まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『シグナル』10話まで

2016-11-20 14:13:32 | 韓国ドラマのエトセトラ

                

レビュー一覧は、こちらから。

 

長い期間に発生した連続殺人事件。

発生当初、犯人を逮捕していれば、その後の大量殺人は防げたわけで。警察の失態が明らかになります。

キム局長は一瞬自分のミスを感じたようですが、すぐにそれを避ける手立てを思いつきました。この事件を長期未解決チームに任せると言ったのです。

口では、これまでの活躍が理由だと言いましたが、自分がやりたくないと言うのが本音で、チームが失敗したとしても、それを理由に解散させればよいと考えたのです。

悪知恵だけは働きますな

アン係長は、少しずつキム局長から離れようとしているようです。彼にも警察官としての誇りとか使命感というのが甦って来たのかも知れません。

へヨンの意見にも賛同したりしてますからね。周囲も、それに気づいてます。もち、キム局長も。

 

事件発生時、チャ刑事はパニックになりながらも、ジェハンたちの事情聴取に応じました。

他の刑事はチャ刑事を労わり、優しく扱いましたが、ジェハンは厳しく追及しました。記憶が薄れないうちに・・・ということでしょうか。

 

彼女の供述で、捜査は開始されましたが、全然手掛かりは得られず行き詰まってしまうんですね。

で、結局、キム局長が打ち切りしてしまったと言うわけです。

 

へヨンはプロファイリングで犯人像を導き出しました。

まだまだプロファイリングということに懐疑的な刑事も多く、へヨンの性格もあってイマイチ受け入れられていませんでした。

が、へヨンも仲間と協力して捜査する事で少々尖りが減って来たようです。自分の意見はあくまでも参考意見であって、犯人とは全く違うかもしれない・・・と断って話し始めました。

それで、刑事たちも聞く気になったようです。

「死体の包み方や埋葬方法などから見て、犯人は几帳面な性格だと推測されます。身だしなみには異常なほど気を使い、家や職場も綺麗に整えているはず。遺体を包むためには、邪魔されない作業場所が必要です。庭の無い一軒家でしょう。庭があれば、そこに埋めるでしょうから。被害者に、年齢、外見、体形に共通点はありません。唯一の共通点は、差はありますが鬱状態だったということです。このような場合、犯人も被害者と同じで鬱傾向にある人物の可能性が高いです。」

 

この条件に当てはまる人物がいました。

ジヌ=イ・サンヨプssiという、コンビニ店員です。

彼は幼い頃、母親から虐待を受けていました。どうも母親も精神的に病んでいたようです。

自分が母親から受けたのと同じ事を、女性たちにしていたのです。

哀れです。

 

チャ刑事は、進まない捜査に責任を感じていました。自分がもっときちんと供述が出来ていれば、犯人は捕まっていたかもしれない・・・と思ったのです。

被害者が増えるなんてことは無かった・・・とね。

自分の記憶の中に隠されているヒントを探りたいと、自ら催眠療法を受けると言いだしたのです。

 

催眠療法を受けたチャ刑事。

へヨンやアン係長たちは、それを見守りました。

現場から逃げ出し、ジェハンに保護されるまでの記憶を思い出しました。でも、特に新しい発見はありませんでした。

もう一度受けると言うチャ刑事。

でも、へヨンもアン係長も反対しました。

辛そうでしたもんね。彼女の傷の深さを、皆実感しました。

被害者についてもっと詳細に調べた方が良いとへヨンは言いました。アン係長もそれに同意しました。

実は、被害者のうち、最後に発見された一人の身元がまだ分かってないのです。

 

その被害者の状態は、他の遺体と違う点がありました。

首を絞められたのも、ビニール袋の縛る場所も、後ろからだったんです。他は、皆顔の前から絞められていました。

つまり、この被害者は、顔を見ずに犯行に及んだと言う事です。

そして、骨には致死量じゃないけど多量の水銀が含まれていたのです。

 

無線がつながりました。

1997年のジェハンは、チャ刑事が襲われた後、犯人の家を特定しようと動いている時でした。

この事件がホンウォン洞事件なのかと、へヨンに確認しました。

へヨンは、そうだと答え、今自分たちも捜査中だと言いました。

まだ未解決だと聞いて、ジェハンは悔しい表情を見せました。チャ刑事の為にも逮捕したいのに・・・ですね。

一番下の刑事も殺されかけた・・・と聞き、へヨンはそれがチャ刑事かと問いました。

「チャ・スヒョンを知ってるのですか?」

 

