畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

山の畑で鳥たちの歌声を聴きながら

2015-05-27 04:47:50 | 

 さつま芋の苗床は順調な成長が続き、植え付け適期を迎えて来ました。
例年、いや昨年よりはしっかりとした手ごたえを感じます。



 でも、困ったことに晴天続きで雨が降らず畑の土は乾燥し砂漠状態。
なんとか、土に湿り気が残っているうちに600本ほど植えられる畝を作りました。



 あ、この中心の畝は「黄金マクワ」を植えています。その左が今年の初植え「ムラサキマサリ」。
タヌキやムジナのおやつにならなければ良いのですが。



 スベルべママが、強風と戦いながらマルチシートを張ってスイカを植えました。
もちろん、自根苗で「クロガネ」と言う黒い皮のスイカです。



 ああ、これは「黄金マクワ」の畝の残りに植えた「食用ホウズキ」。
たしか、「スイートパール」なんて名前でしたねー。



 手前の畝も、通路を挟んだその向こうの畝もジャガイモです。
これは好天に恵まれて順調な成長。向こうに土寄せに使う「畝立てポチ」が見えます。



 時間が少しでも取れたら、する仕事は山ほどある。
ニンジンを播くにはまだ一カ月以上も有るのだけれども植え付けの準備。

 涼しいうちにと思い、朝食前に一輪車でせっせと堆肥を運搬しました。
翌日にはトラクターで耕しましたが、次は畝を作り種蒔きをするばかりです。

 スベルべ自慢の美味しいニンジンはこんな隠れた努力の成果。
赤に黄色に白にムラサキと、色々な色のニンジンの種が出番を待っています。
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只今「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」54本植え付け

2015-05-26 12:35:11 | 野菜

 功を焦ると言うか、急ぎ過ぎて枯らしてしまった苗も有ったが、なんとか植え始めました。
まだ、地温も上がらず、焦る必要も無い雪国の畑だけれども、どうも結果への期待だけが先走り。

 それでも、満を持してと言う感じで「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」の植え付けを始めました。
昨日現在で、54本の植え付けが終わりましたが、予定数の半分ほどです。



 プロが生産した苗は、一番花が咲いたような状態で売られています。
でも、スベルべ生産の苗はまだ蕾も見えないが、これも致し方なし。



 これは、別の畝、別の二種類のナスです。
右が「あのみのり」が20本で左は「緑ナス(翡翠ナス)」で24本かな。



 この「あのみのり」はナスとしては抜群の糖度で生食が美味しいと言う。
オリーブオイルで食べたり、なんと納豆と一緒に食べるなんて方法も有るらしいから楽しみです。



 「緑ナス(翡翠ナス)」は別名を「大トロナス」とも呼ばれる、柔らかさ抜群のナス。
焼きナスなどにすると、本当トロットして溶けそうですね。これは自家採種の種から生産の苗。



 ここは、「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」の隣の「ズッキーニ」の畝。
まだ種蒔きを続けていますが緑種が100本、黄色種が40本ほどの植え付け予定です。

 さて、またナスは変わった物ばかりで「トーちゃん、普通のナスは?」なんてスベルべママは言う。
「無いよ」と言うと、ブーイング。「ナス漬け」が出来ないじゃないの、なんて叱られてしまった。

 ま、仕方ないからスベルべママに任せて普通のナス「梨ナス」の苗でも買ってもらいましょう。
過労が原因かも知れないが、二人とも風邪をひいて大弱り。特にスベルべママがひどく昨日は病院に。

 比較的症状の軽いスベルべは孤軍奮闘で、「キュウリ」「エンツァイ」「オクラ」などの畝作り。
あのナス類の大きな畝作りで、なった筋肉痛もようやく取れ始めたと言うのにまたまた災難です。
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旬の「ワラビ」を食べましょか

