まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』4話まで

2016-11-25 22:59:13 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

 

ソは、破戒僧たちがいた寺の本当の主がユ氏だと知りました。

と言う事は、正胤ワン・ム殺害計画の裏にはユ氏がいると言う事です。

このままワン・ムたちに寺を捜索されたのでは、それが全て表沙汰になるのは間違いありません。

それを防ぎたかったのです。

ここまで冷たく扱われ、ないがしろにされて来たにもかかわらず、ソは母を求めているのです。

でも、ユ氏はソを褒める事も感謝する事もありませんでした。

「お前は恥じであり、傷だ。だからお前を送った。そのおかげでジョンを抱く事ができた。それについては礼を言う。」

なんてひどい言葉なんでしょう。

ユ氏にとっては、自分の愚かな行為の証拠であり、結果なのですね、ソは。だから、見たくないのです。

 

これで、ソが愛想を尽かして、ユ氏と決別するとか、復讐するとか言うのなら、まだ話は分かります。

でも、ソは違いました。

「今日を覚えておいてください。母上は私を捨てましたが、私は去りません。これからは私だけを見つめさせます。」

ソの目から涙がこぼれました。

自分を捨てた母の目の前で、母の想像を超えた人間になり、自分を捨てた事を後悔させるつもりなのか、はたまた、自分だけを必要だと考えを改めさせるつもりなのか・・・。

 

ソは、石積みの塚を壊しました。

母親が子供の幸せを願って積んだ石の塚なんて、彼にとっては偽善であり、こんな事をするより自分に謝ってほしいと思ったのです。

そこにスが来ました。

石を積もうと思ったようです。

 

荒れるソを見て、必死で止めました。ソが血まみれだとすぐに気付きました。

驚くスに、人を殺した血だ・・・と言うソ。

でもね、スは気付いたのです。興味本位で人を殺したのではなく、自分を守るため、大切な人を守るためにそうするしかなかったんだということを。

ウクが幼い頃からそうやって来たと聞いたばかりでしたしね。

この時代は、そう言う時代なんだと・・・。

「しかたないよね。生きたいと思うのは罪じゃないもの。皇子様の気持ちが分かるから。どんなに辛いか・・・。」

スの言葉が、ソの心に沁みて行きました。

 

ワン・ゴンに事件の報告が行われました。

賊は皆死んでしまい、証言を得る事は出来なかった。でもその寺の所有者は・・・とワン・ムが躊躇した時、ソが言いました。

「その寺の所有者はユ氏です。」

ユ氏とヨの顔が引きつりました。

ワン・ゴンは冷静に、正胤を殺そうとした黒幕はユ氏なのか?・・・と聞きました。

認める筈はありません。

ヨは、跪いて疑われるような事をしてしまったと詫びました。母は関係無い・・・と。

どうなるのかと思った時、ウクが跪き言いました。これは我々を仲違いさせるための罠です・・・と。

ソも、同じ考えだと言い、結局、その場ではユ氏が犯人だと断定される事はありませんでした。

でもね、ワン・ゴン、馬鹿じゃありません。だてに高麗を建国した人間じゃなかったんですね。

ちゃんと、ユ氏の仕業だと分かっていたのです。

でも事を荒立てても得策は無いと、ユ氏を責める事をしなかっただけなのです。

 

ソは最初よりずっと表情が柔らかくなりました。

スの無邪気で純粋な関わり方で、心がほぐれて行くようです。

自分の食事を運んでくれたスを、温かい眼差しで見つめていたし、重い食器が入った籠を、必死に運ぶスを見て、手伝おうと手を伸ばしかけたりしてました。

結局、手伝うタイミングが・・・ ソも、案外純粋なんです。

 

へ氏の体調は、ますます悪化していました。

ある夜、へ氏はウクに、第二夫人を迎えるか、自分と離婚してほしいと切り出しました。

妻としての務めを果たせない自分がこのままでは申し訳ないと言う事です。

それに・・・とへ氏は言いました。

「皇子様は私を恋慕していません。」

何も言えないウクです。

でもね、ウクにその気は無いのです。

 

スは、その話を聞いてしまいました。

へ氏の気持ちを考えると、居たたまれない感じでした。

 