ここで初めて、チャ刑事という共通の人物が傍に居る事を知りました。

一気に親しみが湧きますよね。

チャ刑事がチーム長になっていると聞き、一瞬でジェハンの顔がほころびました。

信じられません、今の半人前の姿を考えると。

でもね、嬉しかったのです。教え子の出世を知った教師ってところでしょうか。

「車の運転も出来ないようなヤツがチーム長とは・・・。今年一番のショッキングなニュースです。」

かなり辛かったようですが・・・とへヨンが言った時、うつむくチャ刑事の姿が頭をかすめたジェハン。

「乗り越えます。運転は下手でも根性はある奴ですから。」

その言葉を本人に伝えてください・・・とへヨンは言いました。チャ刑事がジェハンを慕っていたことは分かっていますからね。

 

ところで・・・とへヨンは言葉を続けました。

「気になりませんか?2015年、イ刑事は何をしているのか。」

「未来のことなんて知る必要ありません。もし2015年の俺が馬鹿な事をしてたら一発ぶん殴ってください。」

実は、イ刑事は・・・とへヨンが言いかけた時、無線が切れました。

まさか、言うつもりだったのでしょうか。失踪してる・・・と。何が事件があったに違いないから、気をつけるように・・・と。

 

2015年の捜査も、行き詰まっていました。被害者の周辺からも、何の手がかりも得られなかったのです。共通点も見つからなかったとか。

身元不明の遺体のみ特徴がありました。

後ろから袋をかぶせられ、後ろから首を絞められていた事。そして、この遺体だけ毛布に包まれていたこと・・・です。

犯人が、この人物にのみ感情を動かされたと読み取れるとへヨンは言いました。

だから、身元が分かれば、犯人に近づけるかも・・・と。

 

犯人は、被害者を監察していた風があります。同じように鬱かどうかは監察しないと分かりませんからね。

ある時、犯人ジヌの視線に気がついた女性がいました。ユ・スンヨン、セガン電球という会社に勤めていました。

水銀廃棄物の不法埋め立てで最近騒ぎになった会社でした。骨に水銀が多量に含まれていた事と繋がります。

スンヨンは、いつも立ち寄るコンビニの店員のジヌの視線にある時気付きました。自分の後をついてくるのも知っていました。

彼女は物凄く内気で人付き合いも苦手と来ていて、ジヌの視線に気づいていながらも、声をかける事は出来ないでいました。できればジヌから近づいてほしいと思っていたのです。

だけど、いつまでもジヌは声をかけてくれません。

ある雨の日、勇気を出したスンヨンは、ジヌに傘を差しかけました。

一瞬、拒否する姿勢を見せたジヌですが、同じ方向だからと傘をさしかけたままついてくるスンヨンを拒む事はありませんでした。

家までついて行ったスンヨンが、じゃぁ・・・と帰ろうとした時、ジヌが呼びかけました。

「ユ・スンヨンさん。」

何故自分の名前を知ってるのか?・・・と振り向いたスンヨン。

それがスンヨンの最後となったようです。

 

チャ刑事は、事件後無断欠勤が続いていました。

同僚たちは心配していましたが、どうすれば良いのか分からずにいたんです。

ジェハンがチャ刑事を訪ねました。

自信を失い、刑事を続ける意欲を失っていたチャ刑事。

でも、ジェハンは2015年にチーム長になってる事を聞いています。だから、励ましました。

刑事を続けろと言ったのではありません。

チャ刑事が捕まえたひったくり事件の被害者から、チャ刑事宛てにお礼の干し柿が届いてましてね。それを差し出しながら、言ったのです。

「誰だって刑事だって犯人は怖いし、逃げることだってある。でも仕方無い。誰かが犯人を捕まえないと。辞めても良い。よく考えろ。だけど先は分からないぞ。もしかしたらお前がチーム長になるかも。」

包みを開けると、中には干し柿が一個だけ・・・

おいおい・・・ですよね。

仲間が食べちゃったとジェハンが言いました。自分は食べて無いぞ・・・と言いながらも、甘かったって。

チャ刑事の表情が和みました。

 

チームは、身元不明遺体の身元を特定しようと動いていました。

で、へヨンは水銀を扱う工場の存在を知ったところから、行方不明になってる女性ユ・スンヨンの存在を突き止めたのです。

そしてDNAが一致しました。

スンヨンの私物に日記がありました。その内容と、家計簿の内容から、彼女が毎日のようにコンビニに立ち寄っていた事が判明。

住んでいた会社の寮付近のコンビニを当たりました。

そして、几帳面に商品が並べられたコンビニに行きあたったのです。既にその時、ジヌは勤務を終えて帰宅していましたが・・・。

 

