麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ) | |
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さあさあ、視聴開始ですよ。
ずーっとネット視聴していたのですが、シャロンが特急仕上げでダビングしてくれました
IUさん演じるコ・ハジンはメイクアップ等の技術は大したモノで、それを生かした仕事にもついているんですが、私生活では全く良い事はありません。
ずっと付き合っていた恋人にも裏切られます。なんと浮気の相手は、親友。
公園で、焼酎を飲みながら一人愚痴っていると、傍に浮浪者のアジョッシが。じっとハジンの持ってる焼酎を見てます。
仕方なくそれをあげたハジン。
ふと池の方を見ると、男の子が何やら池に足を伸ばしてます。
危ない・・・と思った瞬間、男の子は転落してしまいました。
なのに、誰も気付きません。
ハジンは、反射的に池に飛び込もうとしたんですが、いやいや・・・自分じゃ無くても他の誰かが行くだろうし・・・と躊躇するんですね。でも、誰も行かない。
もうスルーは出来ないってんで、飛び込みました。
その時になって、男の子の親が気付き、ボートで助けに来てくれ、男の子は助かったのですが、ボートに上がろうとしたハジンは、何故か水の中に引き込まれてしまうんです。
死んでしまう・・・ともがきにもがいたけど、意識を失ったようです。
で、ぶっはーっと水面から顔を出したら、そこは高麗。
おまけに、皇子たちが入ってる温浴場の湯船の中。
もーねぇ、大騒動ですよ。
ハジンは、現在26歳。でも、高麗で彼女の魂は16歳のへ・スという女の子に入り込んでしまったのです。
だから、意識はハジンのまま。
「ああ、私の幽霊さま」でスネがボンソンに憑依した状態と同じかな?ま、スネは幽霊ですが、この場合、ハジンは死んだのかどーか、定かじゃありませんが・・・。
本来のへ・スも、溺れてしまったようです。
そこに、ハジンの魂が入ってしまった・・・。
ハジンはこれをプラスに考えようと思うのですが、やはり不安でたまりません。なにせ、高麗のことなんて殆ど知りませんからね。
どういう国だったのかと言う事は勿論ですが、そこに暮らす人たちのことなんて、ドラマでしか見た事がありませんよね。授業で習っていても、覚えていませんし。
部屋から出るのが怖く、また、人に会うのも怖くなったへ・ス(ここでは一応へ・スと表記します)は、部屋に閉じこもってしまいました。
周囲の人たちも心配しますが、へ・スは出て来ません。
そこに第8皇子ワン・ウク=カン・ハヌルssiが帰って来ました。
で、扉を蹴破って入り、へ・スに手を差し伸べたのです。
「私が連れて来たのだから、最後まで責任をとる。」
こわごわ手を差し出したへ・ス。その手をしっかりとウクが握ってくれました。
ハジンの良いところは、とにかく生き抜こうと考える事。
どんな事をしても、生きていれば何とかなると考えられるところです。
生き抜こうと思いました。へ・スとして。
こうなると、順応が早いんですね。
記憶喪失と思われている事を利用して、あれこれ聞きました。侍女のチェリンは、優しく丁寧に何でも教えてくれました。歳も1歳しか違わないと言うので、友達同士のような関係です。
へ・スは、またいとこであるへ氏の看病と話し相手として、ここウクの屋敷に住んでいるのです。へ氏はウクの妻です。
ウクは第8皇子。
温厚で学識も高く、世間では第1皇子より次期王にふさわしいと噂する者もいるとか。
そして妻であるへ氏にもとてもとても優しくて、病弱な妻の世話を献身的にしています。
その様子は、へ・スにもすぐに分かりました。
ウクだけは信じられる人だと、感じていました。
反対に初対面から敵対してしまったのは、ウクの妹ヨンファ。
当然皇女ですから、上から目線の最たるもので、怖いのは父王だけ。
ハジンの性格になってしまったへ・スが対等に物言いするのが許せません。
チェリンが必死に取りつくろいますが、一旦口から出た言葉は取り消せません。ヨンファ、一瞬で敵になってしまいました。
一触即発・・・となった時、ウクが仲裁に入りました。
ウクは、へ・スに注意しました。怪我をしてから礼儀まで忘れてしまったのか・・・と。
やはりこの時代、人の階級がモノを言います。
へ・スの立場で、ヨンファに対して、対等に話すなんて、物凄く失礼だし、罰を与えられても文句は言えない時代でした。
ウクは、へ・スについては自分が責任をとる・・・と言いました。
「なぜですか?」