ある日、スは、チェリンに、ソが以前温浴場で落とした髪飾りをこっそりと返して来てほしいと頼みました。

チェリンは気が進みませんでしたが、お嬢様の頼みです。断れませんでした。

で、ソの部屋で、どこに隠そうかとうろうろしていたら、そこにヨンファが。

驚いて髪飾りを落としてしまったチェリン。盗もうとしていたと疑われてしまったのです。

腕を縛られ、背中を打たれるチェリン。

気付いたスが止めに入りました。

 

またもヨンファと睨みあいです。

いくら、誤解だと言っても信じては貰えません。

だったら、自分を叩いてくれとスが言いました。ヨンファはそうしよう・・・とスを縛ったのです。

そこに、皇子たちがやってきました。

ウクやウン、ジョンたちも止めたいんだけど、立場的になかなか躊躇するところがあって・・・。

ヨンファは手加減せず、スを叩きました。

三度目に叩こうとした時、ヨンファの手を掴んだのは、ソ。

ウクも、止めようとしたんだけど、一歩遅かったね。

「その子は、俺のものだ。」

きゃぁ~っ

 

皆、あっけにとられてしまいましたよ。

スも、ウクも、そしてウンも・・・。

ま、これでその場は何とか収まりましたので、良かった良かった。

 

ウクは、ちょっとショックだったようです。

ソの言葉に深い意味は無いと分かっていますが、やはりスは渡したくないのです。

はっきりと、ソに宣言してました、自分のモノだと。

 

その夜、ウクはスに傷薬を持ってきてくれました。

スは叩かれた傷の痛みより、軽く扱われた事が辛いです・・・とスは言いました。

偉い親がいないと尊重されず、人が人を獣のように縛って叩くなんて・・・と。

「高麗は以前からそうですか?」

ウクは又々考えもしなかった事をスから問われ、一瞬戸惑いました。何の疑問も抱いた事は無かった筈ですからね。

そっと、スの肩に手を置き、謝り、約束する・・・と言いました。

「今後は誰にもスを軽く扱わせぬ。」

ウクへの想いが募って来たス。でも、このような想いを持つ事はへ氏を傷つける事だと、分かっています。

そっとウクの手から肩を外し、部屋に入りました。

 

ソに偶然会ったスは、“俺のもの”なんて言わないで・・・と口をとがらせました。

感謝するのが先だろ、助けたやったのに・・・とソ。

スが自分を怖がる事無く、対等な物言いをするのが、ソには心地よいようですね。

俺のモノじゃなくて、俺の女と言おうか?・・・なーんて冗談がソの口から出るなんてね。ま、本心もちょっとは入っていたと思うけどね。

 

ある日、いつものように街に出て喧嘩してた第14皇子のジョン。

彼に恨みを持つ男に拉致されてしまいました。

なんと、以前、その男に負けたジョンを見て、ユ氏が腹いせにその男の右腕を斬り落としちゃったんですよ

同じようにしてやる・・・ってな感じで、拉致したってわけ。

その様子を偶然目撃したスは、チェリンにウクを呼びに行かせ、自分は後を追いました。で、寸でのところで棒を持って乱入し、ジョンを助けたのです。

でもねぇ、相手は強いし人数も多くて。

あっという間に、ジョンはスを庇ってぼこぼこに殴られる始末。

 

そこにウク到着。

なかなかの腕前のウクが、やっつけてくれたと言うのに、すぐに加勢が来ちゃったよ・・・。

絶対絶命かと思われたその時、今度はソが登場。

ソの場合はねぇ。

存在そのものが恐れられてるから、姿を見ただけで、一味はちりぢりに逃げちゃった。

 

スが女だてらに飛び込んできてくれたおかげで腕を切られなかったと、ジョンは感動していました。

「お前が腕を救ってくれた事、覚えておく。お前の命は俺の命も同然だ。俺が死んでも助ける。」

スは、いっちょまえなそのセリフを聞いて、嬉しく思いました。

で、つい、現代風に感謝の意を示してしまったのです。

つまり、ハグ・・・です。

そんなの知らないジョンも、ウクも、ソも、驚いて目がまん丸ですよ

 