チャ刑事は、昔の自分の足取りを追っていました。

現場に立ってみて、忘れていた事、勘違いしていた事に気がついたのです。

一旦逃げ出した彼女は、途中で電柱にぶつかって転び、方向を勘違いして、また来た方向に駆けて行ってしまったのです。

犯人のところに戻ってしまったということですね。

だから、次にぶつかったのが犯人で、その場で首を絞められて危うくなったんだけど、ジェハンの呼ぶ声がした事で、一命を取り留めたってわけです。

チャ刑事は、記憶を頼りに、逃げた道筋を探りました。

そして、一軒の家にたどり着いたのです。

ドアを開けるチャ刑事。

危ないよーっジヌは帰宅してる筈だよ

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『シグナル』9話まで

2016-11-20 11:14:11 | 韓国ドラマのエトセトラ
シグナル OST (2CD) (tvN TVドラマ) (韓国盤)
クリエーター情報なし
CJ E&M

レビュー一覧は、こちらから。

 

やっぱりアン係長の机でした。

一気に秘密の通信がばれるかと思ったら、アン係長の前では、ジェハンの声は聞こえる事はありませんでした。

その無線機がジェハンのモノで、15年前の失踪事件を捜査中、現場の近くで発見したとアン係長は言いました。

へヨンは知らなかったんですよ、それがジェハンのモノだとは。

それを何故お前が持っていた?・・・とアン係長が聞きました。

その言葉で、自分が監視されていた事に気付いたへヨン。

ジェハンとの関係を聞かれましたが、反対に問い返しました。調べてはいけない事でも?・・・と。

「ジェハン失踪事件に秘密などない。」

アン係長は、言いました。表情が怖いよね、秘密はあると言ってるような表情です。

そこの他の刑事が来たので、話は中途半端なままで終わりました。

無線機は、へヨンが持って行きました。

 

無線機を廃棄されるその日に自分が見つけたわけで。ジェハンからの呼び掛けによって・・・。

何故自分なんだという疑問が頭の中で回るへヨンでした。

これは全てジェハンの失踪事件に答えが隠されている・・・とへヨンは確信しました。

まずは、ジェハンに収賄容疑を仕立て上げた警察内部の人物の特定が必要だと考えたへヨンは、贈賄を証言した男を、アン係長の名前で呼び出してみました。

あっさりと出て来ました。

男にアン係長とその背後に居る人物について問いましたが、答えを期待したわけじゃありませんでした。男が、アン係長の名前を出すと疑いもせずに出てくると言う事は、ある意味信用している知己の間柄だと言う事です。それが確認できました。

 

ジェハンは一人でキム局長の事を調べていました。

様々な事件、それも大きな事件で便宜を図り、対価を得ているのが見えて来ました。

ジェハンのキム局長に対する反抗的な態度は仲間も手を焼いていました。きっと、心情的にはジェハンの味方なんでしょうが、仕事がやり難いのも事実です。

ちょっとうんざりな表情です。

 

ある日、チャ刑事は、日ごろのお礼だと言ってジェハンに映画のチケットをプレゼントしようとしました。

でもね、きっぱりと断られました。

「映画は見ない。」

無残に殺された愛する人が、最初で最後のプレゼントとして用意してくれていたのが映画のチケットでした。

結局、自分に渡す事無く死んでしまったわけで。

後日彼女の叔母から渡され、ジェハンは一人で映画を観に行ったのです。どうも明るいコメディだったのかな?

周囲の観客が大笑いする中で、彼一人暗闇に紛れて泣きました。大きな図体のジェハンが、子供のように泣きました。

おそらくそれ以来、映画は見ていないのでしょう。見る事がその思い出につながるので、見る事が出来ないんだと思います。

 

へヨンは、チャ刑事からジェハンについての情報を得ようとしました。

アン係長と同期だということは知ってますが・・・、セギュの事件の恩人だから、知りたいんです・・・と言いました。

言い訳に聞こえますよね。

これまでへヨンが調べた事件は、どれもジェハンが関わった事件だとチャ刑事も気づいていました。

アン係長からも、へヨンがジェハンについて調べていると聞いてますしね。

反対に探りを入れようとしましたが、へヨンはしらばっくれました。

で、チャ刑事がアン係長とジェハンが出会ったのは、インジュ市で1999年に起った女子高生集団暴行事件だと教えてくれました。

 

愕然としました、へヨン。

兄が関わった事件だったのです。主犯の一人だとされたようです。

数カ月少年院に入り、出所直後に自殺していました。

へヨンについて調べ始めたチャ刑事は、その事実を警察大学の知り合いから得ました。

ここでへヨンとジェハンの接点が初めて出て来ました。

 

