まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『シンデレラと4人の騎士』1話まで

2016-11-18 22:02:19 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド夢幻の愛号 (COSMIC MOOK)
クリエーター情報なし
コスミック出版

レビュー一覧は、こちらから。

4人の・・・というには、シンデレラを取り囲む4人の男性がいるというわけですが・・・。

3人兄弟ともう一人は?・・・と見渡してみると、秘書イ・ユンソンしかいません。

1話では、表情を変えないロボットのようなユンソンも、変わっていくのかしらね。

 

ウン・ハウォン=パク・ソダムさんは、アルバイトをかけ持ちして働いていて、お金を貯めています。

それは、大学の授業料。亡き母のように先生になる夢を持っているのです。

実の父、継母、そしてその連れ子である姉と共に生活しているのですが、彼女は酷い扱いを受けているようです。絵にかいたような継子いじめですな。

大学の学費なんぞ、出してくれないと言われた時から、彼女は自分の力で稼いで貯めて来たのです。それももうあと少しで目標額。

大学にも合格したし、あと少しで・・・と春を待つ気分でした。

 

そして、ハヌルグループの3兄弟。兄弟と言っても実は従兄同士。

現カン会長は祖父。カン会長の3人の息子は皆亡くなり、その息子たちということです。要するに、孫ですな。

長男の息子はヒョンミン=アン・ジェヒョンくん。

二男の息子がジウン=チョン・イルssi。

三男の息子はソウ=イ・ジョンシンくん。

それぞれに美貌を誇り、使いきれないほどの財力を持つ祖父のお陰で何の悩みも無く、生活しているように見えます、一見。

 

でも、ジウンがハヌルグループに来たのは、数年前のこと。

それまで、自分が財閥の血を引いているとも知らず、母亡き後は施設で育ちました。

そして、ソウも、最近になってハヌルグループに来たのです。

生まれた時から財閥御曹司だったのは、ヒョンミンだけ。

その所為か、会うと喧嘩になるんですね、特にヒョンミンとジウンが。ソウは傍観者の立ち位置のようです。

仲の悪い3人をどうして一つ屋根の下に住まわせているのか・・・。

カン会長は、自分の年を考え、そろそろ後継者を定めなくては考えているのです。3人の孫の中から選ぼうと思っているのですが、適しているのが誰なのか、まだ判断がつかないんです。

だから、様子を見て、その資格を持つ者を見つけようとしているのです。

だけど、3人の行動にはほとほと手を焼いていました。執事が長続きしないのです、苛められちゃって・・・。

どんな執事を迎えたら大人しくなるんだろう・・・と頭を抱えてます。

 

ヒョンミンは、その容貌とステータスから、女性にもてもて。

次から次へと付き合う相手が変わります。でも、酷い男じゃないんですね。

飽きっぽいけど、別れる時は相手の女性の願いを何でも一つ聞いてあげることにしてます。それが車でも・・・。そうやって、後腐れなく付き合っては別れて・・・と繰り返しているわけです。

でもね、彼を一途に想っている女性がいます。

へジです。

 

見るところ、へジとヒョンミンの間には、以前何かあったようですね。と言うか、二人は恋人同士だったのかもしれません。

へジはまだ同じ気持ちなのに、ヒョンミンが離れていったようで。

でも、他の女性とは違ってそれが決してあっさりさっぱり忘れられるようなモノじゃ無いことは確かです。ヒョンミンの表情が違いますもんね。

 

そんなへジをジウンは想っているようです。

まだ、告白しては無いようですが、いつもへジを気にかけてて、ヒョンミンの事でへジが傷つくのを癒して守ってあげています。

へジはジウンの気持ちに気づいているのでしょうか。

 

カン会長が、3人を呼び出し、告げました。5回目の結婚をする・・・と。

その結婚式に必ず出席するように・・・とね。

驚きますわ、そりゃ。

ヒョンミンだけが出席すると言いましたが、後の二人は行かないと。

「プレゼントを用意するよ。」

と、ヒョンミン。並のプレゼントじゃありません。ドッキリを仕掛けようと考えているのです。

 

