韓流ラブストーリー完全ガイド夢幻の愛号 (COSMIC MOOK) | |
クリエーター情報なし | |
コスミック出版 |
レビュー一覧は、こちらから。
4人の・・・というには、シンデレラを取り囲む4人の男性がいるというわけですが・・・。
3人兄弟ともう一人は?・・・と見渡してみると、秘書イ・ユンソンしかいません。
1話では、表情を変えないロボットのようなユンソンも、変わっていくのかしらね。
ウン・ハウォン=パク・ソダムさんは、アルバイトをかけ持ちして働いていて、お金を貯めています。
それは、大学の授業料。亡き母のように先生になる夢を持っているのです。
実の父、継母、そしてその連れ子である姉と共に生活しているのですが、彼女は酷い扱いを受けているようです。絵にかいたような継子いじめですな。
大学の学費なんぞ、出してくれないと言われた時から、彼女は自分の力で稼いで貯めて来たのです。それももうあと少しで目標額。
大学にも合格したし、あと少しで・・・と春を待つ気分でした。
そして、ハヌルグループの3兄弟。兄弟と言っても実は従兄同士。
現カン会長は祖父。カン会長の3人の息子は皆亡くなり、その息子たちということです。要するに、孫ですな。
長男の息子はヒョンミン=アン・ジェヒョンくん。
二男の息子がジウン=チョン・イルssi。
三男の息子はソウ=イ・ジョンシンくん。
それぞれに美貌を誇り、使いきれないほどの財力を持つ祖父のお陰で何の悩みも無く、生活しているように見えます、一見。
でも、ジウンがハヌルグループに来たのは、数年前のこと。
それまで、自分が財閥の血を引いているとも知らず、母亡き後は施設で育ちました。
そして、ソウも、最近になってハヌルグループに来たのです。
生まれた時から財閥御曹司だったのは、ヒョンミンだけ。
その所為か、会うと喧嘩になるんですね、特にヒョンミンとジウンが。ソウは傍観者の立ち位置のようです。
仲の悪い3人をどうして一つ屋根の下に住まわせているのか・・・。
カン会長は、自分の年を考え、そろそろ後継者を定めなくては考えているのです。3人の孫の中から選ぼうと思っているのですが、適しているのが誰なのか、まだ判断がつかないんです。
だから、様子を見て、その資格を持つ者を見つけようとしているのです。
だけど、3人の行動にはほとほと手を焼いていました。執事が長続きしないのです、苛められちゃって・・・。
どんな執事を迎えたら大人しくなるんだろう・・・と頭を抱えてます。
ヒョンミンは、その容貌とステータスから、女性にもてもて。
次から次へと付き合う相手が変わります。でも、酷い男じゃないんですね。
飽きっぽいけど、別れる時は相手の女性の願いを何でも一つ聞いてあげることにしてます。それが車でも・・・。そうやって、後腐れなく付き合っては別れて・・・と繰り返しているわけです。
でもね、彼を一途に想っている女性がいます。
へジです。
見るところ、へジとヒョンミンの間には、以前何かあったようですね。と言うか、二人は恋人同士だったのかもしれません。
へジはまだ同じ気持ちなのに、ヒョンミンが離れていったようで。
でも、他の女性とは違ってそれが決してあっさりさっぱり忘れられるようなモノじゃ無いことは確かです。ヒョンミンの表情が違いますもんね。
そんなへジをジウンは想っているようです。
まだ、告白しては無いようですが、いつもへジを気にかけてて、ヒョンミンの事でへジが傷つくのを癒して守ってあげています。
へジはジウンの気持ちに気づいているのでしょうか。
カン会長が、3人を呼び出し、告げました。5回目の結婚をする・・・と。
その結婚式に必ず出席するように・・・とね。
驚きますわ、そりゃ。
ヒョンミンだけが出席すると言いましたが、後の二人は行かないと。
「プレゼントを用意するよ。」
と、ヒョンミン。並のプレゼントじゃありません。ドッキリを仕掛けようと考えているのです。
クラブのドアを指差し言いました。
「誰でも最初にあのドアから入って来た女と結婚式に出る。」
で、入って来たのが、ハウォン。
彼女はピザの宅配にやって来たのです。雨が降っていたみたいで、頭からすっぽりレインコートを着込んだ状態で、入って来ましたよ。
