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「彼女はキレイだった」 DVD-BOX1 |
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レビュー一覧は、こちらから。
レナード・キム、なんと麻薬所持の疑いがかけられてしまいました。
それがスキャンダル記事になるらしく、そーなったら、インタビューなんて・・・ねぇ。
レナード・キム側から、ソンジュンにキャンセルの連絡が入ったのです。
目玉企画が潰れてしまいました。
ソンジュンたちは、すぐさま他を当たりましたが、適当な人物が見つかりません。彼ほどの注目度を持つ人物となるとなかなかいないんですね。
悩んだ時、名前が挙がったのが、『TEN』。
大人気の作家で、彼の著書は毎回好評を博していました。でも、その正体を知る者はいなくてね。
ただ、最近、韓国人だということだけを、TENが明かしたばかりでした。
ダメ元で、ソンジュンが出版社に頼みこみました。
担当者自身もTENに会った事は無く、メールでのやりとりだけなんだとか。
だから、一応、TENにインタビュー依頼のメールを送ってもらいました。
何の音沙汰も無いまま時間だけが過ぎて行きました。
でも、編集部員たちは、それぞれに精一杯の仕事をしていました。
ソンジュンは、そんな彼らを頼もしげに見ています。
ともすれば、自分の所為だと思いこむソンジュンに、へジンは何度も言いました。
ソンジュンの所為では無い、精一杯やったんだから・・・と。自分を責める事だけはやめて・・・とね。
へジンが傍にいてくれるだけで、ソンジュンは心強く思っています。以前ほど深刻に落ち込む事がなくなりました。
腹をくくったって感じかしらね。
ある時、ソンジュンは会議で提案しました。
メインインタビュー企画を外す・・・と。適当な人物が見つからないしね。
それがなくても良い雑誌は作れる・・・と言いました。
代わりに、各自書きたかった記事を書くように・・・とね。
「自分たちが楽しめる内容で雑誌を作るんだ。」
編集長もそれに賛成しました。
1位を取れなかったら廃刊になるという不安が皆の胸を過ぎりましたが、編集長は言い切りました。
「今回が最後かもしれないのよ。最後まで『MOST』らしくしなくちゃ。廃刊におびえないで。もしかしたら、小さな奇跡が起るかもよ。」
最終校正版が出来上がりました。
後はこれを印刷に回すのみです。
今回はソンジュンが直接印刷所に持ち込みました。
その夜、ソンジュンは初めて編集部員に飲み会を提案しました。
これまで一度も無かった事です。
自分がおごります・・・と。
編集長も含めて全員が大盛り上がりです。
ここにきて、ソンジュンが物凄い音痴だって事が判明・・・
「家門の栄光」のダナのとてつもない音痴の歌を思い出しましたよ
「歌ってる方より、聞いてる方が恥ずかしい。」
とチャ記者が言うほどの音痴ぶり。
ただ一人、へジンが、“ステキ”・・・
皆が盛り上がってる時、ソンジュンは一人そっと抜け出しました。
編集部室に戻ったのです。
そこで、メンバーの働く姿を思い出していました。
皆が皆、「MOST」の編集部員だと言う事に誇りを持ち、どんなに忙しくてよれよれになろうとも決して辞めようとは思わずに続けてきた職場です。
それを奪う事になるかもしれない・・・。ソンジュンはそれが辛いのです。
ただ今は、結果を待つだけ。
疲労が彼を襲っていました。
後をついて来たへジンの膝枕で、ソンジュンは眠りました。
そんな二人を、シニョクが見つめていました。
翌日、シニョクがへジンを連れ出しました。
一日中遊園地で遊び、食事をし、いつも以上にはしゃぎました。
「お前とは友達にならないと言った言葉、取り消すよ。お前とは最高の友達だ。」
「俺はお前が大好きだ。男とか女とか関係無く、人間として大好きだ。キム・へジンが大好きだった。」
「ありがとう。お前のお陰で本当に楽しかった。」
まるでもう会わない人のようなセリフでした。
翌日、その言葉の意味が分かりました。
なんと、シニョクが“TEN”だったのです。
ソンジュンに、TENから、インタビューを受けるとのメッセージが届きました。
そして、出向いたソンジュンの前に立っていたのは、髭を綺麗さっぱり剃り落としたステキな姿のシニョクだったのです。
もう一つ、驚いた事が。
新任の副社長の座についたのは、何と、編集部員のさえないアジョッシ、プンホだったのです。
彼こそが、会社の御曹司だったのです。
起死回生となるか
ハリは、一生懸命自分探しをしています。
いつの間にか、父との関係も好転しています。
良かった良かった。ハリの表情も明るく屈託の無いモノになってますよ