と、へ・ス。怪我をしたのは私の責任なんだから、何故ウクが責任を取らなくちゃいけないのか、現代娘とすると、理解できないわけです。
そんな質問を返された事のないウクは、一瞬戸惑いました。
話せば話すほど、ウクはへ・スが別人のようになったと感じました。
知らない単語・・・その時代では無かった言葉を使うへ・スを、不思議に思うのです。
当時、高麗は初代王ワン・ゴンの治世。
ワン・ゴンは勢力を拡大し、国を安定させるために各地の豪族と婚姻関係を結んでいました。確か、29人ほど妃が居た筈。
で、当然子供の数も多くて、将来の後継者争いが目に見えますわな。
この作品に出てくるのは、その中で8人の皇子たち。
今回、養子にだされていた第4皇子ワン・ソ=イ・ジュンギssiが、宮廷にやってきました。
追儺という大晦日に行われる儀式に参加するためです。
ソは、“オオカミ犬”とも噂され、とにかく乱暴者で残忍。人を殺す事も平気だ・・・と言われていました。
だから、兄弟である皇子たちも、彼には気安く話しかけられない状態でした。
何より、ソは顔に傷があり、それを隠すために仮面を常につけているので、その風貌はさらに異様を放っていました。
その傷、実母の皇后ユ氏が付けたものでした。
昔、ユ氏の息子が亡くなって間も無いと言うのに、ワン・ゴンが婚姻をするということになりました。
息子の事を何とも思わないのかと噛みついたユ氏。
幼いソを抱きあげ、刀を手に、ワン・ゴンを脅したのです。息子か婚姻か・・・と。
でも、ワン・ゴンは背を向けました。
その時、ユ氏がソに斬りつけようとしたのです。それを止めようとしたワン・ゴンともみ合いになり、結局、ソの顔を斬り裂いてしまったのです。
自分がしでかした事によって、見難い傷かついた息子を、あっさりとユ氏は養子に出してしまいました。
大きな勢力を持っている地方の豪族に養子に出されたソは、そこで養子とは名ばかりで、人質と言えるような過酷な環境で育ったようです。
養母は実子を無くした影響で精神的に不安定で、ある時は猫可愛がりをするけど、又ある時は、彼を閉じ込めて食事もろくにさせなかったとか。
ソは、実母ユ氏への想いが募っていました。
だから、今回、都に戻ったら、もう養子先には戻らないつもりだったようです。
乗って来た馬を、宮殿に入るなり殺してしまったのも、その覚悟を示したのでしょう。
ワン・ゴンの側近にジムンという男がいます。
現代で、ハジンに焼酎をねだった浮浪者と瓜二つです。
天文学なんぞに通じていて、飛行機みたいなものを試作したりしてます。怪しいよね、この時代にそんなのある筈ないから。
このジムンも、もしかしたらハジンのようにタイムスリップして来た人とも考えられます。ワン・ゴンに三韓統一を吹きこんだのも、ジムンだということになってます、ここでは。
ジムンが、ソに声をかけました。元々親しそうですね、この二人。
正胤ワン・ムの朝食に毒が仕込まれ、用意した侍女が自殺する言う事件が起っていました。
正胤と言うのは、多分後継者・・・朝鮮時代で言う世子と同じ意味かな?
このような事件には、皇族が関わっている・・・とジムンが言いました。犯人を探してみては?・・・とソに言うのです。
この事件は、ワン・ゴンを激怒させてましてね。
これをチャンスとして、ソが養子を取り消して宮廷に復帰できるかもしれないと言うわけです。
でも、ソは、期待してはいませんでした。
そのまま行こうとしたんですが、正胤ワン・ムが現れました。
今度行われる追儺の儀式でムを狙う計画があると言うのです。つまり、そこで身代りになってほしいと言うわけです。
犯人まで捕まえたら、お前の願いは何でも叶える・・・とムは言いました。
「松岳(都)で暮らします。」
ソは言いました。養子先には戻らないと言う事ですね。
追儺の準備をしている時、へ・スはジムンを見かけました。
あの浮浪者だ・・・とすぐに分かりました。
で、後を追ったのですが。
見失ってしまって、道の真ん中で呆然と立ち尽くしてしまいました。
その時、ソが馬に乗って駆けて来ました。
街の人たちも、慌てて道を開けました。ソはお構いなしに人々の中を突き進んで来ます。
へ・スが気がついた時、既に馬が迫ってて。
他の人を避けた瞬間、川に落ちそうになっちゃった
それを、ソが馬上から手を伸ばして救いあげたーっ
ま~なーんて軽々と
IUさんだから、軽く見えるのよ、これが
ソとへ・スの出会いでした。
イ・ジュンギssiがとにかくカッコ良いです
かなりスリムになってて、ほっそりとした顎のラインとあの仮面とでねぇ
馬で駆けるシーンは最高です