つい先日、魚沼市内に熊が出たことも有り、スベルべママは怖がって車から下りません。
引き返そうという言葉を振り切って、なおも急こう配の山道を登って行きました。
駒の湯分岐点から3キロほど登ったところで引き返します。
紅葉はまだまだですね。今年は高温を引っ張り、そして寒暖差も小さくて遅れているようです。
越後駒ケ岳の途中にポツンと残っている雪渓、残雪が見えました。
左で写真では見えない「桑の木沢」の右手ですから「金山沢」か「雪山沢」でしょう。
奥只見、銀山湖を見物する観光客はそのほとんどがトンネルの「シルバーライン」を通るでしょう。
その昔、トンネルが掘られる頃、亡父はトラックを運転してダム、「銀山湖」の工事現場にも行っていました。
その父の話では、夕立が来ると大岩壁の沢々がそれぞれ見事な滝になったとの事でした。
一度、そんな条件の時に見に行きたいものだと思います。世にも稀な光景でしょうから。
折り返して、栃尾又温泉へと向かう橋の上から佐梨川の下流方を見ます。
あの「桑の木沢」などの沢は、雨が降らないと「スラブ」と呼ばれる溝状の沢です。
別名「滑滝(なめだき)」とも言いますが、足掛かりの全くないツルツルの岩肌です。
昔、巻機山の「米子沢(こめござわ)」を何回か登りましたが、山頂付近に「スラブ」が有りましたね。
山を見ると昔登った山のことなど色々な事を思い出します。
なお、ネットで「越後駒ケ岳桑の木沢」で検索したら山行記録や素晴らしい写真が有りました。
(終わり)