華政[ファジョン](ノーカット版)DVD-BOX 第一章 | |
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ファイが公主だと知った光海君とジュウォン。ここからは、“公主”と書きます。
ジュウォンが一筋涙をこぼしたのは、嬉しかったから?それとも、ファイはもうファイでは無く、気安く対する事の出来ない相手だと分かった寂しさ?
多分、そのどちらもでしょうね。
「かつて妹であり、かつて“お兄様”と呼んだ、王様に一人しかいない弟を殺され王宮を追われた貞明です。」
公主が恨みのこもった言葉を告げると、光海君は呆然とし、思わずよろけてしまいましたよ。
でも、本当は、光海君、ほっとしたんじゃないでしょうか。
生きていてくれたと言う思いが強いんじゃないかと。でも、公主は全て自分の所為だと思ってるわけで。生きていてくれてありがとうと抱きしめることなんて出来ませんよね。
復讐するために戻ってきた・・・と公主は言うのですからね。
だったら何故今正体を明かした?・・・と光海君は問いました。
「母上を助けたかったから。」
と、公主が言いました。
そして、ホ・ギュンの企みを一部始終話して聞かせたのです。大妃を殺させ、その後で光海君を追い落とすつもりだと。
大妃を殺すつもりなどない・・・と光海君。
でも、そうせざるを得ない状況に追い込まれるだろうと公主は言いました。
そうやってホ・ギュンの罠にハマって行くだろうと。
ホ・ギュンを捕える協力をするから、大妃を殺さないでほしいと公主は言いました。
その時、尚官がゲシとイ・イチョムが来たと知らせて来ました。
収議が始まると呼びに来たのです。
光海君は、公主の存在を隠すよう指示しました。ゲシたちに対しても・・・です。
ジュウォンが進み出ました。自分が全て光海君の意志を実行する・・・と。光海君、ジュウォンだけが自分の気持ちを理解してくれていると改めて感じ、全て任せたのです。
ジュウォンは、公主に再度男の成りをさせ連れ出し、自分の屋敷にいったん匿いました。
光海君は、イ・イチョムに収議の場で、ホ・ギュンが何を言っても同意するよう命令しました。
収議が始まりました。
殆どの王族や重臣たちが、大妃の廃位を訴えました。
でも、王族の中から、それでは手ぬるいと、死罪を訴える者まで出てきてしまいました。
光海君は、公主の言葉が浮かびました。
光海君に殺すつもりはなくても、殺さなくてはいけない状況に追い込まれる・・・という言葉です。
これか・・・と思ったでしょう。
ホ・ギュンは上訴文を読み上げました。それらの全てが、大妃の罪を問い、廃位もしくは死罪に・・・と言う内容ばかりでした。
イチョムが、すかさず、それに同調する意見を述べました。
で、大勢は固まったか・・・と皆思ったその時、光海君が結論を出したのです。
「私を守るために、大妃を処罰しろと言うのが皆の総意か。有難いことだ。」
そう前置きを置いたうえで言いました。
「この残虐な謀反に加わった者は、容赦なく斬首刑に処す。」
大妃側の重臣たちは、思わず目を閉じました。止められなかった・・・という思いだったでしょう。
「大妃は、死罪を免ずる。」
それを聞いた瞬間、ホ・ギュンも重臣たちも信じられないと言う目で光海君を見つめました。
その決定に反論しようとした王族に対して、光海君は言いました。
「王座が危ないなどと言う事は無い。かくも忠義に満ちた忠臣たちがいるのに、母を殺してまで国を守る必要がどこにあろうか。」
こう言われたんじゃ、何も言えませんよね。
大妃は結局、廃位をされることもなく、ただ降格し、“西宮”と呼ばれることになったのです。
ホ・ギュンは理解できませんでした。
光海君がこのような態度に出るとは予想していなかったのです。
何があったのか・・・と悩みました。
で、カン・ジュソンに相談に行ったのですが・・・。
実はジュソン、既に光海君に企みがばれたと勘付いていまして、ホ・ギュンから手を引こうと考えているところでした。
危なくなったホ・ギュンとは手を切り、別の人物に乗り換えようとしています。
彼の場合、手を切るってことは秘密を口走らないうちに殺してしまうと言う事を意味しています。ホ・ギュンとファイが狙われそうです。
光海君は、イチョムに公主から聞いたホ・ギュンの企みを打ち明けました。
ファイから聞いた・・・とだけ。
ファイについて詳細は語らず、ただ、ホ・ギュンに罠を仕掛けろと命じました。その背後に居る者も一挙に捕えろと。ジュソンのことですな。
イチョムは、これで目ざわりなホ・ギュンを失脚させ、光海君の信頼を一挙に独り占めできると意気込んでいます。
公主は、光海君にホ・ギュンの企みを打ち明けたものの、それを光海君が信じてくれたかどうか、イマイチ確信が持てていませんでした。
でも、大妃がおとがめなしで釈放されたと聞き、信じてもらえたと分かったようです。
そしてその後、公主は、光海君の指示でジュウォンと共に大妃に会いに行ったのです。
涙々の再会でした。
ジュウォンは複雑そうな表情で見つめていました。
イヌは、ジュウォンが公主を連れて行った事を遅れて知りました。
で、ジュウォンにライバル宣言しましたよ。
ジュウォンは光海君派です。だから、光海君に恨みを持つ公主を守って行くなんてことは出来ないと信じているのです。
大妃は、公主に姿を隠すよう言いました。
光海君がこのまま黙って見逃す筈が無いと思っているのです。
公主は、自分が狙われる理由が分かりませんでした。
まだ占いの事を知らないからね。
大妃が、その件を話そうとしたんだけど、門番に怪しまれないうちに帰らなくては・・・とジュウォンが呼びに来ちゃって。
結局、話せませんでした。