クラブのドアを指差し言いました。

「誰でも最初にあのドアから入って来た女と結婚式に出る。」

で、入って来たのが、ハウォン。

彼女はピザの宅配にやって来たのです。雨が降っていたみたいで、頭からすっぽりレインコートを着込んだ状態で、入って来ましたよ。

それを見て、男に二言は無いと言ってたヒョンミンも、がっくり。

でもね、すぐにハウォンに興味が湧きました。

散々馬鹿にする客に対し、堂々と対応するだけじゃなく、理不尽な言動を繰り返す客を投げ飛ばしたのです。

 

コンビニでアルバイトしてるハウォンのところに行き、夜9時から12時までの高額アルバイトをしないかと持ちかけました。

でも、おいそれとそんな美味しい話に乗るハウォンじゃありません。

自分の時間を買う能力があるかどうか証明してみせて・・・と言いました。

そしたら何と、札束を突き出しましたよ。コンビニの商品全部を買い上げたのです。

 

へジは、ヒョンミンと一緒に結婚式に行こうと考えていました。だから、着て行くドレスを自作しましたよ。

それを、ジウンが見つめていました。全て彼にはお見通しなんです。

 

ジウンとハウォンも出会っていました。

コンビニ店員と客として。

ハヌルグループに来る前務めていたカーセンターに、差し入れをしようと買い物をしに来たのですが、カードを忘れてしまってね。取りに戻った時、仲間が自分との間に距離を置くようになっていると話しているのを聞いてしまったのです。

へジ以外に彼が心を許せるのは、そこだけだったんでしょう。やっぱりショックですよね。

で、ぼんやりと帰ろうとしているのを、ハウォンが呼びとめ、支払いを要求したんです。

明日払う・・・とジウン。

でも、信じられませんよね。

そしたら、腕時計を外し、預けようとしたんです、ジウンが。それを見たハウォンは、ため息をつきながら言いました。

「謝罪も出来ないの?明日必ず払ってくださいね、お客様。」

 

翌日、ハウォンは母の納骨堂に行きました。

ところが、お骨がありません。

係の人に聞くと、利用料を5年も滞納しているから、お骨は倉庫に移されたと言うじゃありませんか。

ショックですわ・・・。

その金額は、500万W。

 

そこに偶然ジウンもやってきました。

彼の母もそこに眠っていたのです。

ハウォンが跪き頼む姿も見ました。コンビニ店員の女の子だと分かったようです。

だからと言って、何か助けてあげたわけじゃありません。

ジウンも辛かったのです。ハウォンをかまってあげる心の余裕は無かったみたい。

 

ハウォンは、授業料としてためた400万Wを、母の納骨堂利用料に使う事を決心しました。

すんなり決めたわけじゃありません。

悩みました。母が望んだ教師に、自分も成りたいと、一生懸命一人で頑張って来たのですから。そしてそれが叶う時も近いのに・・・。

足りない100万Wを、ヒョンミンの依頼を受ける事で賄おうと考えました。

 

3時間、婚約者のフリをしてほしい・・・とヒョンミンは言いました。

重病のハラボジに婚約者を見せたいから・・・なんて嘘八百並べたてましたよ。ハウォンはそう言う話には弱いよね。すっかり信じてしまいました。

で、シンデレラのように、素敵なドレスに着替え、ヒョンミンと会場に行ってみたら。

なんと、そこはカン会長の結婚式の会場。

女性を伴って出て来たヒョンミンに、カン会長も招待客も皆驚きました。

「僕の婚約者です。」

 

カン会長は、驚き、怒りました。

ハウォンも、思っても見なかった展開に驚き慌てましたが、きちんとカン会長に謝りました。

そして、ヒョンミンにもキツク注意し、反省の色が見えないと見ると、力ずくでヒョンミンをひざまずかせました。

カン会長は、初めてヒョンミンをやりこめる人間を見たようです。驚きの表情でしたが、決して悪い気はしてなかったみたいです。

 

