まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』7話まで

2016-11-28 21:44:57 | 韓国ドラマのエトセトラ

                      

レビュー一覧は、こちらから。

 

へ・スはオ尚宮の下、茶美院で宮女として働き始めました。

お茶を入れたり薬草を煎じたり、化粧を手伝ったりと、スの得意分野です。どうにかやって行けそうだとスは思いました。

 

オ尚宮の部屋から出て行くと、ソがいました。

スが心配だったのです。

あの手頸を切った一件は、流石にソも衝撃的だったようです。

死ぬところだった・・・とソは怒りました。

「私しか私を救えない。そう思っただけなのに。冷静になってみたら、こんなことに・・・。」

そう言ったス。

決して計算しての行動じゃ無かったと、ソも分かりました。一生懸命生きようとしただけなのだと。

「馬鹿な事を。二度目は許さん。」

ソは静かに言いました。

 

二人は皇宮の中を歩きました。ソが案内したのかな。

「皇宮はどんなところですか?」

スが聞きました。

「入るのは難しく、出るのはさらに難しい。人を信じれば死に、身近な人から疑って生きるところ。そう教わった。」

ここでは皆一人だ・・・とソ。

「私は一人じゃありません。大丈夫です。皇子様もここにいるじゃないですか。」

ここも人が暮らすところです、だったら大丈夫・・・とス。自分に言い聞かせているようでもあります。

「騒がしいお前が来て、皇宮も退屈しない。」

ソはそう言いました。嬉しそうです。

 

皇宮にパク・スギョン大将軍が来ました。娘のスンドクも一緒です。

パク大将軍は、スの武術の師のようですね。ワン・ゴンにそう頼まれていたようです。

武術だけじゃなく、人を見る目も持っているようですね。

正胤ワン・ムは武術の腕は素晴らしいが、性格が温厚過ぎると言いました。顔の傷さえなければ、ソが正胤となっても良いと大胆な発言をしています。

 

ソに、都にとどまる理由を聞きました。

皇帝がどんな座で、母と兄が何故執着するのかが知りたい・・・とソは言いました。

見届けたら、戻りますか?・・・とパク大将軍。

戻る必要が?・・・とソ。

「最後まで都で暮らせる皇子さまは、皇位につく方お一人だけです。」

なるほど・・・。

 

スは、茶美院での生活にも徐々に慣れて来ていました。

皇子たちのお茶席にお茶を運んだりすることもあります。そんな時、ウクはスをずっと目で追うんです

そして、オ尚宮の目を盗んで、ちょっとだけ抱きしめたりしてね

スも、ウクも、幸せそうです。

ある時、ウクはスの左手首の傷跡が隠れるような飾りをプレゼントしました。

赤い紐で絞めるようになっていました。

「赤い色は災いを避け良縁を意味する。約束してくれ。一生外さないと。」

スは、嬉しそうにうんうん・・・と頷きました。

ウクは、必ずスを元の場所に戻して見せる・・・と言いました。だから、待っていてくれ・・・と。

「慌てないでください。私は大丈夫です。」

ウクは、そっとスの額にkissしました。

 

ウンも、ジョンも、自由にスに会えるのが嬉しそうです。

何でも話せるし、楽しい、姉のような存在なんです。女性として好きなんでしょうけどね。スにとっては、手のかかる弟って感じでしょうね。

 

ある日、スは、偶然、正胤ワン・ムが今でいう酷いアトピー性皮膚炎になっているのを知りました。

痛みや痒みを取り除くのに、間違った方法をしているのを見かけたスは、的確に処置しました。

ところが、宮女が勝手に皇室の人の身体に触れることは許されないんだとか。オ尚宮にこっぴどく叱られました。

正胤であるムの病気は、知られてはならない事だという理由もあったでしょう。

ムは、スのテキパキとした処置の仕方を見たことで、スへの信頼が生まれました。口の堅さも、分かりましたしね。

 

ウンの誕生日が来ました。ヨンファが宴をセッティングし、兄弟集まってのお祝いとなりました。

ムは、ウンがスを気に入っている事を知り、スにお祝をしてくれるよう頼んだようです。

スは、現代風パーティを計画。場所を飾りつけ、花を置き、ケーキもどきを作ったのかな?あれは。

そして、バースデイソングを歌ってげたのです。フリ付きで

これがねぇ、可愛いのよ

ウンは、大喜びです。

そして、その様子を見た他の皇子たちも、感動しました。お初だもんね、そんなお祝いの仕方。

で、自分たちにも歌ってほしいとせがみました。

スは、優しい歌を歌いました。流石です、IUさん

 