あ・・・と謝ったへ・スに、ジョンはすっかりな感じ。

これで一気にスを好きになってしまったみたい。元々嫌ってはいませんでしたけどね。

 

ウクは違いました。

チェリンから連絡を受けた時、もうスが心配で心配でたまらなかったのです。

なのに、あっけらかんと明るいスを見ると、自分の気持ちだけが募っているようで、悶々としちゃったのでしょうかね。

怒ってるようなウクに、スも戸惑っていました。

 

スの肩を強く掴んだウクは、その気持ちを告げました。お前を失うかと、もう会えないかもしれないと思うと怖かった・・・と。

スは驚きました。ただただ驚いたのです。

kissする・・・と思った時、チェリンやへ氏たち、家の者が駆け付けて来たのです。

未遂です・・・

 

ウクの様子がおかしいと思ったのは、へ氏。そしてヨンファです。

 

ジョンは、助けて貰ったにもかかわらず、やはりソに対して偏見を持っていました。これはひとえに母ユ氏と兄ヨの影響ですな。

皇子はその地位と同じくらい責任も大きいんだ・・・とソが注意しました。相手の男の腕をユ氏が切らせちゃったって事に何の責任も感じていないジョンを注意したんです。

そしたら、兄ぶって・・・とジョンは反感を持ってしまったのです。

現れるだけで、一味が逃げて行ったソが、同腹として恥ずかしい存在だ・・・なんて言っちゃった。

その言葉に怒ったソが、ジョンを殴った時、ユ氏がタイミングよく現れてしまいましてね。

ソを突き飛ばしましたよ。

流石に、助けてくれた兄に対してそれは・・・とジュンは思ったので、誤解だと言ったのですが、ユ氏は聞く耳を持ちませんでした。

 

その日は、スもウクも、そしてソも眠れない夜でした。

 

ワン・ムがソを都に住まわせたいとワン・ゴンに許可を貰おうとしました。

この時、ワン・ゴンはユ氏が先日のム殺害計画の黒幕だと承知している事を明かしました。

息子としても考えを聞きたかったようです。

ソは、ユ氏の息子でもなく、養子先の息子でもなく、単にワン・ゴンとワン・ムの部下として仕えたいと跪きました。

ワン・ゴンは、ソが都に住む事を許可しました。

 

ソは、スに、王宮に住む事になったと言いました。

そしたら、スは、もう食事を運ばなくて良いのねと、ほっとしたように言いました。

「どうか王宮では無難にお過ごしください。話す度、生かすだの殺すだの言わずに、言う事を聞かなくても睨まず、特に刀を抜くのは注意してください。人が作ったモノを簡単に壊さず、他にあるかな・・・。」

まるで母親か姉の様な言い方です。

呆れたように、ソが、もう止めろと言いかけると、スが続けました。

「良く食べて良く寝て。悪い夢はなるべく見ないように。」

初めて温かい忠告を聞いたのかもしれません。

じっと、スを見つめました。

「私は皇子様より自分の心が怖いです。自分の心なのにどこに向かうか分かりません。」

 

雪が降って来ました。

嬉しそうに手を差し伸べるス。

それを、じっと見つめるソ。

美しいシーンでした。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』3話まで

2016-11-25 15:32:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

                

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ソは、父ワン・ゴンからも大切に思われていないことを実感した直後だっただけに、怒りも募ったのでしょう。

刺客を逃がした女だ・・・とスを責めようとしました。

でも、ウクが刀を落としたので、一応、彼も怒りを抑えました。

 

スが殺戮を目撃した場所に行くと、死体はなくなっていました。でも、血しぶきがあちこちについていたので、確かにこの場で事件が起ったのは間違いないとウクもソも思いました。

 

スは、ほっとしたら涙がこぼれて来ました。

怖かったし、悔しかったし・・・というところでしょうか。ウクが慰めても慰めても泣けてしまったのです。

ウクは、そんなスを愛しげに抱き寄せ、気持ちを落ち着かせようとしました。

まるで子供のように泣くス。ウクは、妹のようにこの時は感じたのかもしれません。

 

