韓流旋風 2016年 03 月号 vol.65 [雑誌] | |
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「男に告白して無視されたらどういう気持ちになるかお前には分かるわけない。」
と、ロビンは言いました。
一瞬怯んだように見えたソジンですが、さほど気には留めなかったようです。
でも、ハナの様子を見て、ちょっと気になってきたみたいです。
で、クァク秘書に聞くんですよ、失恋した女に必要なものは?・・・なんて。
「そりゃぁ、男ですよ。男で折った傷は男で忘れる。」
と、クァク秘書。その答えが気に入らないんで、他には?・・・と聞きました。
酒とか・・・仕事・・・。
仕事かぁ・・・とソジンは思ったんでしょうね。ハナから出されたバレンタインデー用の企画書が気に入ったこともあって、サンだーランドのメインイベントをサーカス団に任せる事を決めたのです。
突然のソジンの決定に、ハナをはじめとしたメンバーは戸惑います。
毎日リハーサルを見に来るとも言うし・・・。
で、ハナはクァク秘書に聞きに行きました。あまりにも突然の話ですからね。
クァク秘書は、ソジンは口下手で感謝の言葉やお詫びの言葉などを上手く言えない・・・と言いました。
ハナはイマイチ理解できません。
ク会長は、ロビンがハナと恋愛中だと言う報告を受けていました。
だとしたら、ソジンは?・・・と心配になるのも無理はありません。
でも、今のところその心配は無いとい言う報告だったのですが、今回のイベントをハナたちに任せると言うのを聞き、疑いを持ちました。毎日練習を見に行く事も聞くと、それは愛情に他ならないと思ったのです。
で、即刻サーカス団をワンダーランドから追い出せと言い出しました。
それを、ソジンは越権行為だと言いました。
「僕のワンダーランドです。」
こんな言葉、ソジンの口から誰も聞いた事ありませんでした。クァク秘書さえ、驚いていました。
「愛着がわいたのです。ここは夢と愛と幸せを売るところです。だから、夢と愛を持って僕も幸せになろうかと。」
・・・とも。
ク会長は、ソジンが変わったと言うのが信じられませんでした。
病気が治るまでは、ワンダーランドを譲る気持ちは無い・・・とも。
「カン博士は生きています。犯人が監禁してると自供しました。」
と、ソジン。
そして、ハナとは恋愛関係にあるのではなく、犯人逮捕の功労者だ・・・と。
「カン博士が見つかったら、僕も自分の人生を取り戻せる。」
その言葉を聞いて、ク会長は、ソジンのハナへの想いを改めて確信したようです。分かってないのは、本人だけのようです。
ソジンは、ハナの企画書にあった楽団も準備していました。
ハナ・・・あっけにとられるばかりです。
団員から、もしかしたらソジンはハナが好きなのでは?・・・と言われましたが、そんな事信じられません。
ソジンは、否定したものの、ふとこれまでハナと関わって来た事が脳裏によみがえりました。
ハナに対して、それまでの自分では考えられない事を数々してきた・・・と。
傘をさしかけた事、ロビンと間違って告白され、ときめいた事、ハナからのメール読みたさにロビンの携帯のロックを解除した事、風邪薬を渡した事・・・等々。
気がついた?自分の想いに。
でも、病気が治るまでは、そんな心浮き立つような想いに蓋をするつもりのようです。
ロビンは、ハナに誤解されたままなのが切ないんですが、どうやって誤解を解いたらよいか、分からないでいました。
正直に今の気持ちを話すしかありませんでした。
会いたかった、チャンスをくれないか・・・と。
そして、クァク秘書と、ハナへの想いとか、メールをソジンが削除したとか話しているのを、ハナに聞かれちゃったことで、誤解は一気に解けました。
ただ、話せない事が多いからねぇ。
「いつまで質問禁止?」
と、ハナが聞きました。
答えられないロビンは、苦し紛れに、持ってた人形同士をkissさせました。
そして、自分もハナにkiss
翌朝、ソジンなんだけど、何だか気分が良さげ
そんな時、犯人が自供を始めたとの知らせが。
ハナと共に警察に急ぎました。
ここで昔の事件が明らかになりました。
なんと、犯人のアン・ソングンとソジンは、幼馴染だったのです。
「親友のイ・スヒョンだ。」
と、アン・ソングンは言いました。
二人はクリスマスにワンダーランドで誘拐されたのです。
ところが、身代金を要求されたソジンの父ク会長は支払いを拒否したんだとか。
結局、ソジンだけが脱出でき、自分はダメだったと言いました。そして、自分の父が死んだ・・・と。
「ソジン、お前は知ってるよな。何故俺が取り残され、父が死んだか。誰も覚えていなくても俺とおまえは忘れちゃだめだ。」
そう言ったアン・ソングンは、ソジンの方に飛びかかろうとしました。
ソジン、苦しみ始めました。
ハナが助けようとしましたが、部屋を飛び出しました。
ハナが見つけた時、ソジンは一人で苦しんでいました。今にも息が詰まってしまうように・・・。
大丈夫?・・・と手を差し伸べようとしたハナを、ソジンはキツク抱きしめました。
と言うよりは縋ったと言った方が正解かもしれません。
ハナは優しく背中を撫でてあげました。