その様子、ソも見ていました。

これまでも、スの事が気になってはいました。

でも、この時初めて胸が締め付けられるような感情に襲われたみたいですね。

はっきりと、スへの想いを確認できたんじゃないでしょうか。まだ戸惑ってるようではありますが。

 

ウンが、皆からのプレゼントを見ていると、ヨが又余計な事を言いだしましたよ。

ソからは貰ったか?・・・と。

来てくれただけで嬉しいとウンは言ったのですが、ヨが、ソしかできないプレゼントがある・・・なんて言いましたよ。

考えの浅いウンは、それを聞いてすっかりその気分に。

そこに丁度ソが来たもんだから、あっけらかんと言っちゃった。

仮面を外して傷を見せてほしい・・・なんて。

 

一瞬、その場が凍りつきました。

どうしても見たいのか?・・・とソ。

言いだした手前、ウンも後には引けなくなっちゃって・・・。

スやぺクアが止めようとしましたが、ソも、意地になったのか・・・。

外しました。

 

その傷を見て、皆目を逸らしました。

ス以外は・・・。

ソはそのまま出て行きました。

 

ヨは愉快そうに笑いました。それを、ジョンも不愉快そうに見ました。

「どんな人にも弱みはある。お前は何故弱みにつけ込むのだ。」

ムが注意しました。

「私がですか?それなら、兄上に母方の力も無いのに、正胤に就くなんて図々しいと言った時も傷ついたのですね。」

と来たよ

他の皇子たちの顔色が変わりました。

流石にムもムカついたようです。

「そんな事を言うとどうなるか教えようか。」

と、言いましたよ。ヨも、ふざけた表情が消えましたよ。

 

ソの後を、スは追いました。

このままでは皇子たちの仲が悪くなるのを心配したのです。

でも今のソは、聞く耳を持ちません。

スの腕を取り、言いました、自分を見ろ・・・と。

スは目を逸らさず、じっとソを見ました。

「その瞳が死ぬほど嫌だ。」

ソが呟きました。

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『ああ、私の幽霊さま』6話まで

2016-11-28 15:16:40 | 韓国ドラマのエトセトラ
OH! 私の幽霊様 OST (tvN TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
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ボンソンが、スタッフの呼ぶ声に反応して、後ろを向いた隙に、スネ、憑依しました。

そして、すぐに救急に連絡し、スネ父の搬送を頼んだのです。ほっとしました。

その時、番組スタッフが来て、収録に戻りました。

ボンソン自身でいるとき、パニックになって材料を無駄にしてしまった遅れを取り戻し、ボンソン・・・正確にはスネのアイデア料理で今回も勝利する事ができました。

 

収録が終わるや否や、ボンソンはスネ父の運ばれた病院に駆け付けました。

肝硬変だけど、幸い軽いレベルだとかで、通院治療で済む事になりました。

スネ父の姿を見た時、思わず“父さん”と呼んでしがみついちゃったボンソン。

間違えたんだな・・・とスネ父も理解しましてね、嬉しかったようです。本当に娘が生き返ったような気がして。

ボンソンは、その後駆け付けた弟のギョンモに、あれこれ注意しました。姉以外の人にそんなに言われた事が無い・・・とギョンモ。

もしかしたら、ギョンモも嬉しかったのかもしれません。ウザいと言いながらも・・・。

 

それからも、ボンソンは時間ができると、スネ父を訪ね、あれこれと世話を焼くようになりました。

スネ父も、ボンソンがスネとかぶり、嬉しそうです。

 

一方、ソヌは、ボンソンに料理の才能があるかもしれないと思うようになりました。

料理対決の番組で、アイデアや瞬発力に優れていると分かりましたしね。

で、基本をもっときちんと教えようと考えたようです。

店が終わってから、基本の特訓をすることに。ボンソンは、面倒がりながらも、指導を受けています。

でもね、ちょっとした隙を見せると、すぐに迫っていくんですよ、ソヌに。また“躁”になってる・・・とソヌは呆れます。

ソヌも、真面目にやれとか、拒否しまくりなんですが、なんだかボンソンのペースに巻き込まれてます。

ボンソンが迫ってくると、押しのけながらも、ちょっとわらっちゃったりしてね。

 