その様子を、ジウンが見ていました。

ハウォンが婚約者じゃないと、察していました。

へジが、ハウォンに平気なフリをして挨拶するのを見ると、黙ってはいられませんでした。

「金のためか?ならやるよ。」

札束をハウォンに突き出しました。そして、ばらまいたのです。

 

アン・ジェヒョンくんが良いですねぇ。すごく伸び伸びと演じてるように思います。

私はお初のパク・ソダムさんなんですが、化粧をするより、すっぴんに近い方が可愛いと思うんですが、いかがざんしょ。

レインコートを着て、クラブに現れたシーンなんて、とーっても可愛い

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「シンデレラと4人の騎士<ナイト>」あらすじ

2016-11-18 17:17:15 |   ★「さ」行

                       

韓流ラブストーリー完全ガイド夢幻の愛号 (COSMIC MOOK)
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チョン・イルssi、アン・ジェヒョンくん、イ・ジョンシンくん、パク・ソダムさん出演のラブコメ・・・ラブコメかしらね。

配役を見ると、きらっきらしちゃってて、完璧ドラマの世界の話だと、ある意味落ち着いて見る事が出来そうです。

12月から本放送が始まります。

 

      1話まで   2話まで   3話まで   4話まで   5話まで   6話まで   7話まで   8話まで

      9話まで   10話まで   11話まで   12話まで   13話まで   14話まで   15話まで   16話(最終話)まで

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『月桂樹洋服店の紳士たち』1話まで

2016-11-18 17:02:38 | イ・ドンゴン関連

                       

12月からの本放送を前に、1話のみ先行放送されました。

レビュー一覧も作って起きました。こちらから。

 

オーダーメイドの紳士服店『月桂樹(ウォルゲス)洋服店』は、現在二代目イ・マンスルが引き継いでやっています。

世の中はどんどん変わり、今ではスーツをあつらえる人も減り、経営も苦しいようです。建物も“未来遺産”なんぞに認定されるほどの古さです。

でも、マンスルはスーツを愛し、その腕は確かで、様々な賞も受けているようですね。

人柄も温厚でまじめ、周囲の人たちから好かれている人格者です。

ただ、自分の代でこの店も終わってしまいそうなのが、不安なんです。

それに、何やら悩みが他にもあるようです。一人で考え込んでいる事が多くなったようですからね。

 

ふと思いついて、息子のドンジンを会社に訪ねました。

彼の長男がドンジン=イ・ドンゴンssi。

後を継がず、ミサアパレルという会社の副社長になっています。彼の妻はミサアパレルの亡き会長の娘のようです。

やはり後継者はドンジンしかいないと思ったのです。

でも、ドンジンにその気はありませんでした。彼は小さな店で一日中仕立ての仕事をするなんてこと、考えられなかったのです。

「幸せか?」

と、マンスルは息子に問いました。

「成功と出世だけを追う人生が幸せかと聞いてる。父さんは幸せだ。ハサミと針を握って生きた俺の人生、傍目にはつまらなく見えるかもしれない。だが自分が作った服で誰かを温めて喜ばせる仕事は俺のやりがいであり、喜びだった。高いハシゴを上っても天まではいけない。上ったらあとは下るだけだ。」

 

「今日、代表取締役に選出される。ミサアパレルの。」

と、ドンジンは動じずに言いました。

「だから諦めてくれ。店は閉めて売ってしまえ。洋服店の稼ぎの10倍を僕がやるよ。」

「今まで言えなかったが・・・。」

と、マンスルが言いかけた時、突然ドンジンの妻ヒョジュが入って来ました。

なんだか、マンスルに対して上から目線で、ぎこちない雰囲気です。

そして、よりによって、ドンジンが着るイタリア製のブランドのスーツを持っていました。スーツを仕立てる義父の前に・・・です。

あまりにも失礼な態度です。それに気がついてないんですね。

流石のマンスルも怒りました。

机を一つ叩き立ち上がりました。

「父親がテーラーなのに、外国製のスーツを着るのか?お前みたいな奴に家業を継ぐ資格は無い。」

そう言って、マンスルは出て行きました。

 

