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くたくた、ぐだぐだになりながら、どーにかイリョンの家を探し当てたセフン。
ところがあいにく、イリョンは留守。
思わず門の前にへたりこんでしまったセフンでした。
で、眠ってしまったのかな?気がついたら、もう辺りは真っ暗。なのに、イリョンはまだ帰って無くてね。
うだうだと文句を呟いていたら、どこからか水音が。
水音がした方に歩いて行くと、イリョンらしき女の子が水に浮いてるじゃありませんか。
一番近いお店のアジョッシが、祖父が亡くなってから一人で寂しく暮らしてる・・・と言ってたのを思い出し、てっきり身を投げたと思いこんだセフンは、慌てて助けるために飛び込んだのです。
でもね、イリョンはソウルで経験したあれこれを思い出してて。まばゆいばかりのスポットライトを浴びるなんていう経験した事が無いモノばかり。
そんな事を思い描いちゃいけないと、自制しようとして水に入っていただけなのです。
そこに、突然セフンが飛び込んで来たわけです。
驚きますわな。
おまけに、セフンは何の助けにもならず、足がつっちゃって溺れてしまい、反対にイリョンに助けあげられる始末。
結局、意識を失ったセフンは、イリョンが家に担いで帰るしかありませんでした。
で、気がついたら、洋服は全て脱がされて寝かされててね。
パニックですよ。
イリョンの家には電気も引かれてなくて、ろうそくの明かりでの生活。
虫だって居て当たり前。
セフンには想像もつかない未開の場所でした。
ところが、イリョンの作る料理は、味にうるさいセフンにとってもとても美味しいモノだったようで。
案外住めば都なのかもしれません。
でも、あまりにも生活の質が違い過ぎます。
化粧品だってろくに持って無いイリョン。セフンは日焼け止めすらない・・・と衝撃を受けます。
あれこれと口げんかしながらも、セフンは一生懸命イリョンを口説きます。
自分の事務所に入ったら、必ずスターにしてやるってね。
でも、イリョンは、全くそう言う事に興味が無いのです。全然話にのりません。
あまりにしつこいので、イリョンが聞きました。
「もしかして、私の事が好きなの?」
「はぁっ?」
と言う感じのセフンですが、案外鋭い指摘だったかも。一瞬言葉が詰まったもんね。
イリョンに契約してもらおうと、セフンは慣れない畑仕事を手伝ったり、皿を洗ったり。
でも、全然効果はありません。
ただ、何かと偶然スキンシップしちゃう事が多くて、その都度二人とも意識しちゃうところが見られます。
セフンは、自分でも気づかないうちに、一目ぼれしちゃってるように思えますが、まさか、イリョンも
セフンが何を言っても取り合わないイリョンなんですが、一言、セフンが
「俺を泊めたのは、一人でいるのが寂しいからだ。」
と言った時は、言葉に詰まりました。
寂しいのは本当なんでしょう。
でも、やっぱり、イリョンはセフンに従わず、怒ったセフンは一人で山を降りたのです。
会社では、セフンがいないと気が楽で、自由に振る舞えて皆がせいせいしてました。
ホ室長も、最初は自由を楽しんでいたのですが、流石に2日にもなると不安になって来ました。決裁が必要な事もたまってきますからね。
そんな時、やっとセフンが現れました。
誰にも行き先を告げて無かったので、電波も届かない山奥にいるとは誰も予想もしてませんでした。第一、そんな不便なところにセフンが行くとは思えませんから。
でも、イリョンを説得しに行ってたと知ったホ室長は、ふとつぶやきました。
「彼女が好き?」
「違う」
と、セフンは叫びました。
セフンは何をしていてもイリョンの事が気に成って仕方がありません。
気に成るだけじゃなく、苛立ってしまうのです。
名刺を預けてきたにもかかわらず、イリョンからは一切連絡がありません。
セフンは、苛立つ自分の気持ちが分からず精神科医の友人に聞きますが、まー何の解決にもなりませんでした。
ホ室長をはじめとした社員は、皆、今回のセフンの言動を不思議がっていました。
いつもの我儘で非常識で悩む事をしないセフンじゃないってね。
ホ室長に指摘されたセフンは、それならいつもの自分のやり方でやってやろうじゃないか・・・って呟きました。