2015-05-26 04:06:20 | 山菜

 スベルべママに「ワラビ料理」の依頼が舞い込みました。
テレビで「ワラビ採り」の撮影後に食べるシーンを入れたいみたいです。

 添えた味噌汁の実も「ワラビ」ですから、結構凝っていますよ。
この、アク抜きした「ワラビ」と油揚げの味噌汁は素朴で美味しいですよ。



 はい、スベルべトーちゃんは専ら材料の調達に励みます。
これは、ゼンマイでは無くて乾燥した「ワラビ」が主役で、他にもタケノコなども。



 シンプルな「ワラビのお浸し」です。
木灰を使ったら本格的だけれども簡単に重曹を使って一晩でアク抜き。



 ちょっと気取った盛り付けで、お浸しの右は「ワラビの粕漬け」です。
何と言ってもね、この酒かすが美味しいのですよ。製作者は「トンボさんの父上」です。



 スベルべママが自身大好きな「ワラビの土佐酢漬け」です。
どうして女性は酸っぱい物が好きなのかなー、スベルべは酸味は少し苦手です。



 そして、ご飯ものは「ワラビご飯」です。
実は、新年度のワラビでは柔らか過ぎて煮崩れてしまい無理です。

 昨年の塩漬けが残っていて、それを利用しています。
晩春から、初夏まで「ワラビ」なんて畑の周りでもいくらでも採れます。

 「ワラビ」って本当に不思議な性質の植物で、採ればまたその後から新芽、新ワラビが出て来ます。
一時期、癌を誘発する食材などとも言われましたが、それは濡れ衣でしょう。

 「ワラビ」と一緒に食べた、それこそ熱々の「粥」が主原因だったようです。
いずれにせよ、こんな新鮮な完全無農薬、完全有機栽培の食べ物ってそうは無いと思う。
 
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ポチ登場!

2015-05-25 04:28:14 | 

 先日エンジンオイルを交換し整備を終えた「畝立てポチ」が登場。
購入して10年以上は経っているけれども、調子は上々です。



 ポチ君の調子は良いけれども、オペレーターの調子がもう一つ良く無い。
よれよれの畝は、平鍬を使って真っ直ぐに仕上げ、透明マルチを貼って行きます。

 このポチ君を買うまでは夫婦二人で畝を作っていました。
その畝の数は40数本を数え、疲れがひどくなり購入を決めたものです。

 昨日までさつま芋苗600本ほどの植え付け畝が完成し、昨日夕方は初植え。
今年も最低でも2500本は植えたいと思っていますが、植え手の身体が持つかどうかが問題。



 ジャガイモは青々と葉を繁らせてきました。
手前のまだ何も見えない部分が先日、農業体験で中学生が植えたところ。

 実は、かなりいい加減な植え方で、スベルべが一朝掛けて手直しをしています。
他の体験個所でも、問題を発生させたらしいけれども、一体何を考えているのか。

 他人の話を良く聞くと言う基本的姿勢は出来ていませんでしたね。
これが、10キロ分の種芋だから良いようなものの、田植えだったら悲惨な結果でしょう。

 一生懸命に農業の面白さや、自然の素晴らしさを教えようと思っていたのに・・・・。
コメントをくれた体験者もいて、良かったけれど、一部が悪いと全部が悪いようになってしまう。



 一部手助けも得たけれども、115キロの種芋の大半を夫婦で精魂込めて植えました。
作物、野菜も掛けた愛情が結果となって現れてくるのですよ、中学生諸君。



 さて、ここでも「畝立てポチ」君は活躍。
ジャガイモは二回ほど、いや三回かな、土寄せをしなくてはならない。

 一回目は手作業だけれども、二回目と三回目はこのポチ君が活躍する。
この一帯は「インカの目覚め」と「インカのひとみ」が合計30キロ植えて有ります。
今年もきっと美味しいジャガイモが出来ますよ。
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君は誰?ん、僕「ムジナ」だよ~ん!(その2終り)

2015-05-24 04:50:07 | 自然

 穴掘り仕事に夢中の「ムジナ」はスベルべが徐々に近付いても気付く気配も無い。
とうとう、数メートルの位置まで近付いたのだが仕事に熱中していて気付かない様子。



 背中を丸めて、両手に力を込めて掘り返したり、腹ばいになって掘った穴を覗き込んだりと忙しそう。
きっと、夢中にさせる美味しい獲物が有るのでしょうね。



 「ムジナ」の観察も良いけれど、仕事もしなければならない。
そこで顔を見るために声を掛けた「おーい、何しているのー」なんて。



 顔を上げてスベルべを一瞬見つめて「わっ、人間だ―」なんて驚いた表情。
次には脱兎のごとく走りだしました。



 走るのは結構早く、この辺りが「タヌキ」との違いかな。
「タヌキ」はこんなに早くは走る事が出来ず、ヨタヨタって感じになります。

 ちなみに「タヌキ」はイヌ科で「ムジナ」はイタチ科と資料に有りました。
『同じ穴のムジナ』って諺は「ムジナ(別名アナグマ)」が掘った穴にタヌキが入りこみ一緒に住む事だとか。

 ま、その穴ってのが「永田町」だったり「霞が関」だったりしてね。
「タヌキ」だか「ムジナ」だか、分からない人種がネクタイを締めたり、着飾っていたりして(大笑)。

           (終り)
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