ソの傷は、ヨンファが手当てしました。

ヨンファはソに思わせぶりな態度を取りますし、ソも、ヨンファの事を養家に居た時も、時々思い出していた・・・なんて言うくらいですから、ほのかな想いは抱いているのかもしれません。

この時はまだ・・・。

異母兄妹なのに?・・・と思いますが、高麗の時代、異母兄妹でも結婚は可能だったようです。

 

屋敷に戻り、へ氏に又々無謀な行動をたしなめられたへ・ス。

へ氏が心配しないように、ウクから言われてる手前、本当の事は話せません。適当に辻褄を合せておきました。

 

スの事で又迷惑をかけたと謝るへ氏に、ウクは気にしないよう言いました。

スを見ていると楽しい・・・と言いました。

他の者は、自分の前にくると辛い苦しいと言い、頼って来るが、スは違う・・・と。自分の力でやって行こうとする。

「その姿が楽しい。すっきりする。あの子に会うのが楽しみで。」

と、笑顔を浮かべながら話すウク。

へ氏は、そこに、想いを感じたようです。

 

手当てを受けたスが、自室に戻ろうとした時、またソと会ってしまいました。

一件の事を、何か覚えていないかと詰め寄りました。いきなり、スの顎を掴んで話せと言うんですよ。ま~乱暴

そこに、ウクが来て止めてくれなかったら、また大ごとになってたかも。

その時、スは思いだしたのです。

賊の中で一番偉い人は、毛皮を着ていたことを。

それを聞いたソとウクの頭には、ヨの姿が浮かびました。儀式の時、彼が毛皮を着ていたのを見てるからです。

「森で見た事は全て忘れろ。そんな男の事は全て消すんだ。」

と、ソ。

「そうだ。その方が安全だ。」

と、ウク。

 

「二度と俺の前に現れるな。」

ソが、スに向かって言いました。

もう我慢が出来ませんでした。振り向いたスは涙をためた目で言いました。

「私が何をしたの?殺そうとして置いて、黙ってろって?犬死なんて冗談じゃない生きたいのは罪なの?皆生きたいのに。何故私だけ殺すの?」

ソは驚いた表情です。こんなにはっきりと自分に抗議する女性なんて、見た事無かったでしょう。

 

ウクは、スの部屋にたくさんろうそくをともしました。明るくして寝なさい・・・と。

事件の事があるから、怖がってはいけないという配慮でしょう。

スは、反対にウクを気遣いました。自分の為に人を殺してしまったから・・・大丈夫かと。

そんな事、聞かれたことも、考えた事も無かったでしょうね、ウク。

11歳の時、初めて人を殺したと話ました。母と妹を守るために。自分が誇らしかった・・・と言いました。

でも、スは言ったのです。

「覚えているじゃないですか。忘れられなければ、心は辛いままです。無理して耐えているのね。」

心の奥底を言い当てられた感じだったのでしょうか。ちょっとびくっとしたようです。

「私は頼らないから心配しないで。私だけでも頼らなければ、皇子さまは楽かと。自分の力で生きられます。」

ついさっき泣いたばかりの女の子が、自分の力で生きられると明るく言う・・・。それがウクには新鮮で楽しくて愛おしかったでしょうね。

 

ワン・ゴンは、ムとソに事件について問いました。

結局、賊たちは皆死んでしまい、証言を得る事が出来ませんでした。

ワン・ゴンは、ソに、怪我はどうだと聞きました。

気にしてくれた事だけで、ソは意外の念を持ったようです。

そして、命まで危うくなるのにもかかわらず、立場を入れ替わった理由を問いました。

「15年前、正胤に命を救われました。」

と、答え、許してもらえるならば、都にとどまり、必ず犯人を捕まえて見せると言ったのです。

ワン・ゴンはそれを許しました。

ソ、嬉しそうです。

 

ソを除く皇子たちが揃って、お茶を飲んでいるところに、ワン・ゴンが来ました。

兄弟の仲が良いのを喜びました。

その時、ウンの顔にあざが出来ている事に気がついたのです。それが、スの仕業だと言う事を隠す事は出来ませんでした。どうも、宮中にも、その噂は伝わってしまってるようです。ワン・ゴンが知らないだけだったんですね。

 

