「久しぶりにコロッケが食べたくなった―、ひき肉を買ってきてー」と携帯に着信。
そう、近くのスーパーに野菜の納品に行った時のことでした。
帰宅すると待ち構えて、芋を茹でていたスベルべママは早速コロッケ作成に着手。
完成しましたが、ただのコロッケではありません。
左から「さつま芋コロッケ」真ん中が「里芋コロッケ」そして右は定番「ジャガイモコロッケ」。
上の右端に見える黒いものの正体は「農天市場」のお客さんから聞いた「菊芋の素揚げ」です。
日中来宅したお客さんに出した漬物の残りです。
左は「味美菜のたまり漬け」で真ん中は「大根の煮なます」そして右は「野沢菜の一夜漬け」です。
「大根の煮なます」は亡母にスベルべママが習った食べ物の一つ。
私たちが結婚した三カ月後に病気で倒れた母だったけれど、料理好きだったから元気だったらもっと教えて貰えたに違いない。
さてと、合わせるお酒は米だけの焼酎「疾風」と思いきや中身は35度の焼酎です。
親の遺言でも無いけれど、亡父も晩年は酒と言えばこれオンリーでした。
醸造酒は身体に残る、特に膝痛には手痛く影響を残したようでした。
ただ、かっての「開高健」氏が奥只見の釣り宿「村杉小屋」で飲んだようにストレートと言う訳には行きません。
焼酎グラスに四分の一程度焼酎を入れたらひみつの味付け。
スベルべママの同級生が送ってくれた東京生まれの「シークワーサー」ですよ。
これに切れ目を入れて、ギュッと絞る。
そして、お湯を注ぐと香り高い「シークワーサー焼酎」が出来上がるって訳。
今宵も疲れた身体に焼酎のお湯割りが沁みわたります。
アレッ、スベルべママは今夜もビールか?二人だけの宴会は静かに静かに進行します。