突然チャ刑事の母親から電話が入りました。チャ刑事と連絡がつかないから・・・と言って。

家に泥棒が入ったみたいなんだけどと連絡して来たので、へヨンがとりあえず行って見ました。

ま、これは単にチャ刑事の甥たちが散らかし放題にやった後で事件性は全く無い事が分かり、一件落着。

へヨンを娘の相手に・・・なんて考えてる母親は、しきりとへヨンを引き留めましてね。片付けや力仕事を手伝ってる時、偶然、ジェハンの手帳を発見したのです。2000年のモノです。

持ち帰る事は出来ませんが、中に挟んでいたメモだけ持って来ました。

 

メモには、『1989年京畿南部事件 1995年大盗事件 1997年ホンウォン洞事件 1999年インジュ市女子高生集団暴行事件』と書かれていました。

前の二つはへヨンと共に解決した事件です。でも、ホンウォン洞事件は、検索しても一切データが出て来ません。

へヨンが考え込んでいる時、無線機がつながりました。

ジェハンは1997年にいました。前回の通信から2年が経っていました。

「ホンウォン洞事件の捜査中ですか?」

と、へヨンが聞きました。

でも、‘?’の反応です。まだ事件は起っていなかったのです。と言うか、まだ把握されていなかっただけのようです。

手帳に書いてあったとへヨンが言いました。

1997年のジェハンの手帳には、前の二つの事件だけがメモされていました。これから起こる事件だ・・・とジェハンは思ったようです。

 

ジェハンにとってはホンウォン洞という地域は管轄外だったようです。

で、さりげなく先輩に会いに行き、どんな事件が起っているかを調べました。

で、猟奇的な事件が起っていた事を知りました。頭にビニール袋をかぶせて殺し、遺体を袋で包む・・・なんてモノです。

一つの事件だとその時点では考えられていたのですが、別の地域でも同様の事件が起ってる事が分かりました。

ジェハンは連続殺人事件だと主張しましたが、またもキム局長がそれを認めず、ジェハン単独で調べる事になってしまったのです。

それをチャ刑事は傍で見ていました。

だから、こっそりと自分も協力し始めたのです。

 

それが、2015年の現在にもつながりました。

同様の状態で遺体が発見されたのです。

チャ刑事は、いつものように変死体が発見されとの報告を受けて駆け付け、その状況を知りました。

で、ホンウォン洞事件の捜査をチームに提案したのです。

初動捜査のミスで未解決のままだとか。

連続殺人事件の定義は、被害者は3人以上、犯行に冷却期があり時や場所が異なる状況下で殺害する・・・となっていました。

被害者が2人・・・となると、まだ連続殺人事件と断定するには早いとへヨンが言いました。

その時、チャ刑事が言ったのです。

「もう一人いたら?」

先日発見された遺体のことです。

 

チャ刑事とへヨンはアン係長に今回の遺体発見現場の山を捜索させてほしいと頼みました。

連続殺人事件の可能性が出て来て、他にも犠牲者が埋まってるかもしれない・・・と。

で、予想通り発見されましたよ、それも多数。

1997年の事件では、遺体は人目に付く場所に置かれていました。

でも、今回の被害者が失踪したのは2001年。遺体は埋められていました。方法が変わった・・・とへヨンは指摘。

それが何故なのか・・・と。

 

また、チャ刑事が白骨死体が出る度に調べに来ていると言う事をへヨンは聞きました。

探している死体の特徴が、ジェハンと被りました。

二人の関係が、気になり始めたようです。

 

ホンウォン洞事件について、チャ刑事がまだ何か知ってるように見えたへヨンは、それを問いました。

覚悟したような表情で、話し始めたチャ刑事。

チャ刑事が1997年の3人目の被害者だったのです。幸い生還できたけれど・・・。

 

チャ刑事は、密かに被害者の行動を辿っていたんですね。同じ状況下で。

で、犯人に捕まってしまったわけです。

でも、犯人がちょっと傍を離れた時、勇気を振り絞って逃げ出したのです。頭にビニール袋、腕は後ろ手に縛られたままの状態で。

彼女を発見したのがジェハン。

ジェハンは、チャ刑事が一人で捜査をしてるのを知り、すぐに帰宅するよう言って、捜査に戻っていたんですね。

署に戻ってみると、帰った筈のチャ刑事の姿が無く、家にも戻ってないと知り、慌てて現場付近に探しに戻ったんです。

 

警官と言えど、死が目の前に迫っていると言う状況に置かれ、おまけにそれが尋常じゃ無いやり方だったら、パニックを起こすのは仕方がありません。

ジェハンが落ち着かせようと彼女を力いっぱい抱きしめても、興奮が収まらず混乱の極みにいました。

その記憶は今でも彼女の中に残ってて、今回発見された遺体の写真を見ると、発作が起りそうになっていました。

 

結局、山で発見された遺体と昔のモノを含めると、9体。

犯人は今でも殺人を止めていなかったのです。

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