で、スのところに、処分の通達があると言う知らせが入りました。

まさか、厳罰じゃないよね・・・と、スとチェリンはおろおろ。

でもね、やって来たのはウン。ほっとしたスたち。

自分が上手く事を収めたと胸を張って恩着せがましく言いましたよ。

ウンは、スのような女性、初めてでした。ま、この時代、誰も会った事無いと思うよ、あたしゃ

で、一度に好きになってしまったのです。

スは、ウンのもじもじした様子を見て、彼が口にする言葉をすぐに察しました。1000年経っても、同じ言葉を使ってるんだ・・・と変な事に感心したりしてましたよ。

 

第13皇子ぺクアは、絵を描くのが得意です。

街に出て、庶民の普通の暮らしを描きとめています。

その日も、民の生活をあれこれと描いていたら、喧嘩だ・・・という声が。

若い男が喧嘩をしていました。

勿論、それも見逃さず描いていたのですが、なんとそのうちの一人が第14皇子ジョンじゃありませんか。

ジョンも、ぺクアに見つかった事を知ると、その絵を取りあげようとしました。

やっぱり、皇子とすると、やっちゃいけない行動でしょうからね。証拠は無くしておかないと・・・ってとこでしょう。

 

ぺクアは、実はウクの妻へ氏のことを想っています。

結婚前からの知り合いのようで、想いもその頃からみたいです。

へ氏も、それは知っているんですが、彼女にとっては弟でしかないのです。

ぺクアも、充分へ氏の気持ちを知っていますから、傍で見守っているのです。

 

賊の遺体を調べたワン・ムとソは、それが破戒僧だと言う事を知りました。

密かに何者かが破戒僧を寺で匿い、暗殺者として育て上げたに違いない・・・と結論しました。

ソには、ヨが黒幕だと思えました。

で、ヨに詰問しました。

が、白状する筈はありません。

でも、ヨの反応を見た瞬間、黒幕は実母ユ氏だと、分かったのです。

勿論、ヨはそれを否定しました。

 

ある日、ウクは、寒波を受けて困っている村に食糧と衣服を届けようとしました。どうも定期的に行っているようです。

いつもはウクと使用人たちだけで行うのですが、今回はへ氏も同行しました。

スに背中を押されたのです。

スは得意のメーキャップ技術を生かし、へ氏を美しく仕立てあげました。

へ氏は身体が弱いと言う事で、常に控えめにしていましたが、流石に自分が見た事も無いくらいに美しく変身したのを見ると、心は浮き立ち、気分も明るくなりました。

そして、ウクと共に出かけたのです。

スも、そんなへ氏を見て、嬉しくなりました。

ウクも、美しい妻を見て、嬉しそうだったし、スの無邪気な振る舞いに影響を受け、笑顔が絶えませんでした。

 

帰りに、薬屋でへ氏の薬を調合してもらいました。

その時、スの首の傷に塗る薬も買ってくれました。

一人で塗ろうとしていたら、ウクが見かねて塗ってくれたんです。その時、初めてウクもスもお互いを意識したようです。

姉の夫と妻の妹・・・というのではなく、男と女として・・・。

 

ソが、賊をかくまっていた寺を突き止めました。

ワン・ムも共に出動する筈だったのかもしれませんが、ソが一人先に乗り込んだのです。

悪鬼のようなソです。

情け容赦なく、寺にいた破戒僧たちを皆殺しにしました。

そして、ムたちが到着した時、寺は炎に包まれていたのです。

 

ソは斬った僧たちの血を全身に浴びていました。

その血みどろの恰好のまま、ユ氏の元に姿を現したのです。

手には、血にまみれた剣を持っていました。

流石にユ氏も絶句しました。

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』2話まで

2016-11-25 10:03:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド本気の愛号 (COSMIC MOOK)
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危ないところを、ソに救われたへ・スですが、直後に、物か何かのように馬から落とされてしまいました。

ムッとしたへ・スは、ソに食ってかかりました。

「狭い道を走ったら迷惑でしょ。皆避けてるわ。人より車・・・いや、馬が偉いわけ?」

自分を怖がりもせず怒るへ・スを興味深げに見たスですが、馬をけしかけるようにして、何も言わずに走り去りました。

何よ、あれ・・・と怒るへ・スに、街の人は命があっただけでも良かった・・・と、第4皇子ワン・スだと教えてくれました。

 