ドンジンも、妻の考えのないやり方に怒りました。

でも、ヒョジュには義父のスーツは古臭いとしか映ってないのです。

 

その日は、店で働くヨンシル=チョ・ユニさんの結婚式でした。

人生最高の日の筈なのに、ヨンシル本人も、周囲の人もイマイチ心から喜べないでいます。

相手が問題なんです。

ホン・ギピョというヤクザなんです。正確に言うと、元ヤクザ。でも、心からヨンシルを想っているのは確かです。

病気のヨンシル父のために臓器提供までしてくれ、借金を肩代わりしてくれ・・・。

ヨンシルが頼んだので、ヤクザの社会から足を洗ったくらいですからね。

でも、ヨンシルは感謝こそすれ、愛しているわけじゃないのです。

彼女は人を愛する事を信じていないようです。だから、この状態で結婚することを、納得しているのです。

 

結婚式が始まりました。

満面の笑みを見せてるのはギピョだけ。ヨンシルも不安そうだし、ヨンシル側の出席者はちょっと複雑な表情です。

 

式の祝歌を歌ったのが、ソンジュン=チェ・ウォニョンssi。

15年も前に、新人賞を取ったというのですが、今は完全に浮いた存在。海外から帰国しても、誰も注目してはくれません。

唯一、ドンジンの姉ドンスクだけが、ファンらしく盛り上がっていましたが。

ところがですよ。ドンジンが歌ったのが結婚式には全然ふさわしくない歌。

出席者たちがざわざわし始めた時、もーっと大騒動が

なんと、警察が乗り込んで来ちゃったんですよ。

ギピョを逮捕しに・・・。

 

ギピョも思い当たるフシがあるのか、式場を飛び出しましたよ。

で、たまたま来合わせたサムド=チャ・インピョssiのトラック・・・それも、鶏を積んだトラックを奪って逃走。

それを警察が追いかけ、ヨンシルがテヤン=ヒョヌssiのバイクで追いかけ、仕事の報酬を受け取っていないからとタクシーでソンジュンが追いかけ・・・。

もうてんやわんやですよ。

 

ギピョが行ったのは、ミサアパレル本社。

到着した時、偶然会社のビルから出て来たのが、ドンジン。

で、ドンジンのその騒動に巻き込まれてしまったってわけ。一時に主要登場人物が顔合わせをした感じですね。

サムドはマンスルの元弟子。今は妻とチキン屋をしてます。

 

ドンジンはその時、予想もしていなかった事態に遭遇していたんです。

前会長が遺言で指名したのは、ドンジンではなく、息子のヒョサンだったのです。全取締役の意見も、ヒョサンでした。

ヒョサンの母は、ヒョジュにとって継母となりまして、まぁ勢力争いで敵対してるんですね。

ヒョジュは、激怒し、継母ウンスクに噛みつきました。遺言状を死ぬ前に修正したと言うけど、ウンスクが痴ほう症の年寄りを騙して修正させたに違いない・・・と。

その疑いはまんざら間違ってはいないみたいですよ。ウンスクはやはり息子を社長につけようと裏から手を回したり不正を働いたようですね。

 

ギピョは捕まりましたが、これまたミサアパレルと何やら関係がありそうです。

今回の事も、ヒョサンと関わりがある様な口ぶりです。

ギピョは、ヨンシルのためにも、もう法に触れるような事はしないつもりだったのかも。

 