ボンソン・・・スネの人懐っこい性格のお陰で、ソヌとボンソンはどんどん親しくなって行きます。

勿論、シェフと従業員というのは変わりませんが、お互いに変な気遣いとか遠慮と言うのが少なくなり、相変わらず言いたい放題だけど、トゲが無くなった感じです。

それに他の従業員たちも気付き始めてます。

ソジュンは、元々ボンソンの事が気になってる風だったので、今の雰囲気に何か引っかかるものを感じてます。

で、ボンソンに、聞きました、シェフとの間に何かあるのか?・・・と。

意味が分からず、きょっと~んとしてるボンソン。

ま・・・いいかとソジュンは思ったようです。ただ、

「傷ついて馬鹿を見ないようにな。」

と忠告しました。

ボンソンがソヌに遊ばれてると思ってるのかな?

 

ある日、ソヌはボンソンを海鮮市場へ買い出しに連れて行きました。

材料を見る目を養わせようということです。

その帰り、立ち寄った食堂で、ソヌは同級生にばったり。

話の流れで、レストランに招待することになりました。でも表情がイマイチなのをボンソンは見て取りました。

 

実は、ソヌ、学生時代苛められっ子だったんですね。

本当のボンソンのように、自分が悪いわけじゃないのに、つい、謝ってしまうと言う気弱なところがありまして。

その当時、ソヌを苛めてたグループの一人だったんです、会ったのは。

大人になった今は、ソヌはカリスマシェフ。立場が逆転しました。

 

ソヌも、そのあたりを充分意識して、ミンスたち従業員の態度は勿論、メニュー、店の備品までも気を配り、同級生を迎えました。自分が今、如何に凄いかというのを、見せつけようって魂胆ですね。

そして、昔と同じ自分では無いと、分からせようってことですね。

ソヌの計画通りに事は運びました。

びしっとソヌの指示に従う従業員たち。一流の材料で作られた最高の料理、表彰状が何枚も飾ってある店内・・・等々。

同級生たちは、嬉しそうに集まり、ソヌのサービスに大喜びでソヌを褒めちぎりました。

 

ソヌが今の自分を一番見せたかったのは、チョルミンという同級生でした。

自分を苛めていた中心人物だった人です。

遅れて来たチョルミンに、あれこれとサービスしながらも、ちくちくと昔の事を持ち出すソヌ。

同級生たちは・・・チョルミンも含めて、皆ソヌの気持ちが読めていたようです。でも、敢えてそれを指摘することはありませんでした。

ソヌは、仕事があるからと先に帰ろうとしたチョルミンを呼びとめ、無理にタクシー代を渡しました。

それで優越感を得ようと思ったのですが、ソヌは決して嬉しくありませんでした。

そんな自分が嫌でした。

気分が落ち込むソヌ。

そんなソヌを慰めると言うよりは、冗談のように迫りまくるボンソンのお陰で笑う事が出来たし、気分も紛れたようです。

 

翌日連絡したソヌに、チョルミンは素直に謝ったのです。

掃除機の営業をしているチョルミンが、ソヌに客を紹介してほしいと言う事を話していたんですね。

そんな事を頼める分際じゃ無い、良心の呵責だ・・・と。

チョルミンは、大人になったって事です。

これでソヌの気持ちも晴れたようです。今度こそ、本当の対等な友達になれそうです。

 

ソヌは、ボンソンに、美味しい蕎麦粉で作ったチヂミの店に連れて行ってやると約束していました。

ボンソンは・・・スネは、せっかくのお出かけだからと、持ってる洋服をアレンジして可愛く着こなしましてね。すっかりデートの雰囲気で店を出たのですが。

なんと、そこに例の霊媒師のアジュンマが

アジュンマ、ボンソンにスネが憑依してると気がついたんです。

 

必死に逃げるボンソン。

で、つい、スネだけがバスに飛び乗っちゃった。幽霊だから、そう言う事が出来るんですよ。

スネが抜け出した後のボンソンは、呆然と歩みを止めました。

一体自分が何をしようとしているのか、分からなかったのです。

目の前には、ソヌが。

えーっ・・・ですよね、またまた。

 

