一口稲荷寿司です。色々な具の味も楽しみの内。
稲荷寿司騒動(その2)
そして、上から下の私をのぞき込んで「どうやったら下りられるの」なんて聞いてくる。 「そこから降りるのは危ないから、上で待っていて」と言い聞かせ、私はなおも独活を採りつつ登り、上の平らに到着した。
一人であればそこから再び、独活やゼンマイを採りながら降りるのだけれど、初めてのメンバーでは無理。
皆を引き連れて、古い今は使われていない山道を下った。
家に着き、背中一杯に背負った独活とゼンマイを下ろして、先ずは缶ビールで乾杯。
それからは揃ってゼンマイの綿毛を取ったり、独活をサイズ別にそろえたりしながら昼食を待つ。
さて、準備、進み具合はと如何とばかりにキッチンを覗くと女性陣は何だか言い争い。
「これでは多過ぎる」「いや、足らない」とお昼に準備する「稲荷寿司」のご飯の量が論争の焦点だったのだ。
(続く)