マンスルは、ヨンシルに来月分のお給料まで渡しました。

何故?と聞いたヨンシルに、忘れちゃいけないから・・・なんて言いました。

そして、テヤンにあげるドンジンのスーツの手直しが終わったから、取りに来いと伝言してほしいとも。

何だか、今抱えてる仕事ややらなきゃいけない事を、急いで始末してるように見えました。まるで、居なくなってしまうようだ・・・とヨンシルも不安になりました。

それは当たっていました。

突然、マンスルが置き手紙を残して家を出たのです。

“自分に残されたわずかな時間を、無為に過ごす事は出来ないと思い、自分だけの時間を持つ事にした。月桂樹洋服店の社長、夫、二人の子供の父親ではなく、男イ・マンスルとして生きたい。近いうちに必ず帰る”

“先代から続くこの洋服店は、とても俺の手では処分できない。母さんと相談して処分してくれ。すぐ戻ってくる”

 

いったいどーなるんでしょう。

チャ・インピョssiやチェ・ウォニョンssiといった渋い俳優さんが、いつもと違うコミカルな姿を見せてくれてるのが興味深いです。

これからが楽しみです。

本放送を待ちましょう。

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「月桂樹(ウォルゲス)洋服店の紳士たち」あらすじ

2016-11-18 12:29:31 |   ★「あ」行

                      

イ・ドンゴンssiの久々のドラマです

シン・グssi、チョ・ユニさん、チャ・インピョssi、チェ・ウォニョンssi等々、個性的な面々が出演しています。

 

     1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで  9話まで  10話まで

     11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話まで  17話まで  18話まで  19話まで  20話まで

     21話まで  22話まで  23話まで  24話まで  25話まで  26話まで  27話まで  28話まで  29話まで  30話まで

     31話まで  32話まで  33話まで  34話まで  35話まで  36話まで  37話まで  38話まで  39話まで  40話まで

     41話まで  42話まで  43話まで  44話まで  45話まで  46話まで  47話まで  48話まで  49話まで  50話(最終話)まで

 

2019 10/2 お知らせです

リタイアしますっ

あまりにも長い間保留し過ぎて、視聴意欲が失せてしまいました。

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『シグナル』6話まで

2016-11-18 12:26:02 | 韓国ドラマのエトセトラ
シグナル OST (2CD) (tvN TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

ちょっと・・・ この展開は想像してませんでしたよ。

チャ刑事が死んじゃった・・・ ここで

 

オ・ギョンテ逮捕の理由は、指紋と目撃者の証言でした。

ジェハンは、信じられませんでした。

でも、これだけ証拠が揃うと、どうしようもありませんでした。彼にできるのは、ギョンテが逮捕される前に自首させることだけでした。

疑いを晴らせると確信していたギョンテは、ジェハンと共に警察に向かったのです。

そして、同じ方向に行くバスに娘も乗ったのです。警察まで行こうとしていたのか、単に父親に言われたとおり、家に帰ろうとしていたのか、その辺は不明です。

・・・で、橋が崩落したのです。

 

ジェハンが運転していた車は寸前で転落を免れましたが、バスはそのまま転落。

救助隊が駆け付け、救助が始まったのですが、ガソリンがもれていて引火し爆発する可能性が出て来ました。

その時、車内に取り残されていたのは二人の高校生でした。

もう一人の高校生は父親と乗車していて、その父親が、娘の救出を優先するよう救助隊に叫んだのです。

娘は、橋の上から必死に叫ぶ父ギョンテとジェハンの目の前で爆発に巻き込まれて死んでしまいました。

その時、ギョンテは手錠をかけられていて、身動きが出来ない状態にありました。自分が動けていたら、娘を助けられたに違いない、ギョンテはそう思ったのです。だから、自分を捕え、手錠をかけたジェハンに恨みを持っていたのです。

自分が捕まらなければ、娘は死ぬことは無かった・・・と。

 

そして、今回誘拐したのは、その時助けられた高校生だったのです。

 

ギョンテが無実だと言う事を、ジェハンは判決が出てから知りました。

なんと、出た指紋もちゃんと判別する事が出来なかった上に、目撃証言もイマイチ信用ならないものだった・・・とね。

担当刑事を問い詰めたジェハンは、思いもよらない事を聞きました。

「上からの命令なんだ、仕方がないだろ・・・。」

 

「この事件、未解決にすべきだった・・・。俺が悪かった。」

ジェハンは無線でへヨンに泣きながらそう言いました。

「こうなったのは、僕らの所為です。だからこそ、これからでも真犯人を捕まえてください。」

へヨンはそう言いました。

自分の責任だとへヨンも思っていました。だからこそ、このギョンテの暴走を止めなければ・・・と。

 

被害者の自宅に警察が待機し、ギョンテからの連絡を待っていました。

その時、電話が入りました。被害者本人からです。

被害者は冷凍車に閉じ込められていたのです。

発信元を調べ、一斉に刑事たちが現場に向かいました。

 

チャ刑事は、こんなに簡単に被害者の居所が判明したことに不審を抱きました。

でも、一応現場に向かったのです。

途中、へヨンから連絡が入りました。

目的は娘じゃありません・・・と。

要するに、被害者の父親に、自分と同じ気持ちを味わわせたかったのです。娘が目の前で死ぬのを見ているしか無い父親の気持ちを。

そして、怨恨による誘拐は象徴的な場所に連れて行く・・・と分析したへヨンがはじき出した場所は、崩落事故の起きた場所でした。

 

被害者の父親の姿が消えていました。 

父親は、ギョンテから別の指示を受けていたのです。

呼び出されたのはあの橋でした。

跪いて当時の言動を謝った父親。でもね、ギョンテは冷静でした。

「いいのか?早く助けに行かないと。」

彼の眼のさきには、河川敷に停まった一台の冷凍車がありました。

 

へヨンが先に到着し、ギョンテを確保しました。

そして、父親が転がるように冷凍車に駆けて行った直後、チャ刑事も到着。二人してトラックの荷台の扉を開けようとしました。

それを、橋の上から見ていたへヨンは、ふと思い出しました。

ギョンテが入所していた刑務所で聞いた情報です。

ギョンテは電気技術を熱心に学んでいた・・・という事実です。

その瞬間、気づきました。自分の娘と同じように爆死させるつもりだ・・・と。

 

へヨンも駆けだしました。

必死にチャ刑事に、危険を知らせようとしました。

でもね・・・遅かった。

へヨンが駆け付けた時、爆発が起ったのです

 

爆風でへヨンと被害者の父親は飛ばされました。が、大した怪我ではありませんでした。

でも・・・チャ刑事が。

亡くなってしまったのです。

 

えーっですよ。

まさか、ここで彼女が・・・主人公の一人が死んでしまうとは思ってもみませんでした。

もしかしたら、フリだけかも・・・と思ったのですが、決して芝居じゃありませんでした。

 

そして、被害者は別の場所の冷凍車に閉じ込められていまして、警察によって発見、保護されたのです。

 

刑事たちは流石にショックを受けました。アン係長も同じです。

へヨンは、自分の所為だと、落ち込みました。

なのに、数日後にはチャ刑事の私物は整理され、机も片付けられてしまうという現実。

やりきれない思いだけがへヨンに残りました。

でも、思い出しました。チャ刑事の言葉を・・・。

「あなたの役目は?仮にもプロファイラーでしょ。私が証拠と格闘している時、あなたは遠いところから私を見ないと。証拠も事件も距離を置いて見なきゃダメなの。」

そして、大盗事件の資料を見直しました。細かいチェックをしました。キム刑事も、さりげなく事件の捜査記録を渡してくれました。

で、一つ気付いたのです。被害者の息子が皆同じ中学、高校の卒業生だということです。年齢も近く、知り合いだった可能性が高いと言う事です。

家には自由に怪しまれずに出入りできます。

その一人が唯一の目撃者ハン・セギュだったのです。

 

1995年のジェハンは、真犯人を見つけるために一人で捜査を続けていました。

彼もまた、セギュの証言に疑わしい気持ちを抱いていました。

生前、ギョンテの娘は犯人に関して鋭い指摘をしていました。

「素人よ。プロは騒ぎを起こさない。騒がれたら面倒だから。盗品が出ないのは、換金ルートを知らないからよ。」

そして、ギョンテも同じような指摘をしていました。

「素人なのに、警備が厳重な家に難なく侵入している。顔見知りじゃ?」

 

セギュだ・・・とジェハンは確信しました。

 

ところが、上司からはその捜査を厳しく咎められ、すぐさま止めるよう言われました。

ジェハンは、自分を説を主張し、再捜査すべきだと反論。

無理でした・・・と言うより、やる気が無いのです。

セギュは検事長の息子だったんです。お偉いさんの息子では、やはり蓋をしてしまうしかないと上司は言いました。

ジェハンは失望しました。警察組織に・・・。

 

へヨンとの無線がつながりました。

「ギョンテはどうなりましたか?」

と、ジェハンが問いました。

「人を殺しました。刑事が犠牲になりました。」

ジェハンはぐーっと目を閉じ、何とも言えない表情をしました。

 

「真犯人は?」

と、今度はへヨンが問いました。

「容疑者は特定しましたが、そこまでです。捜査令状が出ず、証拠を探す事も出来ません。」

容疑者は、もしかしたらハン・セギュですか?・・・とへヨン。

驚いたジェハンが、その理由を聞きました。

「彼の証言には不自然な点があります。最初は違う男を指していたのに途中でオ・ギョンテが犯人だと証言を変えています。しかも、顔の特徴まで正確に伝えたんです。刑事が見せた写真は10年以上前のモノでした。しかし、ハンは当時の特徴を話し、証言が信憑性を増したんです。ハンは事件前からギョンテを知っていて、ターゲットにしたんです。」

 

接点なんて無かったとジェハンが言いました。

それでも、へヨンは言ったのです。セギュがギョンテを知っていたに違いない・・・と。

 

ギョンテに話を聞くのが、一番だと分かっていますが、ギョンテはジェハンの面会を拒否し続けています。

「僕が会ってみます。2015年のオ・ギョンテに。」

へヨンが言いました。

ジェハンは、証拠を・・・盗品を探すことにしました。まだ出て来ていないのです。

 

へヨンはギョンテと会いました。

ギョンテは、無表情のままでへヨンの言葉など、全く信用していません。

でも、嘘の供述をしてギョンテに罪をかぶせた人物は、のうのうと生きているとへヨンが言った時、ギョンテの表情が変わりました。

 

へヨンは当時のギョンテの記憶を呼び起させる事から始めました。

20年も前の記憶です。すんなりと思いだす事は出来ません。

小さな事実・・・例えば気候等をヒントとしてへヨンが出し、ギョンテもぽつぽつと思いだし始めました。

で、一つの記憶が。

セギュの家に魚の配達をし、その時セギュとぶつかってちょっとしたトラブルになった事です。

この時、ギョンテの顔を知ったと思えました。

 

そんな些細な事で・・・とジェハンは怒りが湧いて来ました。

自分の方は、何の進展もありません。なにせ、捜査令状が出ないので、家宅捜索が思うようにできないのです。

「そこも同じですか。金と権力があれば何をしても許される汚ない世界なんですか?20年も経てば、少しは変わりましたよね?でしょう?」

やり場のない憤りがジェハンの中にありました。

「ええそうです。20年前とは違います。変えればいいんです。」

へヨンは、何事も無かったかのように人生を楽しんでいる現在のセギュを遠くから見詰めながら言いました。

 

セギュの車は何色だとギョンテは言いましたか?・・・とジェハンは聞きました。

「赤です。何か?」

「捕まえられるかも。いや、必ず捕まえます。」

ジェハンが何かを思いついたようです。

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