ウクの家に、皇子たちが集まりました。

お茶を出すよう言われたスは、チェリンと一緒に出そうとするのですが、先日の温浴場での騒動があるので、こそこそ・・・。

それを、第10皇子ウンに見つかっちゃった。温浴場で鉢合わせした相手です。

覗き見したのはお前だろ・・・と言われ、否定。

間違いないと言われて再度否定した時、チェリンの持ってたお茶道具と当たって壊しちゃった・・・。

その隙に部屋を逃げ出したス。

それをまたウンが追って来て、スを探そうとしてるうちに、部屋をのぞいたら、そこではチェリンが着替え中。

騒がれたウンは、逃げ出しました。

でも、一部始終を見ていたスに呼びとめられて・・・。結局、謝れ謝らないの大げんかに発展。

取っ組み合いになっちゃった。

皇子と若い女性の取っ組み合いなんて、そうそうあるもんじゃないこの時代。

皇子たちとヨンファも出て来て、余計に大騒動に。だけど、皇子たちは面白がって見てましたね。

結果は、スの優勢勝ち。

ただ、トドメを刺す事はできませんでした。ソに止められましたから。

まぁとにかく、怪我をする前までのスとは別人の様な振る舞いに、へ氏もウクも戸惑ってます。

ソも、変わったヤツだ・・・ってな感じで印象に残ったようです。

 

へ氏は、スをたしなめました。

どんな理由があろうと、皇子の顔に怪我をさせた事は罪に問われるわけで。もしかしたら、ウクにまでおとがめは及ぶかもしれない・・・と。

石を積み上げた塚を見せ、これは親が子の為に祈りながら積んだ物だと話しました。

子供のいない自分が、これを積んだのは、へ・スの為だ・・・とね。母親のいないスのために、自分は母親の気持ちで積んだ・・・と。

ス、泣けました。現代に残る実母の事が思い出されて、恋しくて、そしてへ氏の心が温かく沁みて・・・。

 

ソは、自分から実母ユ氏に会いに行きました。

都に久々に戻ってきたので、挨拶をしようと思ったのです。いつまで待っても、ユ氏からのお呼びはかかりませんでしたからね。

でもね、そこでやはり屈辱的な対応をさあれました。

同腹の兄弟第3皇子ワン・ヨは母と一緒になって、ソを侮辱しまくり、第14皇子ワン・ジョンはそんな母と兄の態度に少々の戸惑いを感じています。ジョンも、ソについて悪い噂しか耳に入っていませんから、偏見があるのは確かです。

この家に戻って・・・とソが言いかけても、ユ氏は即座に拒絶。

養母に悪いではないか・・・なんて、見え見えの口実です。

ソは、少しあった期待も消えうせたでしょうね。

それでも、気を取り直してユ氏のために用意して来た髪飾りを懐から出そうとした瞬間、一瞬先にジョンが同じような髪飾りをプレゼントしちゃった・・・。

もうソは出せなくなってしまったのです。ユ氏がこれ以上ない様な愛情あふれる笑顔でジョンのプレゼントを喜ぶ姿を見た後ではね。

「兄上をあんな顔にしたのは、母上だと言う噂が・・・。」

と、ジョンが言いかけました。一瞬、ユ氏の表情がこわばりましたが、何も言いません。

ヨが即座にそれを否定しました。ヨは、知ってて母を庇ったの?それとも、知らないの?

あの現場には、ワン・ムしかいなかったのかな

 

ソは、ジムンに促され、温浴することに。

仮面を外し、浴場に入ったのですが・・・。そこに、スが現れた

スは、また外の温浴場からここに通じる通路を通って来ちゃったみたい。

二人ともびっくり

ソは、仮面を外した顔を見られた事が、いっそうショックだったみたいです。

「見た事を全て忘れろ。さもないと、お前も傷つけてやる。」

スの首を絞めながら、ソが言いました。

 

その時、ソは母へのプレゼントにする筈だった髪飾りを落として行ってしまいました。

 