ところで、ソンジェ、やっぱり怪しさ満載ですよ。

スネ父がどうなったか、こっそりと探りに来てましたし。

ボンソンの様子が、会う度に違う事も気になりましたし、自分と一緒に居た事も覚えてなさそうなんでね。

そして、ソヌとの関係も以前とは違って来ていると、敏感に感じ取ったみたいで、ウニにそれとなくボンソンの事を聞いたりしてます。

でですよ。

机の引き出しに、画面が割れた携帯を隠し持っていましたよ。

ウニが偶然見つけましたが、ソンジェの古い携帯だろうとしか思いませんでした。まさか、スネのじゃないよね?

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』6話まで

2016-11-28 11:44:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
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へ氏の弔いを済ませた夜。

ウクは後悔の涙にくれました。

自分は、へ氏を想ってはいなかったと、感謝や安らぎだと思っていたのが、それもまた恋慕だったと、今になって気がついたのです。

へ氏は、自分の言葉をずっと待っていたのに、死ぬ前に言ってあげられなかったと悔やみました。

へ・スは、ウクを抱きしめ、へ氏はきっとそんなウクの気持ちを分かっているだろうと言ってあげました。

 

スは、へ氏の居なくなった今、何をして生きて行けばよいのだろうと目的を見失ってしまいました。

部屋に閉じこもっていたスを慰めてくれたのは、ウン。

子供っぽいウンだけど、スを思いやる気持ちは人一倍持ってて、何とかしていつものスに戻ってほしいと思っているのです。

 

そんな時、突然、スに婚姻の話が持ち込まれたのです。

皇子たちは皆混乱しました。スが心配でなりません。

 

ソは、ぺクアからこの話を聞きましたが、へ氏一族の問題だからと口を挟むなと言いました。

でもね、相手が息子ばかりいる年寄りだと聞くと、話は別です。あまりにも不似合いな相手です。政略結婚にしても・・・ですね。

皇子たちは協力して、へ・スを逃がそうとしました。

 

ウクとウンが囮になって、追っ手を引きつけてる間に、ソとぺクアがスと共にどこかに逃げ出そうとしたんです。

でもね、行く手に待っていたのはジモン。皇宮の兵を連れ、輿を準備していました。

なんと・・・スの相手はワン・ゴンだと言うじゃありませんか

 

流石に、その場にいた面々は、皆驚きました。

スだって、寝耳に水です。婚姻の話だって突然なのに、相手が太祖だなんて・・・ねぇ。

そこに、へ氏の一族の者が駆け付けて来ました。

事情を問いただしたウク。

 

ウクの妻が亡くなった今、もうへ氏と皇室との縁が切れてしまったわけで。

へ氏としても、もう一度縁をつなごうと思ったわけです。で、ワン・ゴンの相手となったわけですが・・・。

万が一、これでスがワン・ゴンの子を身ごもる様な事になったら、ウクたち皇子とは後継者問題が絡む間柄となって来ますからねぇ。一族の者たちも、ウクにさえ事情を話せなかった理由がここにありました。

もう、これはウクが口を挟める問題ではなくなってしまいました。

勿論、他の誰も反対を唱える事は出来ません。

そんなことしたら、命にかかわります。

 

それを知ったスは、自ら馬を下りました。どうしようもありませんでした。

不安、不満に満ちた面々の表情。

ウクは特に切なげです。

スは、平気なフリをして、自分でどうにかすると言い、輿に乗り込みました。

輿の中で、スは自分に言い聞かせていました。しっかりしなきゃ・・・と。

 

スが連れて行かれたのは、皇宮の中にある茶美院というところ。皇族の心身の世話をするところなんだとか。

そこの長オ尚宮に、スは預けられました。

そしてもういきなり婚姻の準備が始められてしまったのです。

隙を見て逃げ出そうとしましたが、あっさり捕まっちゃったし・・・。

 

皇子たちは、ここに至っても、何か方策があるのではないかと、それぞれに動いていました。

ジョンは母ユ氏とファンボ氏に婚姻を中止できないかと頼みましたし、ウクも母ファンボ氏に頼みに来ました。

皇子たちのこの混乱ぶりを、二人の皇后は驚いたように見ていました。スと皇子たちの関係がここまで密とは考えていませんでしたからね。

普段冷静なウクまでもが、動揺しているのを見て、ファンボ氏は本当に驚いたようです。

だけど、誰にも止める事は出来なかったのです。

 

