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ケトンは兄と一緒にユン・ドンソクの屋敷で暮らし始めました。
再揀択の知らせも届き、ケトンはどうすればよいのか、悶々としていました。
何より、フンがくれた求婚書の『恋』と言う文字の意味が気になっていました。
で、本人に聞くのが一番とばかり、コッパダンに行ったのですが、生憎フンは留守。
仕方無いのでヨンスに聞くと、“恋”と言う文字だと判明。
「誰かがお前に恋をしてるんだな。」
と、ヨンスが言い、ケトンは思わずにやけてしまいました。
そこに、フンが帰宅。
忘れ物を取りに来ただけだとケトンは言いました。
ケトンとすると、フンに行動してほしかったのです。恋してると言うのなら。
え求婚書を渡すってことが行動じゃないのかな
それに、何度も言ってるじゃん。ま、まわりくどい言い方ですけど。
済みません、ケトンの事になると、つい、突っ込みたくなってしまう私をお許しください。
ひとえに、スへの想いゆえです。
フンは、デートの申し込みをしました。
翌日、誰も知らない所に逃げようって。
何を着て行こうかと浮かれるケトンをムンソクが訪ねて来ました。
両班の服を着たムンソクを見るのは、ケトンは初めてでした。ムンソクも、こんなケトンを見るのは初めてでした。
それでも、やはり懐かしい思いがこみ上げてきます。
ケトン・・・と、優しくムンソクが呼びかけました。
「再揀択には必ず来てほしい。」
王様が眠れずにいる。王様は勿論、来なければユン大監もお困りになる。コッパダンもだ。
「お前が逃げたら、王様が黙っちゃいないぞ。」
スはそんな人じゃないわ・・・とケトン。
「スではなく、王様なのだ。」
王様はお前を傍に置くために全てを懸けた。お前ひとりに大勢の命が懸かっている。お前の選択じゃないが、王になったのも王様の選択ではなかった。
ケトン・・・一度だけ王様を助けてほしい。
いかん・・・泣けてくる。
翌朝、ケトンは明るい笑顔でフンに会いました。
海に行きました。
韓国ドラマ定番の別れの前のデートです。
左議政はジファからケトン兄の存在を聞きました。
ケトン兄がいれば、ケトンの素性を暴くことが出来ると気付き、行方を追いました。
あっという間に、ジュンが高値で買い取ったことを突き止めましたが、その先が分かりません。
で、ヨンスに調べるよう命じました。
ヨンスはチルノムと言う名前で処刑人でした。
と言うか、新人という立場でした。気の弱いヨンスは、いくら罪人とはいえ、人を切り殺すなんてこと、到底出来そうにありません。
逃げようともしました。
でも、彼が逃げたら、仲間を殺すと言われてしまい、身動きが取れなくなってしまったのです。
そして、とうとう初仕事の日が来てしまいました。
大きな剣を持たされ、罪人の後ろに立ちました。
罪人はまだ若い青年。必死に自分は無実だと叫び、命乞いしました。
ぶるぶる震えながらヨンスは立ちすくんでしまいました。
その時、処刑を急かす役人が、ヨンスの手を取って剣を振り上げさせようとしました。
パニックのようになったヨンスが、剣を振り回したため、その役人を斬ってしまったのです。
殺人を犯したというのは、これでした。
もう二度とその世界に戻りたくはありません。
考えただけで体が痒くなってしまうヨンス。
左議政の命令に従うしかありませんでした。
宮殿の通行証を渡されました。ケトン兄を宮殿に連れて来いと言うのです。
ある朝、使用人がフンにケトンからだと、小袋を渡しました。
ケトンの様子が変だと言いました。そして輿が来ていると。
中に入っていたのは、フンがケトンの手首に巻いてあげた兄の形見の飾り紐と手紙。
宮殿に行く決心をしたという内容でした。
フンは駆け出しました。
ユン・ドンソクの屋敷の角を曲がった時、彼の目に飛び込んで来たのは、輿に乗ろうとするケトンの姿。
フンは輿の前に立ちはだかりました。
「行くな。傍にいるんだろ?」
フンの声を聞いても、ケトンの決心は変わりませんでした。
散々悪ぶって酷い言葉を投げつけるケトン。
でも、フンは分かっていました。それが彼女の精一杯の嘘だと。
行かせたくありませんでした。
もう手遅れよ・・・とケトン。
輿が上がり、フンの横をすり抜けて行きました。
輿の中からケトンの泣き声が聞こえました。
フンも泣きました。
でもね、私は全然泣けなかった。
別れを決心したんだったら、もっと毅然としてほしかったよ、ケトンに。
まぁ、そういう性格設定なんでしょうが。