スは、チェリンから、この時代は顔の美しさも地位と同じくらいに重要視されている事を聞きました。

だから、ソは実母からも疎まれ、養子にだされたのだ・・・と。

その偏見、現代娘のスには理解できませんでした。憤りを感じたくらいです。

 

正胤ワン・ムを暗殺しようと企んでいるのは、ユ氏とワン・ヨの親子でした。

ユ氏は、どうあってもワン・ゴン亡き後の王を自分の息子に・・・と考えているのです。

 

追儺の日が来ました。

皆、正装して儀式に臨みました。

特にユ氏なんぞは、これでもかってな感じに飾り立ててますよ。

一方、ウクとヨンファの母親ファンボ氏は、落ち着いた上品な装いでした。性格も対照的です。

敵意とか闘争心むき出しのユ氏に対し、ファンボ氏は争いを好まず、静かに落ち着いた暮らしを望んでいるようです。娘のヨンファは、そのような母がじれったく思っています。ヨンファは、兄ウクを王位につけたいと願っているのです。

 

この儀式で皇子たちは仮面をつけて剣舞を披露することになっていました。

事前練習では、ワン・ムは正胤としての舞を見せましたが、本番では、ソと衣装と仮面を取り変えました。

知っているのは、二人とジムンだけです。

 

儀式の舞が始まりました。

ワン・ゴンも、ファンボ氏も満足げに見つめていました。ただ一人、ユ氏だけは緊張していたでしょうね。

そして儀式が進んだ時、一団の賊が乱入して来たのです。

大混乱に陥りました。

 

皇子たちは、必死に賊と闘いました。

そのさなか、ワン・ムの衣装を着た者が斬られました。賊はその者を狙っていますからね。

「ムや

ワン・ゴンが叫びました。

トドメを刺されそうになった瞬間、別の皇子が防ぎました。

形勢不利と見た賊は、逃げ出しました。

 

慌てて駆けよったワン・ゴン、“ムや”と言いながら仮面を外しました。

現れたのは、ソ。

一瞬驚いたけど、すぐにムを探しました。怪我をしてるソには目もくれず。

ワン・ムは傍にいました。ソを助けたのが、ムだったのです。

その姿を見て、ワン・ゴンは初めてほっと吐息を洩らしました。

ソは、辛かったでしょう。父にも息子とは思われていない・・・と思ったかも。

 

ジムンが、大丈夫ですか?第4皇子さま・・・と言って初めてワン・ゴンはソを見つめたのです。

立ち上がったソは、声をかけたワン・ゴンに、賊を追う・・・と言ってその場を出て行きました。

 

がっくりと腰を落としたのは、ユ氏。

計画は失敗です。

 

街では、お祭りがおこなわれていて、スとチェリンは楽しく過ごしていました。

その時、ソが必死の形相で走って行く姿を、見たのです。

気になって後をつけると、竹林の中で、仮面をつけた一団がいるところに遭遇。

何だろうと近づこうとした瞬間、殺戮が

仮面をつけた者たちを、別の男たちが一斉に殺し始めたのです。一人、主導している人間がいるのも見ました。

 

恐怖に駆られて逃げ出したスは、賊の一人とソが睨みあってるところに出くわしちゃった。

賊は、スを人質にとりました。

首筋に刀を当てられ、少し切れました。

それを見たソは、反対にスを殺せと賊に言ったのです。人質の価値が無いと言う事ですね。

で、一瞬賊が怯んだ隙に、スが賊の手に噛みついて逃げ出しました。

次の瞬間、スが斬られそうになっちゃって。

危うし・・・と言う時、ウクが投げた短刀が賊に

 

もう少しで賊に白状させられたのに・・・と怒ったソは、スに剣を突きつけました。

それを、止めたのはウク。

関係無い娘だ、放せ・・・と。

「嫌だね。」

そう言ったソ。このセリフ、何度聞いても素敵ですイ・ジュンギssiの声のトーンとか、言い方とか、表情とか・・・。

あ・・・そう言えば、「W」でも同じような事を書いたところでしたね、あたくし

ドラマでは強く印象に残る台詞とかシーンがありますが、この作品ではこれまでのところ、このシーンでのソのセリフが、それです。

 

ソとウクとの三角関係が予想できるシーンですね。


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