それを見て、男に二言は無いと言ってたヒョンミンも、がっくり。
でもね、すぐにハウォンに興味が湧きました。
散々馬鹿にする客に対し、堂々と対応するだけじゃなく、理不尽な言動を繰り返す客を投げ飛ばしたのです。
コンビニでアルバイトしてるハウォンのところに行き、夜9時から12時までの高額アルバイトをしないかと持ちかけました。
でも、おいそれとそんな美味しい話に乗るハウォンじゃありません。
自分の時間を買う能力があるかどうか証明してみせて・・・と言いました。
そしたら何と、札束を突き出しましたよ。コンビニの商品全部を買い上げたのです。
へジは、ヒョンミンと一緒に結婚式に行こうと考えていました。だから、着て行くドレスを自作しましたよ。
それを、ジウンが見つめていました。全て彼にはお見通しなんです。
ジウンとハウォンも出会っていました。
コンビニ店員と客として。
ハヌルグループに来る前務めていたカーセンターに、差し入れをしようと買い物をしに来たのですが、カードを忘れてしまってね。取りに戻った時、仲間が自分との間に距離を置くようになっていると話しているのを聞いてしまったのです。
へジ以外に彼が心を許せるのは、そこだけだったんでしょう。やっぱりショックですよね。
で、ぼんやりと帰ろうとしているのを、ハウォンが呼びとめ、支払いを要求したんです。
明日払う・・・とジウン。
でも、信じられませんよね。
そしたら、腕時計を外し、預けようとしたんです、ジウンが。それを見たハウォンは、ため息をつきながら言いました。
「謝罪も出来ないの?明日必ず払ってくださいね、お客様。」
翌日、ハウォンは母の納骨堂に行きました。
ところが、お骨がありません。
係の人に聞くと、利用料を5年も滞納しているから、お骨は倉庫に移されたと言うじゃありませんか。
ショックですわ・・・。
その金額は、500万W。
そこに偶然ジウンもやってきました。
彼の母もそこに眠っていたのです。
ハウォンが跪き頼む姿も見ました。コンビニ店員の女の子だと分かったようです。
だからと言って、何か助けてあげたわけじゃありません。
ジウンも辛かったのです。ハウォンをかまってあげる心の余裕は無かったみたい。
ハウォンは、授業料としてためた400万Wを、母の納骨堂利用料に使う事を決心しました。
すんなり決めたわけじゃありません。
悩みました。母が望んだ教師に、自分も成りたいと、一生懸命一人で頑張って来たのですから。そしてそれが叶う時も近いのに・・・。
足りない100万Wを、ヒョンミンの依頼を受ける事で賄おうと考えました。
3時間、婚約者のフリをしてほしい・・・とヒョンミンは言いました。
重病のハラボジに婚約者を見せたいから・・・なんて嘘八百並べたてましたよ。ハウォンはそう言う話には弱いよね。すっかり信じてしまいました。
で、シンデレラのように、素敵なドレスに着替え、ヒョンミンと会場に行ってみたら。
なんと、そこはカン会長の結婚式の会場。
女性を伴って出て来たヒョンミンに、カン会長も招待客も皆驚きました。
「僕の婚約者です。」
カン会長は、驚き、怒りました。
ハウォンも、思っても見なかった展開に驚き慌てましたが、きちんとカン会長に謝りました。
そして、ヒョンミンにもキツク注意し、反省の色が見えないと見ると、力ずくでヒョンミンをひざまずかせました。
カン会長は、初めてヒョンミンをやりこめる人間を見たようです。驚きの表情でしたが、決して悪い気はしてなかったみたいです。
その様子を、ジウンが見ていました。
ハウォンが婚約者じゃないと、察していました。
へジが、ハウォンに平気なフリをして挨拶するのを見ると、黙ってはいられませんでした。
「金のためか?ならやるよ。」
札束をハウォンに突き出しました。そして、ばらまいたのです。
アン・ジェヒョンくんが良いですねぇ。すごく伸び伸びと演じてるように思います。
私はお初のパク・ソダムさんなんですが、化粧をするより、すっぴんに近い方が可愛いと思うんですが、いかがざんしょ。
レインコートを着て、クラブに現れたシーンなんて、とーっても可愛い