実は、ワン・ゴン自身、へ氏との婚姻だとは承知していましたが、相手がスだとは知らなかったのです。

まんざら知らない相手じゃないと言う事、それもあの幼いスだと分かり、流石に驚き、躊躇する気持ちはあったようです。

でも、これが当時の政治だったんですね。

婚姻の準備に向かいました。

 

その途中、ウクが廊下に跪いている姿に出くわしました。

「既に皇室の姻戚は多く、豪族の牽制が皇室を揺るがす中、又増やす理由を知りたいのです。」

生真面目なウクらしい止め方です。

「契丹との戦いを止めるのにへ氏が必要だからだ。」

と、ワン・ゴンの名分は明確でした。そして、お前が婚姻を止める理由は何だと反対に聞いたのです。

ウクが口ごもってると、そこにソがやってきました。

契丹との戦いを止める別の方法がある・・・と言いました。

でも、それはワン・ゴンにあっさりと却下されました。ソの考えはまだ父ワン・ゴンに及びませんでした。

そのまま、婚姻を続ける・・・とワン・ゴンが先を進むと、そこには婚礼衣装を着たスが。

スの横を通り過ぎた直後、物の割れる音が

 

なんと、スは、花瓶か何かを割り、その破片で自らの手頸を切ったのです

身体に傷のある者は、皇帝の妻にはなれないという規則があったのです。

私が、その名分を差し上げます・・・とスは言いました。

ワン・ゴン、驚き呆れましたが、一方で感心もしました。息子二人より、確実な名分だったからです。

婚姻は中止となりました。

 

ほっとしたスが意識を失いかけたのを見て、ウクが駆け付けて抱きとめました。

ソは、あまりにも大胆なスの行動に、言葉も出ずに立ちつくすだけでした。

 

皇宮の外でやきもきしながら待っていた皇子たちは、ウクがスを抱き抱えて出て来たのを見て、一斉に駆け付けました。

こんなにスは皇子たちに愛されているのですね。

 

スは、婚姻は中止になりましたが、ウクの家に戻る事は叶わず、そのまま皇宮内で手当てを受けました。

意識が戻ったスの傍にいたのは、オ尚宮でした。

 

スは高麗の事を夢みていました。

太祖ワン・ゴンの死、そして第4代王光宗のこと。何故こんなに光宗が気になるのか・・・と思うス。

それは光宗が兄弟と臣下を片っ端から殺したと言う史実があるから・・・。

光宗が誰なのか、それが気になったのです。

 

オ尚宮が治療を終えて部屋を出ようとすると、部屋の扉の外にはウクが。

心配でならなかったのです。

包帯の巻かれたスの手を取り、優しく言いました。全て終わった、大丈夫だ・・・と。

「情けない男だが、亡き夫人に祈った。スを返してくれたら、夫人に注げなかった情をスに償うゆえ、私を許してスを返してくれと。お前が陛下の妻になったら、一生私は自分を許せなかった。」

「二度と会えないと思いました。挨拶も出来ないま別れてしまったらダメな気がして・・・。それで・・・。」

と、スは泣きました。

ウクはそっとスを抱きしめ、もう二度と離さないと、言いました。

 

ワン・ゴンは、スを官婢にするつもりでした。

でも、ジモンが言いました。宮女にするのはどうかと。なんと、皇后たちがそう要望していると言うのです。

勿論それは皇子たちから頼まれたからです。

ワン・ゴン、そのあたりも承知でした。そんな事しそうにないソとウクまでもが、守ろうとしたわけですからね。

いったいスはどうしてそんなに皇子たちから慕われているのかと、不思議でなりませんでした。

決め手はオ・尚宮でした。ワン・ゴン、どうもオ尚宮とは何かありそうですよ。大きな信頼を置いているようですからね。

結局、スはオ尚宮の元に置かれる事になったのです。

 

皇子たちがスに会いに来ました。

皆、茶美院に行くスを見送りに来たって感じですね。

ソも来ていました。

 

スは、この仲の良い皇子たちの中から第2代、第3代王、そして第4代王光宗が出てくるのだと、不安に思いながら見つめていました。

まだ誰が光宗になるのか、スは知らなかったのです。

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