畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載213「豚の腿一本丸焼き」(その2)

2019-10-05 08:09:35 | 山菜

 (我が家のホームパーティーでも。今はこの場所はガレージに)

       豚の腿一本丸焼き (その2)

 その「丸焼き」を注文すると、ドラム缶の半切りに木炭、発泡スチロールのトレイ、タレに割りばし、

他にも切り分けるための鋭利な肉切包丁と、肉片を刺して切るための大きなフォークまで付いている。

おっと、火傷防止の配慮か、軍手まで付いているのだから、至れり尽くせりだ。


 ボイルした太腿は、時代劇に出てくる十手のような金串に刺され、

ドラム缶の端からはみ出る部分はクランク型に曲がっていて、炭火の上でくるくると回せるように出来ている。

(今は進歩して、金串の端には小型モーターが付き、クルリクルリと回転する)


 あまりにも美味しいその味を皆さんにも紹介したくて、色々な場面で使っていただきました。

村が中越地震の関連で町内会と言う組織を立ち上げる際には、参加者全員に行き渡るようにと考え、

二本注文しました。

 勧めた責任上二つのドラム缶を渡り歩き、焼き具合をチェックしたり指示したりの役を引き受けたのだったが、

さすがに軍手に水を掛けながらの仕事でも、両手に軽い火傷を負ってしまった。

一本で2、30人分はあると言うこの丸焼きは二本で参加者全員に満足頂いたようだった。

          (続く)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の山菜は「山芋のむかご」から

2019-10-05 04:51:40 | 山菜

 先日、日が沈み夕暮れが迫る中を畑仕事を終えて帰った。

薄暗くなってきた農道に一台の車が止まっていて、見ると知らない男性がコウモリ傘を逆さに広げて木をゆすっていた。

 あ、これは「山芋のむかご」採りだなと、瞬時に分かった。

スベルべも広域農道、山道の往復時に山芋の蔓が気になり始めていたのでした。

 

  翌日、わずかに早く仕事を止めて帰りながら「山芋のむかご」を採ることにした。

ほら、見ると山芋の蔓の葉の出るあたりに小さなむかごが見えますよ。

 ちなみに、山芋には結構詳しいスベルべが見たところではこの葉の形からして良質の山芋の蔓。

でも、いくら良い蔓が見えても農道の脇を掘って、斜面を崩すわけには行きませんからねー。

 

  こんな風に、数珠繋がり風になっていたら最高ですよ。

こうもり傘など持参しなかったので、一粒ずつ丁寧にもぎ取ります。

 

  こんな感じですね大きさは。

山芋はこうして地面に「むかご」を落として繁殖、増殖するけれど無事に育っても大きくなるには7~8年かかります。

 

  これはもう成熟しきって太く育った山芋の蔓ですね。

むかごは沢山着いているし、上部には花さえ見えます。そう山芋にも花が咲くのですよ。

 他にも何か所かで見つけたけれど、夕闇が迫り止めて帰宅の途に就きました。

レジ袋に二合ほどのむかごが拾えました。スベルべママに聞くと一回の炊き込みご飯には十分の量だと言います。

 まだ、山の木々は色づき始め無いけれど、着実に秋が深まりつつあります。

でも、花卉農家の友人と立ち話をしたけれども、今年はまだ冷え込む日が無い。猛暑の影響が残っているようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする