まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』視聴開始

2016-11-24 19:15:47 | 韓国ドラマのエトセトラ

                               

麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

さあさあ、視聴開始ですよ。

ずーっとネット視聴していたのですが、シャロンが特急仕上げでダビングしてくれました

 

IUさん演じるコ・ハジンはメイクアップ等の技術は大したモノで、それを生かした仕事にもついているんですが、私生活では全く良い事はありません。

ずっと付き合っていた恋人にも裏切られます。なんと浮気の相手は、親友。

公園で、焼酎を飲みながら一人愚痴っていると、傍に浮浪者のアジョッシが。じっとハジンの持ってる焼酎を見てます。

仕方なくそれをあげたハジン。

ふと池の方を見ると、男の子が何やら池に足を伸ばしてます。

危ない・・・と思った瞬間、男の子は転落してしまいました。

なのに、誰も気付きません。

ハジンは、反射的に池に飛び込もうとしたんですが、いやいや・・・自分じゃ無くても他の誰かが行くだろうし・・・と躊躇するんですね。でも、誰も行かない。

もうスルーは出来ないってんで、飛び込みました。

その時になって、男の子の親が気付き、ボートで助けに来てくれ、男の子は助かったのですが、ボートに上がろうとしたハジンは、何故か水の中に引き込まれてしまうんです。

死んでしまう・・・ともがきにもがいたけど、意識を失ったようです。

 

で、ぶっはーっと水面から顔を出したら、そこは高麗。

おまけに、皇子たちが入ってる温浴場の湯船の中。

もーねぇ、大騒動ですよ。

 

ハジンは、現在26歳。でも、高麗で彼女の魂は16歳のへ・スという女の子に入り込んでしまったのです。

だから、意識はハジンのまま。

「ああ、私の幽霊さま」でスネがボンソンに憑依した状態と同じかな?ま、スネは幽霊ですが、この場合、ハジンは死んだのかどーか、定かじゃありませんが・・・。

 

本来のへ・スも、溺れてしまったようです。

そこに、ハジンの魂が入ってしまった・・・。

ハジンはこれをプラスに考えようと思うのですが、やはり不安でたまりません。なにせ、高麗のことなんて殆ど知りませんからね。

どういう国だったのかと言う事は勿論ですが、そこに暮らす人たちのことなんて、ドラマでしか見た事がありませんよね。授業で習っていても、覚えていませんし。

部屋から出るのが怖く、また、人に会うのも怖くなったへ・ス(ここでは一応へ・スと表記します)は、部屋に閉じこもってしまいました。

周囲の人たちも心配しますが、へ・スは出て来ません。

 

そこに第8皇子ワン・ウク=カン・ハヌルssiが帰って来ました。

で、扉を蹴破って入り、へ・スに手を差し伸べたのです。

「私が連れて来たのだから、最後まで責任をとる。」

こわごわ手を差し出したへ・ス。その手をしっかりとウクが握ってくれました。

 

ハジンの良いところは、とにかく生き抜こうと考える事。

どんな事をしても、生きていれば何とかなると考えられるところです。

生き抜こうと思いました。へ・スとして。

 

こうなると、順応が早いんですね。

記憶喪失と思われている事を利用して、あれこれ聞きました。侍女のチェリンは、優しく丁寧に何でも教えてくれました。歳も1歳しか違わないと言うので、友達同士のような関係です。

へ・スは、またいとこであるへ氏の看病と話し相手として、ここウクの屋敷に住んでいるのです。へ氏はウクの妻です。

 

ウクは第8皇子。

温厚で学識も高く、世間では第1皇子より次期王にふさわしいと噂する者もいるとか。

そして妻であるへ氏にもとてもとても優しくて、病弱な妻の世話を献身的にしています。

その様子は、へ・スにもすぐに分かりました。

ウクだけは信じられる人だと、感じていました。

 

反対に初対面から敵対してしまったのは、ウクの妹ヨンファ。

当然皇女ですから、上から目線の最たるもので、怖いのは父王だけ。

ハジンの性格になってしまったへ・スが対等に物言いするのが許せません。

チェリンが必死に取りつくろいますが、一旦口から出た言葉は取り消せません。ヨンファ、一瞬で敵になってしまいました。

 

一触即発・・・となった時、ウクが仲裁に入りました。

ウクは、へ・スに注意しました。怪我をしてから礼儀まで忘れてしまったのか・・・と。

やはりこの時代、人の階級がモノを言います。

へ・スの立場で、ヨンファに対して、対等に話すなんて、物凄く失礼だし、罰を与えられても文句は言えない時代でした。

ウクは、へ・スについては自分が責任をとる・・・と言いました。

「なぜですか?」

と、へ・ス。怪我をしたのは私の責任なんだから、何故ウクが責任を取らなくちゃいけないのか、現代娘とすると、理解できないわけです。

そんな質問を返された事のないウクは、一瞬戸惑いました。

話せば話すほど、ウクはへ・スが別人のようになったと感じました。

知らない単語・・・その時代では無かった言葉を使うへ・スを、不思議に思うのです。

 

当時、高麗は初代王ワン・ゴンの治世。

ワン・ゴンは勢力を拡大し、国を安定させるために各地の豪族と婚姻関係を結んでいました。確か、29人ほど妃が居た筈。

で、当然子供の数も多くて、将来の後継者争いが目に見えますわな。

この作品に出てくるのは、その中で8人の皇子たち。

 

今回、養子にだされていた第4皇子ワン・ソ=イ・ジュンギssiが、宮廷にやってきました。

追儺という大晦日に行われる儀式に参加するためです。

ソは、“オオカミ犬”とも噂され、とにかく乱暴者で残忍。人を殺す事も平気だ・・・と言われていました。

だから、兄弟である皇子たちも、彼には気安く話しかけられない状態でした。

何より、ソは顔に傷があり、それを隠すために仮面を常につけているので、その風貌はさらに異様を放っていました。

 

その傷、実母の皇后ユ氏が付けたものでした。

昔、ユ氏の息子が亡くなって間も無いと言うのに、ワン・ゴンが婚姻をするということになりました。

息子の事を何とも思わないのかと噛みついたユ氏。

幼いソを抱きあげ、刀を手に、ワン・ゴンを脅したのです。息子か婚姻か・・・と。

でも、ワン・ゴンは背を向けました。

その時、ユ氏がソに斬りつけようとしたのです。それを止めようとしたワン・ゴンともみ合いになり、結局、ソの顔を斬り裂いてしまったのです。

自分がしでかした事によって、見難い傷かついた息子を、あっさりとユ氏は養子に出してしまいました。

 

大きな勢力を持っている地方の豪族に養子に出されたソは、そこで養子とは名ばかりで、人質と言えるような過酷な環境で育ったようです。

養母は実子を無くした影響で精神的に不安定で、ある時は猫可愛がりをするけど、又ある時は、彼を閉じ込めて食事もろくにさせなかったとか。

ソは、実母ユ氏への想いが募っていました。

だから、今回、都に戻ったら、もう養子先には戻らないつもりだったようです。

乗って来た馬を、宮殿に入るなり殺してしまったのも、その覚悟を示したのでしょう。

 

ワン・ゴンの側近にジムンという男がいます。

現代で、ハジンに焼酎をねだった浮浪者と瓜二つです。

天文学なんぞに通じていて、飛行機みたいなものを試作したりしてます。怪しいよね、この時代にそんなのある筈ないから。

このジムンも、もしかしたらハジンのようにタイムスリップして来た人とも考えられます。ワン・ゴンに三韓統一を吹きこんだのも、ジムンだということになってます、ここでは。

 

ジムンが、ソに声をかけました。元々親しそうですね、この二人。

正胤ワン・ムの朝食に毒が仕込まれ、用意した侍女が自殺する言う事件が起っていました。

正胤と言うのは、多分後継者・・・朝鮮時代で言う世子と同じ意味かな?

このような事件には、皇族が関わっている・・・とジムンが言いました。犯人を探してみては?・・・とソに言うのです。

この事件は、ワン・ゴンを激怒させてましてね。

これをチャンスとして、ソが養子を取り消して宮廷に復帰できるかもしれないと言うわけです。

でも、ソは、期待してはいませんでした。

 

そのまま行こうとしたんですが、正胤ワン・ムが現れました。

今度行われる追儺の儀式でムを狙う計画があると言うのです。つまり、そこで身代りになってほしいと言うわけです。

犯人まで捕まえたら、お前の願いは何でも叶える・・・とムは言いました。

「松岳(都)で暮らします。」

ソは言いました。養子先には戻らないと言う事ですね。

 

追儺の準備をしている時、へ・スはジムンを見かけました。

あの浮浪者だ・・・とすぐに分かりました。

で、後を追ったのですが。

見失ってしまって、道の真ん中で呆然と立ち尽くしてしまいました。

その時、ソが馬に乗って駆けて来ました。

街の人たちも、慌てて道を開けました。ソはお構いなしに人々の中を突き進んで来ます。

へ・スが気がついた時、既に馬が迫ってて。

他の人を避けた瞬間、川に落ちそうになっちゃった

それを、ソが馬上から手を伸ばして救いあげたーっ

 

ま~なーんて軽々と

IUさんだから、軽く見えるのよ、これが

 

ソとへ・スの出会いでした。

 

イ・ジュンギssiがとにかくカッコ良いです

かなりスリムになってて、ほっそりとした顎のラインとあの仮面とでねぇ

馬で駆けるシーンは最高です

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「TSUTAYAアジアMAGAZINE 12月号」

2016-11-24 14:55:26 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

あっという間に2016年も終盤。

このフリーペーパーも、12月号。

なんだか、歳をとると時間が過ぎるのに加速度がつきます。

 

今月のイチオシ!

俳優“今コレ”!ソンジュン特集  「カフェ・アントワーヌの秘密」・・・12/2レンタル開始

「いとしのクム・サウォル」・・・12/2レンタル開始

俳優“今コレ”!パク・へジン特集  「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」・・・12/2レンタル開始

イベントレポート

・「KNTV 20th&DATV 7th Anniversary Live 2016」

 

その他のレンタル情報は・・・。

「明日もスンリ!」・・・12/2レンタル開始

「偉大なる糟糠の妻」・・・12/2レンタル開始

「恍惚な隣人」・・・12/2レンタル開始

「軍師リュ・ソンリョン」・・・12/2レンタル開始

「初めてだから」・・・12/2レンタル開始

「ファンタスティック・クラブ」・・・12/2レンタル開始

「オフィス」・・・12/7レンタル開始

「国選弁護人ユン・ジンウォン」・・・12/2レンタル開始

「荊棘(ばら)の秘密」・・・12/2レンタル開始

「ネコのお葬式」・・・11/23レンタル開始

「ラブ・コントロール~恋すると死んでしまう彼女ボンスン~」・・・11/23レンタル開始

「花、香る歌」・・・11/16レンタル開始

「オー・マイ・ビーナス<スペシャル版>」・・・1/5レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。

「客主」・・・1/6レンタル開始

「太陽の末裔」・・・2/2レンタル開始  ブログでの記事は、こちらから。 いよいよですよ

 

また、2016年のこれまでのレンタルランキングが発表されています。

1位・・・「ピノキオ」  ブログでの記事は、こちらから。

2位・・・「匂いを見る少女」  ブログでの記事は、こちらから。

3位・・・「ヒーラー」  ブログでの記事は、こちらから。

4位・・・「華政<ファジョン>」  ブログでの記事は、こちらから。

5位・・・「輝くか、狂うか」

6位・・・「ジキルとハイドに恋した私」  ブログでの記事は、こちらから。

7位・・・「美女の誕生」

8位・・・「仮面」  ブログでの記事は、こちらから。

9位・・・「キルミー・ヒールミー」  ブログでの記事は、こちらから。

10位・・・「恋はドロップキック!」  ブログでの記事は、こちらから。

 

10作品中、8作品を視聴した私は、嗜好は平均的だと言えますよね。

私まぎぃが個人的にハマったのは、「ピノキオ」、「ヒーラー」、「キルミー・ヒールミー」でしょうかね。

次のランキングには、「太陽の末裔」あたりが入って来るんでしょうね、きっと。

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「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」あらすじ

2016-11-24 11:00:41 |   ★「ら」行

                                 

麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
CJ E&M

イ・ジュンギssi、IUさん、カン・ハヌルssi、ホン・ジョンヒョンssi等々、“花美男”なメンバーが集合した作品。

高麗を舞台に、美しい登場人物たちが描くラブストーリーかと思いきや、それだけじゃない重さも感じます。

ネット視聴で分からなかった細かい事実を、これからチェックして行こうと思います。

シャロンからレンタルしました。

 

     1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで  9話まで  10話まで

     11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話まで  17話まで  18話まで  19話まで  20話(最終話)まで

 

コラム的な記事として

     「麗<麗>~花萌ゆる8人の皇子たち~」考

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『W-二つの世界』4話まで

2016-11-24 10:57:06 | 韓国ドラマのエトセトラ
W (ダブル) - 二つの世界 OST (2CD) (MBC TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
Loen Entertainment

レビュー一覧は、こちらから。

 

チョルはアメリカ出張に発つ前に、ソン・ヒョンソクを訪ねていました。

ヒョンソクはチョルの亡き父親の親友で、今は会社の本部長をしています。チョルの良き相談相手です。父親代わりなのかもしれません。

ヒョンソクは、チョル襲撃事件の捜査が全く進展しないのを申し訳なく思っていました。

手掛かりのトラックも、姿を消してしまったと言います。

そんな時、秘書のソヒから、チョルがヨンジュをかくまったという知らせを受けたようで、チョルの考えが分からなくなってるのです。

 

チョルは、ヒョンソクには正直に事情を説明しました。

「最近起った事、全てに脈絡が無いから、五里霧中になってしまってるんだ。」

襲われた事、ヨンジュに助けられた事等々全てだとチョルは言いました。

そして何より、チョル自身の言動にも脈絡が無い・・・と言うのです。

最初に屋上で襲われた時、危険が充分予知できたのに、警護を連れて行かなかった事もそうです。第一、不審人物の言葉を何故信じたのかも、記憶が無い・・・と言いました。

TV局を買い取り、様々な事件を解決してきたにもかかわらず、一番重要な事件、家族殺害事件に関しては、10年間捜査しても、手掛かり一つ見つからない。

「だから最近思うんだ。」

と、チョルは言いました。

「犯人は異次元に存在しているから一生かけても見つからない・・・と。」

その異次元の存在は、自分たちと同じ姿恰好しているに違いない、オ・ヨンジュのように・・・と。

ヨンジュが、誰にも話した事のない自分の心の内まで知っている・・・と話しました。銃で心臓を撃たれても死ななかった・・・と。

だから、ヨンジュは自分の人生の鍵で、秘密の扉を開けてくれる唯一の存在だと。

勿論、この話、ヒョンソクには理解できないし、チョルが本当にそう思っているのかどうかも分からなかったでしょうね。

 

ヨンジュが一緒に住む理由を、部下たちには婚約者だからだとチョルは説明していました。

ヨンジュは、嬉しいけど戸惑いも大きくてね。

チョルからの電話にどぎまぎしてしまうのも事実で。漫画の主人公なのにという気持ちもあって、混乱する一方です。

チョルもまた、自分とは違う世界の住人だと思われるヨンジュに、心を動かされているの事実でした。そんな心を充分意識もしていました。

 

このような状況が理解できないし、我慢できないソヒ。

チョルの意向に逆らう決心をしました。それがチョルにとって最善の策だと思ったのです。

わざとヨンジュを人の目につくようにしたのです。

ワインでも?・・・とヨンジュをホテルのバーに誘いました。

で、バーの従業員にヨンジュの存在を見つけさせたってわけ。運悪くザービスに来たのが、屋上でチョルを助けた時に来た従業員だったのです。

 

指名手配されてるヨンジュに、すぐに気付きました。

ヨンジュは気付かれたと知り、逃げ出しました。が、警察と共に追われちゃって・・・。

チョルにも連絡を入れ、警護の者がヨンジュを助けに来たのですが、警察に追い付かれてしまうんです。

ヨンジュはチョルとの関係が分かる携帯を警護員に投げ、一人捕まりました。

 

連絡を受けたチョルは、出張先から急遽帰国。

ソヒに、事の次第を報告させようとしました。

これが最善の策だったと言うソヒ。

激怒したチョルはソヒに言いました。

「常識的に理解できないからという理由で、俺は人生を潰されかけた。忘れたか?サッカーを見ずに大学に居たと言う理由が言えなくて、被害者が殺人犯になった。彼女もそうなる。常識で理解できないから。お前は常識的に行動したと思っているだろうが、オ・ヨンジュの脈絡を読めてないだけだ。彼女は携帯を捨てて俺を守った。重要なのは、身元じゃなくてそんな行動の本質だ。常識の犠牲者を救いたい俺の横でお前は犠牲者を生んだ。秘書の資格は無い。解雇する。」

ひゃ~っなんて辛辣な。

流石にショックを受けたソヒ。一言も出ませんでした。

チョルは、その足で、拘置所に収監されたヨンジュを訪ねました。

 

ヨンジュは取り調べに応じてはいたものの、彼女のデータの全てがこの世界には存在していません。

正直に名前を言っても、記録には無いわけで、一切が嘘だと決めつけられてしまいました。と言うか、そうするのが普通ですけどね。

警察が悪いわけじゃありません。

身元を証明する住民番号も言わず、名前、医師と言う資格も存在しないとなると、逃亡や証拠隠滅の恐れありと判断されても仕方がありません。だから、拘置所に収監されてしまったのです。

 

チョルが面会に来ました。

「中はどう?」

と、チョルが聞きました。

「暑い。」

と一言、ヨンジュは言いました。

我慢していた涙があふれました。

チョルは、自分は助けられないと言いました。このままでは取り調べや裁判が永遠に続くだけで、この先何十年とこの状況が続くかもしれない・・・と。

だから、答えを言って・・・と。

ヨンジュは迷いました。言ったら、元の世界に帰れるだろうと思いました。でも、チョルがショックを受け不幸になる事も予想ができましたからね。

どこから来た?どうやって俺の事を見た?

矢継ぎ早に質問するチョル。

迷うヨンジュ。チョルが不幸になると、この世界に混乱が起る・・・と迷いました。

でもね、とうとう言ったのです。

漫画の世界だ・・・と。

 

ヨンジュが漫画の世界の住人?・・・とチョルは言いました。

「ここがよ。ここは漫画の中なの、私が読んでる漫画の。あなたはその漫画の主人公よ。」

チョル、驚き、信じられない表情です。

ショックを受けていました。

その瞬間、シーンの隅に“つづく”の文字が。

ヨンジュが消えました、チョルの目の前で。

 

ヨンジュは自分の世界に戻って来ました。

姿が消えたバス停に、囚人服のままで。

近くには、スボン。

スボンは、ヨンジュの携帯とバッグを拾ったという連絡を受け、バス停に来ていたのです。

ヨンジュが消えていたのは、30分くらいの間だったようです。

でも、その間に『W』が更新されていまして、その中で、ヨンジュが収監されたことも、チョルに事実を話した事も描かれていて、驚いていたところだったんです。

で、ヨンジュが漫画の中の姿のまま現れた・・・。

信じられないけど、理解できないけど、現実なんだと、スボンは思うしかありませんでした。

 

チョルの世界では大騒動になっていました。

チョルと面談中、看守の目の前でヨンジュが消えてしまったのですから。

拘置所は厳戒態勢に入りました。

人が消えるなんて考えられませんから、何らかの手段で逃亡したと判断されたのです。

 

このニュースを聞いたハン・チョルホ。

今は議員になってるようですね。

自分が担当したチョルの家族の事件で、チョルを有罪に出来なかったのを根に持っているようです。

で、今、チョルがヨンジュ逃亡に協力たと思い、これをチョルを潰すチャンスだと捉えたのです。

彼は著名なチョルを利用して、政界でのし上がろうと考えているのです。大統領になろうと考えているようですね。

 

このままではヨンジュが危険だと考えたスボン。

ソンムとの連絡が取れない今、自分が漫画を終わらせる事が最善策だと考えました。

唐突ではあるけど、今回で最終回にしようと、筆を取ったスボン。

ところが、画面が突然真っ白になって、全ての絵が消えてしまったのです。どのPCも同様になってしまいました。

ヨンジュは、それを見て、チョルに何かあったと感じました。

 

チョルはまだ呆然としていました。

でもね、気付いたのです。

ヨンジュが言ったように、ここが漫画という虚構の中だとしたら、これまで起った全ての事象の説明がつく・・・と。

事件を心配して連絡をしてきたヒョンソクが、

「お前の話が真実なら、異次元の世界に行ったということになる。」

その筈だ・・・とチョル。

「そんな事があるのか

と、うろたえるヒョンソク。

チョルは言いました。

「ヨンジュから聞いた、イカレた話を。話しにならない、とぼけた事をほざいてた。でも理解不能だった全てが、彼女の話で辻褄が合った。無かった脈絡がいっぺんに現れた。全てを説明できる脈絡が。」

「どんな脈絡だ?」

「ホント、こんなの今まで一度も想像した事が無い。この世界が全部偽物で作られた世界だ。」

チョルがそう言った瞬間、彼の周囲が止まりました。時間が止まったように。

チョルだけが意識を持ち、動ける状況なのです。

トラックがぶつかって来た瞬間と同じです。

 

信じられないチョル。

そばでいたドユンも、警官も、全てが止まっていました。

ショックで座り込んでしまったチョル。

傍に、何か光る空間が現れました。

それを見て思い出しました。屋上で刺されて倒れた時も、傍に現れた空間だと。

その時、チョルはそこに手を伸ばして何かを掴みました。

それが、ヨンジュの服だったのです。ヨンジュを引きこんだのは、チョルだったのです。

 

チョルは立ち上がり、その空間に近づきました。手を伸ばしても、何の障害も感じられません。

傍にいた警官から、銃を取り、その空間に入って行ったチョルでした。

現れたのは、どこかのビルの屋上。

まるで『ターミネーター』で最初にシュワちゃんが現れたようなポーズでした。裸じゃないけどね

さぁ、チョルがヨンジュの世界に入って来ましたよ

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