ウン」と答えよう。

グラブは新調したものの、彼は伸びていく盛り。こちらは急こう配の下り坂。果たしてどれだけ活用できるのか。
いやいや、実際に使用するのはどっちでもいい。応援するジジの心意気をこのグラブに託したかっただけかもしれないね~。

コメント (4)
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