「僕には愛しすぎる彼女」SPECIAL MAKING DVD | |
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まぁ・・・ヒョヌクと姉の関係を知って離れて行こうとしたのはセナの方だけど、ヒョヌクも仕方ないと割り切った筈じゃなかったっけ?
今の言動じゃ、セナ、自分の気持ちを整理出来ないのも当たり前ですよね。
会社の代表としてのモノと言うより、やはりセナを想う男性としての言動に見えるもんね。
必死に耐えているんだから、放っといてください・・・と言うのも無理はありません。
なんかねぇ、ヒョヌク、見た目は大人でも、内実はまだまだ子供です。シウの方が大人な感じに見えるのは私だけでしょうか。
歌が生まれない理由が分かった・・・とシウは言いました。
セナの不調は、自分にも関わって来ると言いましたが、仕事の面だけじゃなく、本当はセナ自身が心配なんです。そして、自分のセナへの想いをどう持って行けば良いのか分からないのです。
実際、セナの作曲が進まない事は、社内でも問題になって来てまして。
タイミングがずれると、シウの復活も上手く行くかどうか・・・というところです。
ヒョヌクは、シウの協力が必要かも・・・と言いました。
セナの気持ちをほぐす事が出来るかも・・・と。
シウはセナを散歩に連れ出したり、映画に連れて行ったりしました。
それをきっかけに、セナは徐々に立ち直り、作業も進むようになったのです。
ある日、セナとシウはジェヨンに偶然会いました。
一緒にいたのは、会社のキムチーム長。どうもジェヨンが又も引き抜こうと声をかけたようです。
でも、キムチーム長にはその気はさらさら無くて。
あっさり断られた腹いせのように、ジェヨンは又もセナに姉とヒョヌクの話を始めました。
ヒョヌクが新人歌手と浮気しなかったら、姉ソウンは死ぬ事は無かった・・・なんてね。
聞きたくありません・・・と席を立ったセナ。
シウは初めてヒョヌクとセナの間の不穏な雰囲気の理由を知ったのです。
セナは、ヒョヌクの事が更に分からなくなりました。
で、シウとの今回の仕事を最後にしたいと言ったのです。
姉を苦しめた人との仕事はしたくない、シウの仕事だけは最後までやりきるけれど・・・と。
ヒョヌクは、誤解を解こうとはしませんでした。
シウはセナに言いました。
「“人気歌謡”で1位を取ったら、贈り物をやる。君も俺の望みを叶えろ。」
そして、セナ作曲のシウの新曲「恋しい」は、あっという間にヒットとなり、“人気歌謡”という歌番組で1位を取ったのです。
社内では、セナを専属にしようという提案がなされました。
でも、ヒョヌクはセナにそのつもりは無いらしいと告げたのです。
シウは約束通り、セナにプレゼントを渡そうとしました。指輪?
その時、セナは言ったのです。
「AnAの仕事はもう受けない。」
渡せませんでした。
ある日、シウはラジオ番組で爆弾発言をしてしまいました。
片想いの人がいる・・・と。
名前は出しませんでしたが、どう考えてもそれはセナを指していると関係者にはすぐに分かりました。
マスコミも、セナと言う存在に気付き始めました。
シウを責めたセナ。大事な時なのに、スキャンダルを起こしてどうする・・・と。
“恋しい”は、ヒョヌクを想って作った曲だとシウは勘付いていました。そんな曲を歌う自分の切なさが分かるか?・・・と。
「君が他の男の事で心痛めることも、他の男の事ばかり考えているのも嫌だった。だから、つい本音が口を突いて出てしまった。」
こんなに問題になるとは、シウ自身も考えてなかったようです。
「でも、後悔してない。全部本心だから。」
まっすぐにセナの目を見つめながら言いました。
そーだよね。元々セナって自己チューだと思うよ、あたしゃ
シウは会社でも、発言を責められました。
でも、堂々と言ったのです。セナを好きだと。そして、セナに被害が及ばないようにしてほしい・・・と。
会社では方策を考えまして、シウとセナに交際宣言させることにしました。
そして、ほとぼりが冷めたころ、破局宣言をさせる・・・と。だいたい1ヶ月後くらいに・・・とね。
セナに話したのはヒョヌク。会社の代表として・・・ですね。
セナは提案を受けました。
シウはセナに発言を謝りに来ました。
その時セナは言いました。“恋しい”はシウとの共同作業で生まれた曲だ・・・と。今後は気持ち良く歌ってほしいと。
「1位のプレゼントをやっと渡せる。」
と、シウはセナに差し出しましたが、受け取ろうとしません。でも、無理に手に箱を握らせました。
「答えは1ヶ月後に聞く。チャンスをくれ。結論はその時に。破局を発表するか。別の発表をするか。」
やっぱね、シウの方がヒョヌクより大人ですよ。
ソンジンは、ヒョヌクの気持ちを心配していました。
セナとシウの交際が発表された経緯を知らなかったようです。ヒョヌクも特に説明しませんでしたからね。
で、セナを呼びだして、誤解を解いたのです。
新人歌手と浮気したと言うのは全くの事実無根だった。弔問にも、自分と一緒に行った。だが、憎む相手が欲しかったセナたちの母親に追い返された・・・。
一緒に事故に遭ったのに、娘だけ死んだと言う事実が耐えがたかったようだ・・・とソンジンは言いました。
ある夜、タルボンが脱走しました。
行き先はセナのところ。
セナのところに走って行ったタルボンは、セナの目前で倒れたのです。
連絡を受けて駆け付けたヒョヌク。
もうタルボンに時間はあまり残されていませんでした。
「海に連れて行って。」
と、セナは言いました。家より、海の方がタルボンは好きだから・・・と。
そして、二人と1匹で海で遊び、タルボンは息を引き取ったのです。
辛い時、タルボンのお陰で癒されてきたヒョヌク。
ソウンの形見とも言えるタルボン。
ショックを大きかったのです。
セナはそんなヒョヌクを慰めました。
ヒョヌクは、セナを固く抱きしめました。想いを抑えられなくなったのです。